ヘキサカルボニルバナジウム
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ヘキサカルボニルバナジウム (英: hexacarbonylvanadium)、またはバナジウムカルボニル (英: vanadium carbonyl) とは、化学式が V(CO)6 と表される金属カルボニルである。反応性が高く、理論的、学術的に注目すべき性質を持つ。ホモレプティックな金属カルボニルでは珍しく、常磁性かつ単離が可能である。Mx(CO)y と表されるほとんどの金属カルボニルが18電子則に従うのに対し、V(CO)6 が持つ価電子は17個である[1]。
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| 物質名 | |||
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hexacarbonylvanadium(0) | |||
別名 バナジウムカルボニル | |||
| 識別情報 | |||
3D model (JSmol) |
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| ChEBI | |||
| ChemSpider | |||
| ECHA InfoCard | 100.039.928 | ||
| EC番号 |
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| Gmelin参照 | 3893 | ||
PubChem CID |
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| UNII | |||
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| 性質 | |||
| C6O6V | |||
| モル質量 | 219.00 g/mol | ||
| 外観 | 青緑色の結晶 黄色の溶液 | ||
| 融点 | 分解 | ||
| 沸点 | 50 °C, 15 mmHg(昇華) | ||
| 溶けない。 | |||
| その他の溶媒への溶解度 | ヘキサンに 5 g/L ジクロロメタンによく溶ける。 | ||
| 構造 | |||
| 直方晶系 | |||
| 八面体 | |||
| 0 D | |||
| 危険性 | |||
| 労働安全衛生 (OHS/OSH): | |||
主な危険性 |
CO供給源 | ||
| 関連する物質 | |||
| 関連物質 | ヘキサカルボニルクロム テトラカルボニルニッケル 塩化バナジウム(III) | ||
合成
反応
V(CO)6 は、熱的に弱いバナジウム錯体への前駆体として重要である。まずモノアニオン [V(CO)6]- へ還元してさまざまな V(-1) 化合物へ誘導できる。また、ホスフィンによる置換反応も容易であり、このときの生成物はしばしば不均化を起こす。
V(CO)6 は、シクロペンタジエニルアニオンと反応して橙色の錯体 (C5H5)V(CO)4(融点136 °C)を与える。イオン性に乏しい多くの有機金属化合物のように、このハーフサンドイッチ型錯体は揮発性である。かつては C5H5- の供給源として、C5H5HgCl が用いられた。

