フィダキソマイシン
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- US FDA: Fidaxomicin
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| 臨床データ | |
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| 販売名 | Dificid, Dificlir |
| 別名 | Clostomicin B1, lipiarmicin, lipiarmycin, lipiarmycin A3, OPT 80, PAR 01, PAR 101, tiacumicin B |
| 医療品規制 |
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| 胎児危険度分類 |
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| 投与経路 | 経口 |
| ATCコード | |
| 法的地位 | |
| 法的地位 | |
| 薬物動態データ | |
| 生体利用率 | Minimal systemic absorption[1] |
| 消失半減期 | 11.7 ± 4.80 時間[1] |
| 排泄 | 尿 (<1%)、糞便 (92%)[1] |
| 識別子 | |
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| CAS登録番号 | |
| PubChem CID | |
| ChemSpider | |
| UNII | |
| KEGG | |
| ChEBI | |
| ChEMBL | |
| ECHA InfoCard | 100.220.590 |
| 化学的および物理的データ | |
| 化学式 | C52H74Cl2O18 |
| 分子量 | 1058.039 g/mol[2] g·mol−1 |
| 3D model (JSmol) | |
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フィダキソマイシン (INN: fidaxomicin) は、Clostridioides difficileを含むグラム陽性菌に対する狭域抗菌スペクトルを持ち、新たなクラスである18員環マクロライド系抗菌薬に属する最初の医薬品である[3]。開発コード名はOPT-80およびPAR-101。商品名はDificid、Dificlir。放線菌Dactylosporangium aurantiacum subsp. hamdenesisから得られる天然物である[4] 。
チアクマイシンB (tiacumicin B) とも呼ばれる。チアクマイシンBは、1987年に土壌細菌Dactylosporangium aurantiacumの主要な抗菌物質として単離されたが[5][6]、1975年にActinoplanes deccanensisから単離されていたリピアルマイシン (lipiarmycin A3)[7][8][9]、1986年に大村らによりMicromonospora echinosporaから単離されていたクロストマイシンB1 (clostomicin B1)[10][11]と同一化合物であることが明らかとなった。絶対立体配置は2005年にX線結晶構造解析によって決定された。
フィダキソマイシンは18員環マクロラクトン構造の母核を持つ。このアグリコンはグリコシド結合によって2つの糖部位と繋っている。
フィダキソマイシンは従来のマクロライド系抗菌薬と異なり経口投与してもごく一部しか吸収されず、ほとんどが消化管内にとどまるため、大部分が大便と共に排泄される。このようなこともあり、大便中への排泄率は約92 %と高い[1]。
また、抗菌薬であり、正常で健康な腸内フローラを形作る多種のバクテリアに対しては最小限の影響だけで、病原菌Clostridioides difficileを選択的に排除できることが証明されている。結腸における正常な生理的状態の維持はC. difficile感染の再発の可能性を低減できる[12][13]。
Optimer Pharmaceuticalsを買収したCubist Pharmaceuticalsによって市販されている。適応はC. difficile感染症の治療である。
作用機序
フィダキソマイシンは原核生物のRNA合成酵素の「スイッチ領域」に結合し、その動きを妨げる。スイッチ運動は、RNA転写の間中、特に転写開始時の二重鎖DNAが開く際に起こる過程であるDNA:RNAクランプの開閉のために重要である[14]。
フィダキソマイシンは、経口投与しても一部は胃酸によって分解され[2]、腸に達してもわずかしか体内へと吸収されない。したがって、経口投与においては消化管管腔にいる細菌に対しての効果を狙って投与される。その抗菌スペクトルは狭く、フィダキソマイシンはグラム陽性細菌、特にクロストリジアに対して活性を有する。C. difficile (ATCC 700057) に対する最小発育阻止濃度 (MIC) 範囲は0.03–0.25 μg/mLである。