ピペリン

From Wikipedia, the free encyclopedia

ピペリン
物質名
識別情報
3D model (JSmol)
ChEBI
ChEMBL
ChemSpider
DrugBank
ECHA InfoCard 100.002.135 ウィキデータを編集
EC番号
  • 202-348-0
Gmelin参照 341351
KEGG
日化辞番号
  • J4.701E
UNII
特性
密度 1.193 g/cm3
融点

130 °C, 403 K, 266 °F

沸点

分解

への溶解度 40 mg/l
エタノールへの溶解度 溶ける
クロロホルムへの溶解度 1 g/1.7 ml
危険性
安全データシート(外部リンク) MSDS for piperine
GHSピクトグラム 急性毒性(高毒性)
GHSシグナルワード 危険(DANGER)
Hフレーズ H301
Pフレーズ P264, P270, P301+P316, P321, P330, P405, P501
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。
☒N verify (what is チェック ☒N ?)

ピペリン (: piperine) は、アルカロイドに分類される有機化合物のひとつで、シス-トランス異性体カビシン(Z,Z体。シャビシンとも)とともに、ブラックペッパーの辛みのもととなっている成分である。この化合物は、伝統医学殺虫剤の用途にも用いられてきた。

1819年、ハンス・クリスティアン・エルステッドによって、Piper nigrumコショウ)の果実から最初に発見された[1]ヒハツ(Piper Lognum)とヒハツモドキ (Piper officinarum) [2]や、Piper guineense[3](西アフリカ産コショウ)にも含まれている。

ピペリンやカプサイシンの辛みは、感覚神経に発現している温度受容体TRPV1(TRPVイオンチャネルファミリーのひとつ)の活性化によりもたらされる。

ピペリンはまた、生体異物や代謝産物の代謝・輸送をつかさどるヒトのCYP3A4P-グリコプロテインのはたらきを阻害する[4]

ピペリンが、薬物代謝に重要な他の酵素をも阻害した動物実験の結果が報告されている[5][6]

薬物の代謝を阻害する働きにより、ピペリンはさまざまな化合物の生物学的利用能を向上させる可能性がある。ヒトクルクミンの生物学的利用能を2,000%まで向上させたという報告がある[7]

一方、薬物との相互作用が報告されており、多量に摂取すると健康被害が発生する可能性を否定できず、注意が必要とされる[8]

関連項目

Related Articles

Wikiwand AI