ヒメヒカゲ

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ヒメヒカゲ
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: 鱗翅目 Lepidoptera
: タテハチョウ科 Nymphalidae
亜科 : ジャノメチョウ亜科 Satyrinae
: ヒメヒカゲ属 Coenonympha
: ヒメヒカゲ C. oedippus
学名
Coenonympha oedippus
(Fabricius, 1787)
和名
ヒメヒカゲ
(姫日陰)
英名
The False Ringlet
亜種
  • C. o. annulifer(Butler)
    本州中部亜種
  • C. o. arothius(Okada & Torii)
    本州西部亜種

ヒメヒカゲ(姫日陰、学名Coenonympha oedippus)は 、タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科に属するチョウの一。本州(中部地方から中国地方)に分布し、2亜種に分けられる[1]

翅表面は一様に黒褐色。裏面は茶色地に、中央に銀紋を配した金環の蛇の目模様がはっきりと並ぶ。後翅裏面では前縁に1つ、外縁に沿って小大大小と4つの金環が現れ、地域によってはこの4連金環の内側に黄褐色の帯が並行にかかる個体群もある。また、メスでは前翅裏面にも外縁に沿って蛇の目模様が4つ並ぶが、オスではゼロから3つと変異が大きい。

本州中部亜種は小型でオス前翅裏面の蛇の目模様のない個体が多い。本州西部亜種はやや大型で、裏面の地色は暗くなる傾向がある[1]

近縁種にシロオビヒメヒカゲがいる。北海道にのみ生息し、斑紋はかなり異なるので区別は容易[1]

生態

主に乾性草原に生息するが、ゴルフ場の開発などによって絶滅に追い立てられている。成虫はあまり花は訪れない。

幼虫の食草はヒカゲスゲヒメカンスゲアオスゲショウジョウスゲなどのカヤツリグサ科植物、まれにススキ。卵は食草の葉や茎、あるいは食草付近に独立して産みつけられる。年1化性で成虫は6~7月にかけて発生。越冬態は3齢幼虫[1]

分布

ヨーロッパから東アジアにかけてユーラシア大陸中北部に分布する[1]

日本では生息地は局所的に分断されている。

本州中部亜種は群馬県長野県東部に分布していたが、群馬県からは1977年以降記録がない[2]

本州西部亜種は、本州中部から西部に分布し、中部(長野県、福井県、岐阜県、静岡県、愛知県)、近畿(三重県、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県)、中国(全県)、小豆島(香川県)の16府県に分布するが、近年の確かな記録は7県のみにとどまる[3]

種の保全状況評価

本州中部亜種C. o. annulifer

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本州西部亜種C. o. arothius

脚注

参考文献

関連項目

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