フランソワ・ヴェイエルガンス
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ベルギー・ブリュッセルのエテルベークにて、カトリック作家・映画評論家・出版人の父フランツ・ヴェイエルガンスと、フランス人の母ジャンヌとの間に生まれる。ブリュッセルのイエズス会系の学校を卒業したのち、1958年にパリの映画高等学院に入学、在学中は特にロベール・ブレッソンとジャン=リュック・ゴダールの映画にのめりこんだ。1961年より、モーリス・ベジャールを撮った作品を皮切りとして映画監督として活動、その傍らで『カイエ・ド・シネマ』などに映画評論を寄稿。
1973年には初の小説作品『道化師』を出版する。同作はジャック・ラカンの精神分析を受けた自身の体験をもとにした作品で、ラカンの虚偽を残酷に暴く作品だったとも評される[1]が、同年のロジェ・ニミエ賞を受賞した。
以後映画の仕事も続けながら小説作品の発表を続け、『端役たち』(のち『フランスの男たち、女たち』と改題)(1980年)でベルギー王立アカデミー・フランス語フランス文学賞、『コプト人マケール』(1981年)でドゥ・マゴ文学賞、『ボクサーの錯乱』(1992年)でルノードー賞を受賞、2005年には『母の家で過ごした三日間』で、同年のミシェル・ウエルベックの話題作『ある島の可能性』を押さえてゴンクール賞を受賞している。
2009年、前年に死去したアラン・ロブ・グリエのあとを受けてアカデミー・フランセーズ会員となった。
邦訳作品
- 『母の家で過ごした三日間』渋谷豊訳、白水社、2008年
小説
- 1968 : Salomé(サロメ)
- 1973 : Le Pitre(道化師)
- 1981 : en:Macaire le Copte(『コプト人マケール』)
- 1983 : Le Radeau de la méduse
- 1989 : en:Je suis écrivain
- 1992 : en:La Démence du boxeur(『ボクサーの錯乱』)
- 1997 : Franz et François(フランツとフランソワ)
- 2005 : en:Trois jours chez ma mère(『母の家で過ごした三日間』)