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フェニトイン

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フェニトイン(Phenytoin)は、ヒダントイン系の抗てんかん薬の一種。日本では、アレビアチン、ヒダントールという商品名で発売されている。米国ではダイランチンなど。

ATCコード
法的地位
  • 一般: ℞ (処方箋のみ)
概要 臨床データ, 胎児危険度分類 ...
フェニトイン
フェニトインの構造式
臨床データ
胎児危険度分類
  • D
投与経路 経口
ATCコード
法的地位
  • 一般: ℞ (処方箋のみ)
識別子
CAS登録番号
KEGG
CompTox
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(EPA)
ECHA InfoCard 100.000.298 ウィキデータを編集
化学的および物理的データ
化学式 C15H12N2O2
分子量 252.273 g·mol−1
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フェニトインは過量投薬のリスクが高く、治療薬物モニタリングが必要である[1]。

1908年にドイツ人化学者のハインリッヒ・ビルツ(ドイツ語版)(Bilz. H.)により初合成された。[2]

静脈内投与に於いてはフェニトインをリン酸化させたホスフェニトイン(英語版)があり、経口投与が不可能または不適切である場合のてんかん発作の治療・予防のために使用される。フェニトインは静脈内投与時の局所刺激作用があるが、ホスフェニトインはこれを軽減することが期待される。日本においては、2012年に「ホストイン®静注750mg」として発売が開始された[3][4]。

適用

てんかん発作の内で強直間代発作や部分発作のみに有効であり、欠神発作、脱力発作、West症候群に対してはまったく効果がない。重積発作については、作用の発現が遅いため、ベンゾジアゼピンによる治療が失敗した場合に考慮される[5]。

脳腫瘍の切除手術の際に投与することで、手術後の1週間以内の痙攣の発生を抑制できる、という報告がある[6]。

乳児のてんかん発作に対しても使用されるが、2023年現在報告されている有効例は1例のみであり、比較対象となる報告が存在しないため有効性は決定的とは言えない状態である[7]。

作用機序

脳内の電位依存性ナトリウムチャネルを阻害しナトリウムの流入を阻止して神経膜を安定化し、活動電位伝播を遮断することで発作焦点からのてんかん発射の広がりを阻止する。[8]

薬物動態

消化管からよく吸収され、90%は血漿タンパクと結合する。半減期は24~40時間と長い。治療血中濃度は10~20μg/mLで、4~5日で定常血中濃度に達する。[8]主にCYP2C9による酸化代謝によって消失するため、CYP2C9の代謝阻害や誘導を引き起こす薬剤との併用には注意が必要である。[9]

副作用

用量依存性副作用

複視、眼振、めまい、運動失調、眠気、末梢神経障害、心伝導系障害・心不全、固定姿勢保持困難(asterixis)などがある。[10]

特異体質による副作用

皮疹、肝障害、汎血球減少、血小板減少、スティーブンス・ジョンソン症候群、中毒性表皮壊死症、薬剤性過敏症症候群などがある。[10]

長期服用に伴う副作用

小脳萎縮、多毛、歯肉増殖、骨粗鬆症などがある。[10]

出典

外部リンク

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