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フィカス・ウンベラータ

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フィカス・ウンベラータ(羅: Ficus umbellata)は熱帯アフリカ原産のクワ科の常緑高木。

概要 フィカス・ウンベラータ, 分類(APG III) ...
フィカス・ウンベラータ
Ficus_umbellata_(jetalone)
幼木
分類(APG III)
界 : 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 core eudicots
階級なし : バラ類 rosids
階級なし : 真正バラ類I eurosids I
目 : バラ目 Rosales
科 : クワ科 Moraceae
連 : イチジク連 Ficeae
属 : イチジク属 Ficus
種 : フィカス・ウンベラータ F. umbellata
学名
Ficus umbellata Vahl
英名
heart-leaf tree fig
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概要

インドゴムノキなどと同じイチジク属の仲間である。独特の樹形とハート型の大きな葉が特徴で、観葉植物として人気が高い。日照と高温多湿を好み、夏期は戸外で管理が可能だが耐陰性もあるため通年室内で生育できる。耐寒性はなく冬期は室内で管理する(耐寒最低温度は摂氏5度)。

繁殖は挿し木または取り木にて行う。病害虫としてはハダニやカイガラムシなどがある。ハダニは乾燥すると発生しやすいため、時々葉水を与えて予防する。

特徴

葉

葉は大きく薄いハート型で、葉脈が明瞭に浮き出ており、これは装飾性ではなく、熱帯雨林下層の弱光環境に適応した結果である。林冠によって直射日光が遮られる環境では、限られた散乱光を効率よく受光する必要があり、ウンベラータは葉面積を極端に拡大することで光合成量を確保している。一方で葉が薄いのは、二酸化炭素や水分の拡散距離を短くし、低光量でも光合成効率を維持するためであり、この構造が「柔らかく軽い印象」を生んでいる。

新しい葉は色が赤みがかっており、生育すると薄緑色に変わる。日照が足りない葉は黄色みがかり落葉する。

樹液(乳液、ラテックス)

枝などを剪定すると、特有の白い樹液(ラテックス)が滲出する。この樹液にはゴム質やフェノール類が含まれ、昆虫や草食動物への防御、傷口の保護、病原菌侵入を抑制する作用などがある(この樹液に人間が触れるとかぶれることがある)。

花

フィカス属の花は外から見えず、果実の内部に隠れている。この構造は隠頭花序と呼ばれ、内部に無数の小さな花が存在する。受粉は特定のイチジクコバチによってのみ行われ、植物と昆虫がほぼ一対一で対応する高度な共生関係を築いている。ウンベラータも例外ではなく、本来の生息地以外ではこの送粉昆虫が存在しないため、観葉植物として育てられている個体が種子で繁殖することは非常に稀である。

由来

種小名 umbellata はラテン語: umbella 「日傘」により、独特の樹形を指したもの。

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