1ファラデーは、1 molの電子が持つ電荷(の絶対値)と定義される。言い換えれば、アボガドロ数個の電子の電荷、つまりアボガドロ数 NA mol と電気素量 e との積である。2019年以降、アボガドロ数と電気素量は定義定数であるので、
1 Fd = NA e mol = 6.02214076×1023 × 1.602176634×10−19 C = 96485.3321233100184 C
ここで NA に物質量の単位 mol を掛けているのは、国際単位系の下では NA は無次元数のアボガドロ数 6.02214076×1023 ではなく、物質量−1の次元を持つ物理定数のアボガドロ定数 6.02214076×1023 mol−1 だからである。
あるいは、電子の物質量あたり電荷 NA e(SI単位 C/mol)に、物質量 1 mol を掛けたとも言える。NA e は2つの物理定数の積であり、これもまた新しい物理定数のファラデー定数 F = 96485.3321233100184 C/mol となる。単位ファラデーとファラデー定数は(国際単位系での)値は同じだが、次元と単位が異なる。ファラデー定数を使えば単位ファラデーは次のように表せる。