フォンティーナ

From Wikipedia, the free encyclopedia

分類 セミハード[1][2]
原料 牛乳
原産国 イタリア
フォンティーナ
Fontina
分類 セミハード[1][2]
原料 牛乳
原産国 イタリア
原産地 ヴァッレ・ダオスタ州
生産場所 酪農場、酪農工場
生産期間 夏から冬の終わり
形状 円盤状[3]
大きさ 直径30–45 cm
高さ7–10 cm
重量 800–1800 g
脂肪分 45%以上
表皮 淡い褐色、FONTINAの文字
黄褐色からオレンジがかった褐色[4][5]
熟成 3箇月以上
呼称統制 DOP (1996[6])
テンプレートを表示

フォンティーナ (イタリア語:Fontina[6]、フランス語:Fontine[7]) はイタリアで生産される、牛乳を原料としたセミハードタイプのチーズである。アルプスにあるヴァッレ・ダオスタ州で作られている。豊富に生えている牧草だけを飼料として与えることで、独特な香りを放つ最高のチーズが取れると言われている[8]。フォンティーナはヨーロッパの法律の下でDOPの認定を受けている。

名称の由来は諸説あり、山の牧草地の名前 “Fontin”、“Fontinaz” なる村の名前、あるいは人物の姓によるとされる[9]。記録に残るフォンティーナの初出は1270年のラテン語文書であるが、これはチーズではなく地名としての文脈で用いられたものであった[9]イソーニュ城英語版に残る1480年のフレスコ画にはフォンティーナのようなチーズが山積みになっている姿が描かれている(下図参照)[9]。確実にチーズとしてのフォンティーナの言及を確認できるものは1700年の資料まで待たねばならない[9]1996年EU原産地名称保護制度におけるDOP認定を受けた[6]。2016年にウォール・ストリート・ジャーナルが選んだA-to-Zのチーズ26選に取り上げられた[10]

生産

アオスタ渓谷で作られ、原料乳は1日2回の搾乳を行うが、それぞれを混ぜず殺菌もせず使う[10][11]。1年を通して作られるが、夏の間に最高では標高2500メートルにも及ぶ山で牛の放牧を行う[12]。このように夏場の6月から9月の間に牛を山で放牧して作られたものはアルペッジオと呼ばれ、至高とされる[3][1]。文字”FONTINA”を含むマッターホルンの組合のスタンプにより、アオスタ渓谷のフォンティーナであると確認できる[4]

味と食べ方

フォンティーナの中身の45%は乳脂肪である[13]。チーズの内部は淡いクリーム色で「目」と言われている穴がある[14][15]

土、キノコ、木のかおりがすると言われ、ロースト肉やトリュフと良くあう。 濃厚なうまみとともにナッツや蜂蜜の風味も感じられ、熟成により豊かでクリーミーな味わいが増す[13][3]

若いフォンティーナはとても柔らかく、よく溶ける[16][17]。熟成が終わる冬頃、チーズフォンデュ的な地元の名物料理、フォンドゥータに使うのが最もよい[18]。フォンデュータ・アラ・ヴァルドスターナ(イタリア語)もしくはフォンデュ・ア・ラ・ヴァルドテーヌ(フランス語)はフォンティーナに牛乳、卵とトリュフを混ぜた伝統的な料理である[19]。熟したフォンティーナはハードチーズになる[16]。テーブルチーズとして食べることもできる[15]。パン粥やポレンタに入れてもいいし、茹でたジャガイモと一緒にオーブンで焼いてみてもよい[1][3]。酒なら地元の白ワイン、ヴァッレ・ダオスタ (Valle d'Aosta) が合う[1]。野生のチェリーとトリュフの風味がする赤ワイン、ネッビオーロと良く合う[13]

イソニェ城の1480年のフレスコ画。右側のチーズは、フォンティーナの最古の描写であると考えられている。

派生製品

脚注

外部リンク

Related Articles

Wikiwand AI