フランス映画社
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1968年に設立される[4]。大島渚監督作品の輸出などを経て[5]、1976年に立ち上げたBOW(Best Of the Worldの略)シリーズを通じて、テオ・アンゲロプロス、ビクトル・エリセ、ジム・ジャームッシュといった監督たちの作品を日本に紹介する[6]。輸入した作品は160本以上に及ぶ[7][8]。また、日本人監督作品の海外配給も手がけた[9]。
BOWシリーズは、日本では無名の監督や大手配給会社が手を出さない名作、日本未公開の古典など隠れた傑作を紹介するシリーズで、初上映はフランス映画の「新学期・操行ゼロ」と「恐るべき子供たち」に決めたが、一般受けする作品でないため上映館が見つからず、演劇用の三百人劇場で公開したところ大入りとなった[5]。以降、「旅芸人の記録」「ミツバチのささやき」「ストレンジャー・ザン・パラダイス」「ベルリン・天使の詩」などのヒットにより、無名に近い海外の才能豊かな監督たちの名を広め、大手とは一線を画した単館ロードショーの上映スタイルを定着させた[5]。
1994年には映画会社として、第3回淀川長治賞を受賞した[10]。
BOWシリーズの30周年を迎えた2006年には、BOW30映画祭が日比谷シャンテシネにて開催された[11]。フランス映画社は1987年開館のシャンテシネ1のオープニング作品『グッドモーニング・バビロン!』をはじめ、多くの作品を配給し、当時のミニシアターブームの一翼を担った[12]。
一時は約7億円の年売上高を計上していたが、業績の低迷によって約1億円となり、事業規模を縮小[13]。2014年11月7日に自己破産を申請し、12日に東京地方裁判所から破産手続開始の決定を受けた[14]。