パン (撮影技法)
映像の撮影技法のひとつ
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概要
チルト

チルト (撮影技法)(英: tilt)はカメラポジションを固定しカメラを垂直に振るカメラワークである[1][5][6]。ティルト[5][6]、縦パン[7]とも。
チルトは広義のパンの一種である。カメラを上下どちらに振るかでチルトアップとチルトダウンに細分化される。見上げ・見下ろしの構図に使われるため頻出のカメラワークである。
チルトアップ
チルトアップ(英: tilt up)はカメラポジションを固定しカメラを上に振るカメラワークである[8][9]。パンアップ(P.U.)とも[8][9]。
チルトアップはチルトの一種であり、広義のパンの一種である。アイレベルから高い建物を見上げる、グランドレベルから立っている人の顔を見上げる、飛翔するロケットを目で追う、といった構図で用いられる。
チルトダウン
チルトダウン(英: tilt down)はカメラポジションを固定しカメラを下に振るカメラワークである[10][9]。パンダウン(P.D.)とも[10][9]。
チルトダウンはチルトの一種であり、広義のパンの一種である。アイレベルから足元を見下ろす、展望台から地面を見下ろす、谷底へ転落するボールを目で追う、といった構図で用いられる。
映り方

パンでは物体の位置が変動しかつ同一面が異なる大きさで映る(図参照)。
これはパンがカメラポジションを固定しカメラアングルを変えるカメラワークであることによる[1]。パンでは視点と対象がともに不動であるため投影線も不変であり、これにより物体の遮蔽関係は維持される[11]。図を例にとると、パンしても側面がみえるようにはならない。一方でアングルが変化することで投影面の角度が変化し、これにより同一面の投影サイズが変化する。
パンによる見え方の変化はカメラと対象の距離によって異なる。近距離(広角)ではフレーム内を物体が動くためにそれなりのパン角度を要するため投影面の角度が大きく変化し、対象内でも投影面との距離に差がつく。これにより対象の像が大きく変化する/歪む(図左)。一方で遠距離(望遠)では少しのパン角度で像がフレーム端まで動くため投影面の角度がほぼ変わらず、投影面との距離もほぼ変わらない。これにより対象の像は単に横へシフトしたように見える(図右)。
歴史
1900年のパリ万博において、エジソン・マニュファクチャリング・カンパニーより派遣されたジェームス・H・ホワイトは、120°ほどのパンニングを駆使した撮影に初めて成功し、この技法をPanoramaと命名する[要出典]。
