ハンドベル
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概要


マルマーク社(アメリカ)製
青銅製の鐘(キャスティング)とその中の振り子(クラッパー)、プラスチック製または革製のハンドルからなる。小さいもので約200グラム、大きいもので約8キログラムの重量がある。
音の出る原理はハンドルを握り、ハンドベル全体を振ることでクラッパーがキャスティングに当たることである。奏法は基本的な音の出し方であるリング、細かく振動させるシェイク、ベルを下に置いてクラッパーを持ち上げて弾くプラック、スポンジにベルを打ち付けるマルテラート、リングしたベルを体の後方へ降り下げたり上げたりするスウィングなどが挙げられる。他の楽器と組み合わせて演奏することもある。演奏者のことはリンガー、音の割り振りのことはアサイメント、演奏するグループはクワイアという。
ひとつのベルがひとつの音に対応するため、音階分のベルがそろっていなければ演奏できないが、5オクターブで約300万円と高価である。そのため、鉄または真鍮製の安価なものが日本で作られ、ミュージックベルと呼ばれる。また、これらとは別に、棒状をしているためベルとはいえないが、音色が近く、奏法がほぼ同じハンドチャイムという楽器(クワイヤチャイム、メロディチャイムなどの商品名がある)もあり、広い意味でハンドベルと呼称する場合もあるが、しかし、その場合でもクラッパーが前後以外の方向に動くものをハンドベルと呼ぶことは少ない。銅と錫の合金でできているため、素手で扱うとキャスティング部分が錆びてしまう。それを防ぐため、演奏時は必ず手袋を着用する。
