ファイテック

From Wikipedia, the free encyclopedia

株式会社ファイテック英語: Fitech Co., Ltd.)は、愛知県丹羽郡大口町に本社を置く、日本の消火剤・防災用品メーカーである。投てき型消火用具や林野火災用消火剤、ヘリコプター搭載型の消火剤注入装置などの開発、製造、販売を手掛けている[1]

本社所在地 日本の旗 日本
480-0132
愛知県丹羽郡大口町秋田三丁目101番地
北緯35度19分8.6秒 東経136度54分11.5秒
概要 種類, 本社所在地 ...
株式会社ファイテック
Fitech Co., Ltd.
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
480-0132
愛知県丹羽郡大口町秋田三丁目101番地
北緯35度19分8.6秒 東経136度54分11.5秒
設立 2010年10月18日
業種 化学
法人番号 3013301029712
事業内容 消火用品等の化学製品製造業、消防用設備の設計・施工・保守点検
代表者 代表取締役社長 林富徳
資本金 4800万円(2025年8月現在)
外部リンク https://fitech911.com/
テンプレートを表示
閉じる

概要

2010年10月18日に設立[1]。家庭用の簡易消火具から、林野火災や石油火災に対応する業務用・特殊火災用の消火剤まで幅広く開発している[2]。近年では、林野火災用消火剤「Forest Defender」および関連システムの開発に注力しており、同製品は陸上自衛隊に採用されているほか[1]JICAの支援事業としてカザフスタンでの普及が進められている[3]

2025年2月から3月に発生した岩手県大船渡市の大規模林野火災では、同社が開発した消火剤が現場へ提供された[4]。また、防災関連事業に加え、人工知能(AI)技術を活用した宅配ボックスのパスワード管理システム「Passluck」の開発も行っている[1]

沿革

2010年

  • 10月 - 東京都豊島区池袋にて株式会社ファイテックを設立(資本金1,000万円)。同日、M&Aにより旧ファイテックの事業を譲受[1]

2011年

  • 2月 - 投てき用消火用具「ファイテック」を発売[1]
  • 4月 - 名古屋市東区に名古屋営業所を開設[1]
  • 7月 - 天ぷら油用消火剤「箱のままいれるだけ」を発売[1]

2012年

  • 4月 - 資本金を2,500万円に増資[1]
  • 7月 - 林野火災用消火剤「FTL-04」を開発[1]
  • 9月 - 消防車用消火剤「FTL-05」を開発[1]
  • 12月 - 大規模石油火災用消火剤「FTL-06」を開発。ファイテック上海(飞泰克消防科技有限公司)を設立[1]

2013年

  • 2月 - カザフスタン共和国政府と契約を締結[1]
  • 4月 - 業務用フライヤー火災用消火スプレー「FRYING JET」を発売[1]
  • 8月 - 中国のレクサスへ標準搭載品として採用される[1]

2014年

2015年

  • 10月 - 投てき用消火用具がモンゴル政府に採用される。金属火災用消火剤「METAL KILLER」を開発、発売[1]

2016年

  • 6月 - 林野火災用消火剤「FOREST DEFENDER」を開発、発売[1]

2017年

2018年

  • 8月 - 鉄道インフラ向け自動消火装置「FTB-08」を開発、発売[1]
  • 11月 - ベトナム政府と契約を締結[1]

2019年

  • 3月 - 資本金を4,800万円に増資[1]

2021年

  • 6月 - 林野火災用消火剤「Forest Defender」およびヘリコプター用消火剤注入装置「FEI」が陸上自衛隊に採用される[1]

2023年

  • 7月 - 愛知県豊田市に豊田研究開発センターを開設[1]

2024年

  • 6月 - 日本火災学会の学会誌『火災』に、同社代表取締役の林富徳が共著者として参加した論文「林野火災における次世代空中消火システムの開発」が掲載される[5]

2025年

  • 2月-3月 - 岩手県大船渡市で発生した大船渡市山林火災に際し、林野火災用消火剤「Forest Defender」を寄贈[4][6]
  • 6月 - 小牧市消防本部へ消火剤を寄贈し、感謝状を受領[7][8]
  • 7月 - JICAの中小企業・SDGsビジネス支援事業において、「カザフスタン国森林火災の早期消火に資する消火剤」に関する事業が採択される[3]
  • 7月 - 同社発表によると、大阪・関西万博の運営参加サプライヤーとして参画[9]
  • 8月 - 宅配ボックスAIパスワード管理システム「Passluck(パスラック)」の一般提供を開始。[10]

主な事業・製品

消火・防災関連製品

投てき用簡易消火用具

火元に投げ入れて使用する簡易消火用具。家庭や店舗での初期消火を想定しており、中性の薬剤が用いられている[11]

Forest Defender

林野火災専用の消火剤。水で1%から6%の濃度に希釈して使用する[12]。2025年の大船渡市林野火災で提供された実績がある[4]

FEI(Fitech Easy Injection)

ヘリコプター用消火剤注入装置。空中消火活動の際に、機体の電源を利用して消火剤を散水用のバケツへ自動で注入する[13]。同社の発表によれば、防衛省の電磁干渉試験に適合している[14]

AI関連事業

Passluck(パスラック)

宅配ボックスAIパスワード管理システム「Passluck(パスラック)」の開発・提供を行っている。同システムは、宅配ボックスの暗証番号をAIが自動生成・管理し、配達員と受取人に異なるパスワードを発行することで、セキュリティの向上と利便性の両立を図るシステムである[15][16]。同システムは特許出願中である[1]

研究開発

林野火災の消火システムに関する研究開発を進めており、2024年6月には、同社代表が共著者として参加した論文「林野火災における次世代空中消火システムの開発」が日本火災学会の学会誌『火災』に掲載された[5]

社会貢献活動

2025年2月から3月に岩手県大船渡市で発生した大船渡市山林火災内閣府の『防災白書』において「平成以降の林野火災としては最大の延焼範囲」と記述[17])に対し、林野火災用消火剤「Forest Defender」を寄贈した[4]

2025年6月には、小牧市消防本部へ「Forest Defender」500リットルを寄贈し、同本部より感謝状が贈呈された[7]

本社・事業所

所在地

・本社

〒480-0132

愛知県丹羽郡大口町秋田3丁目101番地

・小牧営業所

〒485-0029

愛知県小牧市中央1丁目271 大垣共立銀行小牧支店ビル6階

・研究開発センター

〒470-0342

愛知県豊田市大清水町大清水57-11

脚注

外部リンク

Related Articles

Wikiwand AI