ビウィッチ
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戦績
ビウィッチは1945年にカルメットファームで生まれた。この年の同牧場の生産馬にはほかにサイテーション、コールタウンがおり、3頭全てが殿堂入りするという当たり年であった。
2歳4月にキーンランドでのデビュー戦を楽勝すると、2戦目では出遅れと直線での不利を克服して優勝。続くデビュータントステークスを8馬身差で圧勝し、ステークスウイナーの仲間入りを果たすと、ハイドパークステークス、ポリアンナステークス、アーリントンラッシーステークス、プリンセスパットステークスと怒涛の7連勝でワシントンフューチュリティーに臨んだ。ここで同厩のサイテーションとの対戦となり、結果は勢いに勝るビウィッチが1馬身差で勝利。サイテーションにとっては2歳時唯一の黒星となった。
続くメイトロンステークスでは1着入線も、進路妨害により最下位降着となってしまい、連勝は8でストップしてしまう。2歳最終戦となったフューチュリティステークスはサイテーションに雪辱を許し3着に敗れるが、この年の最優秀2歳牝馬に選出された。
3歳時はアッシュランドステークスに勝利した後、ソエで休養を余儀なくされるが、復帰後はモデスティーステークス、クレオパトラステークスと連勝し、シーズン最終戦となったアートフルハンデキャップにも優勝した。
4歳時は勝ちきれないレースを続けていたが、シーズン後半から力を出し始め、ミスティーアイルハンデキャップを勝つと、ビヴァリーハンデキャップでは当時のマイルの牝馬世界レコードで優勝。この後ベルデイムハンデキャップとレディースハンデキャップでは2着に敗れたものの、シーズン最終戦のヴァインランドハンデキャップを勝ち、この年の最優秀古牝馬に選ばれた。
5歳時は、ブラックヘレンハンデキャップに勝利。ビウィッチにとって最も長い距離の勝利となったが、全体的に精彩を欠いていた。同じ頃、ビウィッチの生産者であったウォーレン・ライトの訃報が訪れた。ライトは生前に「ビウィッチを賞金女王にしたい」という意向を示していたため、その意に従いビウィッチは翌年も現役を続けることになった。
そして6歳のラストシーズン。ヴァニティーインビテーショナルハンデキャップなど2勝をあげたビウィッチは、ハリウッドゴールドカップでサイテーションの2着となり、遂に賞金女王の座についた。このレースで燃え尽きたのか、後は5戦して5着が最高着順で、ワシントンパークハンデキャップを最後に引退した。引退後は繁殖牝馬となるが、子出しが悪く産駒は2頭にとどまり、いずれも競走馬になる前に死んでいる。
1959年に死亡した。
評価
主な勝鞍
年度代表馬
- 1947年 - 全米最優秀2歳牝馬
- 1949年 - 全米最優秀古牝馬
表彰
- 1977年 - アメリカ競馬名誉の殿堂博物館に殿堂馬として選定される。
- 1999年 - ブラッド・ホース誌の選ぶ20世紀のアメリカ名馬100選において第89位に選出される。
血統表
| ビウィッチ (Bewitch)の血統(テディ系 / Peter Pan 母内4x4=12.50%) | (血統表の出典) | |||
父 Bull Lea 1935 青鹿毛 アメリカ |
父の父 Bull Dog1927 青鹿毛 フランス |
Teddy | Ajax | |
| Rondeau | ||||
| Plucky Liege | Spearmint | |||
| Concertina | ||||
父の母 Rose Leaves1916 黒鹿毛 アメリカ |
Ballot | Voter | ||
| Cerito | ||||
| Colonial | Trenton | |||
| Thankful Blossom | ||||
母 Potheen 1928 青鹿毛 アメリカ |
Wirdair 1917 鹿毛 アメリカ |
Broomstick | Ben Brush | |
| Elf | ||||
| Verdure | Peter Pan | |||
| Pastorella | ||||
母の母 Rosie Ogrady1915 青鹿毛 アメリカ |
Hamburg | Hanover | ||
| Lady Reel | ||||
| Cherokee Rose | Peter Pan | |||
| Royal Rose F-No.8-c | ||||
外部リンク
- 競走馬成績と情報 JBISサーチ