バーガース渦
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流れ場
バーガース渦の流れは円筒座標系 で表現される。軸対称( に依存しない)を仮定し、軸に対称な滞留点のある流れ場を考える。
ここで は伸長度、 は循環である。最初の二式 により、流れ場は連続の式を満たす。 ナビエ–ストークス方程式の圧力項と外力項を無視した方位角方向の運動方程式は次のように表現される[3]。
ここで は動粘性係数である。 無限遠ではポテンシャル渦のような振る舞いをし、有限の場所では回転する流れとなるように、方程式は を満たすように積分される。この仮定により、軸上では すなわち が保証される。このとき解は
したがって渦度は非自明な 軸方向の成分のみ与えられ、以下のように表現される。
のための渦度方程式の3つの項によって直感的に流れ場を理解することができる。軸方向の速度 は渦の伸長によって軸方向の渦中心の渦度を強める。強まった渦度は動径方向に拡散しようとするが、 による動径方向の渦対流により拡散は阻止される。この3つの流れのバランスにより、定常的な渦場が得られる。
バーガース渦レイヤー
非軸対称なバーガース渦
非軸対称な流れ場の中では、非軸対称なバーガース渦が現れる。渦のレイノルズ数 が小さい場合の非軸対称なバーガース渦の理論は1984年に A. C. Robinson と Philip Saffman によって構築されたが[5]、1994年にはKeith Moffatt、S. Kida、K. Ohkitani によってレイノルズ数が大きい場合 の理論を構築した[6]。
渦のレイノルズ数を任意に設定した場合の非軸対称なバーガース渦は数値積分によって考えることができ、速度場は次のような形になる[7]。
ここで である。一般性を損なわないように 、 を仮定する。渦の断面は 平面上にあり、 方向に0ではない渦度成分が存在し、以下のように表現される。
軸対称なバーガース渦は を満たす場合であり、バーガース渦レイヤーは and を満たす場合である。