恐るべき子供たち
From Wikipedia, the free encyclopedia
あらすじ
「子供部屋」という閉鎖空間で狂信的な遊びに耽る姉弟、エリザベートとポールのもとに、ポールの憧れの対象であるダルジュロスに瓜二つの少女アガートが現れたことで、平穏だった共同生活に愛欲という名の毒が混じり始める。弟を支配し続けたいエリザベートは、ポールとアガートが相思相愛であることを知りながら卑劣な策略を弄して彼女を別の男と結婚させ二人を永遠に引き離そうとする。そして、ついに嘘が露見した瞬間に絶望したポールが猛毒を飲み、弟の死を悟った姉もまた部屋という名の舞台を完結させるかのように自らの命を絶つことで、誰にも邪魔されない残酷で美しい死の結合を完成させた。
日本語訳
- ※は電子書籍版も刊
- 東郷青児訳、角川文庫 1953年3月 ISBN 978-4041092460。度々改版※
- 鈴木力衛訳、岩波文庫 1957年1月 ISBN 978-4003256619。改版2011年12月
- 佐藤朔訳、「ジャン・コクトー全集3 小説」東京創元社 1980年。他に旺文社文庫、グーテンベルク21※(電子出版)
- 高橋洋一訳、求龍堂 1995年7月 ISBN 978-4763095244
- 中条省平・中条志穂訳、光文社古典新訳文庫 2007年2月 ISBN 978-4334751227
- 村松潔訳『恐るべきこどもたち』新潮文庫 2025年10月 ISBN 978-4102178027
映像化
- 1950年、ジャン=ピエール・メルヴィルによって『恐るべき子供たち』のタイトルで映画化された[1]。コクトー自身がナレーションを務めている[1]。