エル・モロ川やペルケラ川(英語版)などが湖に流れ込んでいるが、はっきりとした流出河川は無い。湖に入った水は、湖底に沈殿した土砂を通過し、断層が生じた溶岩岩盤にしみ出していると推定されている。バリンゴ湖は淡水湖であるが、これはケニアの大地溝帯ではナイバシャ湖とバリンゴ湖の2つしかない[1]。
バリンゴ湖は、大地溝帯の一部を構成している。湖の西側には、断層地塊と変成岩が持ち上がったトゥゲンヒルズ(英語版)がある。また、東側にはライキピア断層崖がある。湖に流入する水は、マウヒルズ(英語版)とトゥゲンヒルズから来ている。
バリンゴ湖にはいくつかの小島が存在し、その中でも最大のものがオル・コクエ島(Ol Kokwe)である。オル・コクエ島は、湖の北側にあるコロシ火山(Korosi)に関係した死火山であり、島内には複数の温泉や火山ガスの噴気孔がある。そのうちの数箇所については硫黄の沈殿物が堆積している。島の北東部端に近いソロ(Soro)の湖岸に沿って温泉群がある。
ホミノイドやホミニンの化石の発見をもたらしてくれる、考古学的に、また古生物学的に大きな意味を持つ場所があり、トゥゲンヒルズの中新世から更新世にかけての堆積シーケンスの中に存在している。
バリンゴ湖の近くにある主な街としてはマリガット(英語版)があり、カンピ・ヤ・サマキやロルク(英語版)といった小さな集落を含んでいる。湖周辺は、観光で訪れる人たちが増加している。また、イル・チャムス族(英語版)、レンディーレ族、トゥルカナ族(英語版)、カレンジン族(英語版)といった牧畜民族が広く住んでいる地域の南端に位置している。ホテルやキャンプ場といった宿泊可能な設備は、湖岸の中西部に位置するカンピ・ヤ・サマキの近くにある。カンピ・ヤ・サマキでは、オル・コクエ島への船を借りることができる。