バリサイト
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バリサイト(バリシア石、バリッシャー石、英語:variscite)は、水和リン酸アルミニウム鉱物(AlPO4・2H2O)である。比較的珍しいリン酸塩鉱物である。トルコ石と混同されることがあるが、バリッシャー石の方がより強い緑色である。緑色は、少量の3価クロム(Cr3+)が存在するのが原因である[4]。
| バリシア石 Variscite | |
|---|---|
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| 分類 | リン酸塩鉱物 |
| シュツルンツ分類 | 8.CD.10 |
| 化学式 | AlPO4·2H2O |
| 結晶系 | 直方晶系 |
| 対称 | Pbca |
| 晶癖 | 厚膜状、腎臓状 |
| へき開 | [010] perfect |
| 断口 | 貝殻状から多片状 |
| モース硬度 | 4.5 |
| 光沢 | ガラス光沢からワックス光沢 |
| 色 | 淡緑色からエメラルドグリーン(透過光中では淡緑色)、緑色、青緑色、黄緑色、淡茶色、淡黄色、稀に赤色、無色から白色 |
| 条痕 | 白色 |
| 透明度 | 透明から半透明 |
| 比重 | 2.57 - 2.61 |
| 光学性 | 二軸 (-) |
| 屈折率 | nα = 1.563 nβ = 1.588 nγ = 1.594 |
| 複屈折 | δ = 0.031 |
| 文献 | [1][2][3] |
| プロジェクト:鉱物/Portal:地球科学 | |
地質
バリッシャー石は、地表付近の環境で、アルミニウムの豊富な岩石と反応したリンを含む水が、直接堆積して形成される二次鉱物である[5]。団塊、空洞充填、地殻等に微粒状の塊として見られる。しばしばクランダル石の白い鉱物脈を含む。
1837年にアウグスト・ブライトハウプトにより初めてザクセン州フォークトラント郡プラウエンから記載され、発見地が属するドイツの歴史的地域フォークトラントの旧名であるヴァリスシア(Variscia)に因んで名付けられた。かつて、バリッシャー石は、ユタライト(Utahlite)と呼ばれていた。当時、トルコ石(turquoise)かバリッシャー石か判別のつかない素材は、"variquoise"として販売されていた。バリッシャー石に典型的に見られる色彩の範囲が評価され、近年では人気の宝石となっている[6]。
ネバダ州産出のバリサイトは、マトリックス中に黒い雲の素状の模様を含み、しばしばトルコ石と混同される。ここ数十年で、ネバダ州から産出したバリサイトの大部分は、ランダー郡及びエスメラルダ郡、特にカンデラリア丘陵に所在する鉱山由来のものである。
著名な産地として、ユタ州のルーシン、スノーヴィル、フェアフィールドがある。最近ではワイオミング州でも見つかっている。ドイツ、オーストラリア、ポーランド、スペイン、ブラジルでも産出する。