フランソワ・タミシエ
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タミシエ大尉は円柱-円錐弾の正確さを、円柱部に鋭い3条の溝(仏語:cannelures)を掘ることによって改善する特許(タミシエ・グルーブ)を1841年に取得した[1]。

球形弾はその対称性のために、効率は悪かったが空力特性は安定していた。しかしデルヴィーニュが開発した初期の円柱-円錐ライフル弾(椎の実弾)の空力特性は問題を抱えていた[2]。タミシエの改良によって、弾丸の重量中心より後部の空気抵抗が増加し、矢羽やバドミントンのシャトルコックと同様の理由で、安定性が増すことになった。このため、飛翔中の砲弾は安定し、有効性も大幅に増加した[1]。タミシエはデルヴィーニュが開発した弾丸を用いた実験を行い、弾丸の軌道に対する空気抵抗の効果を発見した[2][3]。
タミシエ・グルーブは円錐-円柱弾の効率を大幅に改善した。しかし、この方式では砲腔内の施条溝に弾丸を押し付ける力が不足するという問題を生じた。この問題を解決したのがルイ=エティエンヌ・トーヴナンが開発したステム・ライフルである[2]。この概念は、後のミニエー弾にも利用されている[1]。


