バルティ人
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遺伝子
バルティ人で最も頻繁に見られるmtDNAハプログループは、隣接するチベット人集団のものと同じだが、バルティ人の男性で最も頻繁に見られるY染色体ハプログループは、イスラム教の導入により西からバルティスタンに入ったようである。バルティ語は最も保守的なチベット諸語の1つである[5]が、バルティ人の言語は、Y染色体ではなくmtDNAに対応しており、母系で言語が継承された顕著な例である[6]。
起源
言語
宗教
バルティ人は現在でも社会の中に、イスラム教伝来以前のボン教やチベット仏教の儀式に関する多くの文化的特徴を残しており、パキスタンにおいて独特の人口集団となっている[13]。

紀元後14世紀頃にミール・サイイド・アリー・ハマダーニーなどのスーフィーの宣教師らを通じてバルティスタンにイスラム教が伝わるまで、ボン教とチベット仏教がバルティ人の信仰する主な宗教であった。その後、ヌールバフシーヤ派がこの地域にイスラム信仰をさらに広め、17世紀末までにはほとんどのバルティ人がイスラム教に改宗した[14]。16世紀後半からバルティスタンにはシーア派が存在していたが[15]、19世紀から20世紀初頭にかけて、シーア派とスンニ派の宣教師がバルティ人の間で積極的に布教活動を始めた[16]。
バルティ人の約60%はシーア派のイスラム教徒であり、約30%がヌールバフシーヤ派を信仰し、10%がスンニ派である[3][14]。