フリスキー・トム

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フリスキー・トム
ジャンル 固定画面アクション
対応機種 アーケード (AC)
開発元 ジョルダン
発売元 日本物産
デザイナー 佐藤俊和
小田恭司
本田光雄
人数 1 - 2人(同時プレイ)
発売日 日本 1981091981年9月
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フリスキー・トム』(Frisky Tom)は、1981年9月に日本物産から稼動されたアーケード用固定画面アクションゲーム

配管工のトムを操作し、ネズミを倒しながら破壊された水道管を修理し、浴槽に水を溜める事を目的としている。ステージクリア時には女性の入浴シーンが表示される。

1982年にバンダイから電子ゲームとして発売された他、1995年にゲームボーイ、2002年にPlayStationに移植、2003年には携帯電話ゲームとして配信された。その他、スーパーファミコンおよびPlayStation用ソフト『ニチブツアーケードクラシックス』(1995年)に収録された。PlayStation版は2007年にゲームアーカイブス対応ソフトとして配信された。

システム

本作は、配管工のトムを操作して、徘徊するネズミを倒しつつ、ネズミによって壊された水道管を修理していく内容となっている[1][2]

ネズミは5種類存在しており、水道管のジョイントを外す「かみつきネズミ」(オレンジ)や、ジョイントを地面まで運ぶ「かっぱらいネズミ」(黄色)、トムに直接攻撃を仕掛ける「いじわるネズミ」(青)、水タンクに爆弾を仕掛ける「バクダンネズミ」(紫)、爆弾の導火線に火をつける「火付けネズミ」(ピンク)がいる[1][3]。基本的に大体のネズミはトムが体当たりすることで叩き落とす(スコアも獲得、連続で落とすとコンボで増加)ことができる。

水道管が繋がり、一定量の水が風呂桶に貯まると女性の入浴シーンが見られる(後期バージョンでは女性が水着を着ている)[2][3]

クリア条件を満たさずにステージを終えるか、水タンクに仕掛けられた爆弾が爆発するとミスとなる[1]

バージョンがいくつかあり、クリア条件やミス条件などが異なるなど、別作品と言えるほど差異が大きかった。どのバージョンでも、残機がなくなるとゲームオーバー。

バージョンによる違い

前期バージョンでは、上の水を使い切るまでに下のタンクが満タンになるまでの量の水を溜めなければミスになる。下が満タンになるとBGMの変化ともに残機が増えるので、このあと上の水を使い切るまでにミスをしても、実質的に残機は減らない。また、パーツは下レバーで拾う必要がある(後期は自動で拾う)。

後期バージョンでは、少しでもよいので下のタンクに水が入った状態で上のタンクの水を使い切ればクリアとなる[3]。下のタンクにはボーナスポイントが表示されており、水が漏れて下のタンクまで水が届かない状態の間減り続ける[3]。タンクに水がまったく入っていない状態で上のタンクの水を使いきるとポイントは0となり、この場合にミスとなる。また、ネズミの性能も変更されており、「かみつきネズミ」はパーツを外すと一定時間ピンク色に変化して、下側にいる主人公に落下攻撃を仕掛けてくるようになり、ぶつかってしまうとミスになる[3]

どちらのバージョンでも、上タンクに仕掛けられた爆弾の導火線に点けられた火を体当たりで消せず爆発させた場合は、その場でミスになる。さらに、海外版ではプレイヤーに体当たり攻撃を仕掛ける赤いネズミが登場し、それによってもミスとなる。

移植版

タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 備考 出典
フリスキー・トム 日本 1982年
電子ゲーム バンダイ バンダイ 内蔵ゲーム -
ニチブツアーケードクラシックス 日本 199505261995年5月26日
スーパーファミコン 日本物産 日本物産 4メガビットロムカセット[4] SHVC-AACJ-JPN
フリスキー・トム 日本 199507141995年7月14日
ゲームボーイ 日本物産 日本物産 1メガビットロムカセット DMG-AFTJ-JPN スーパーゲームボーイ対応[5]
ニチブツアーケードクラシックス 日本 199512291995年12月29日
PlayStation 日本物産 日本物産 CD-ROM SLPS-00184
Major Wave シリーズ
アーケードヒッツ フリスキー・トム
日本 200207252002年7月25日
PlayStation ハムスター ハムスター CD-ROM SLPM-87118 [6][7]
フリスキー・トム 日本 200301272003年1月27日
mova504i専用
iアプリ
コナミ コナミモバイル・オンライン ダウンロード
(ゲーム発掘島)
- [8][9][10][11]
アーケードヒッツ フリスキー・トム 日本 200711282007年11月28日
PlayStation 3
PlayStation Portable
ハムスター ハムスター ダウンロード
ゲームアーカイブス
- [12][13]
フリスキー・トム 日本 202104152021年4月15日
PlayStation 4
Nintendo Switch
日本物産 ハムスター ダウンロード
アーケードアーカイブス
- 前期バージョン、後期バージョンを収録 [14][15][16]
電子ゲーム版
1982年にバンダイより発売。FL版と液晶ゲーム版の2種類で登場[2]
1987年公開の映画『男はつらいよ 知床慕情』にはFL版が小道具として使用された。
Atari 5200
1983年に開発されたがお蔵入りとなった。
ニチブツアーケードクラシックス版
ムーンクレスタ』(1980年)、『クレイジー・クライマー』(1980年)と共に収録。スーパーファミコン版は1995年5月26日、プレイステーション版(続編「Tom's Strike-Back」等を追加収録)は同年12月29日に発売された。
ゲームボーイ版
1995年7月14日発売。
PlayStation『Major Wave シリーズ』版
2002年7月25日にハムスターより発売。クレジット年号や「Tom's Strike-Back」も同時収録されていることから、PS版『ニチブツアーケードクラシックス』からの抜粋と思われる。2007年11月28日よりゲームアーカイブスで配信開始された。

開発

本作は日本物産10周年を記念して作られており[3]、開発はジョルダンが担当した[17]。 開発チームの中心には佐藤俊和、小田恭司、本田光雄らがおり、パズルゲーム的なシステムは本田のアイデアである[17]。 タイトル画面は小田が制作したものであり、ゲームにない仕様ではあったものの、日本物産側に気に入られて採用された[17]

本作の基板は富士通製のカスタムCPUを採用している[1]

本作は元々、覗きを題材とした「ピーピング・トム」として開発されていたが、イメージが悪いということで「フリスキー・トム」に変更された[17]。 本作の入浴シーンは、「ピーピング・トム」だったころの名残である[17]

評価

アーケード版に対する評価

パソコンゲーム誌の編集者である前田尋之の公式サイト「電脳世界のひみつ基地」においてライターの稲波は、アーケード版について、作りが雑だが、時代背景を考えると仕方のないことかもしれない」と述べている[3]。 稲波は、アーケード版の人気が長続きしなかったと指摘し、その理由として「慣れると単純作業になってしまうゲーム性」「後期バージョンで難易度が跳ね上がった上に、ご褒美画像の露出度を下げられた」ことを挙げている[3]。その一方で、稲波はアーケード版のヒットを見た日本物産が、アーケードゲームにお色気を取り入れることを思いついて、脱衣麻雀を作ったのではないかと推測している[3][注釈 1]

移植版に対する評価

評価
レビュー結果
媒体結果
ファミ通19/40点 (GB)[18]
ファミリーコンピュータMagazine16.6/30点 (GB)[19]
ゲームボーイ版

ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では、5・5・4・5の合計19点(満40点)[18]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通り、16.6点(満30点)となっている[19]

項目 キャラクタ音楽お買得度操作性熱中度オリジナリティ 総合
得点 3.02.82.72.82.82.6 16.6

脚注

参考文献

外部リンク

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