ブエノチキン
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歴史
アルゼンチンへの移民を経験した男性が、1970年代半に沖縄県に戻り、アルゼンチン料理を元に南米風の独自の味付けを考案し、沖縄県宜野湾市に店をオープンした[1]。店名と商品名の「ブエノチキン」はアルゼンチンの首都であるブエノスアイレスにちなんだものである[1]。
1982年に浦添市の支店を自営で食品販売をしていた幸喜孝英が譲り受け、のれん分けの形で持ち帰り専門店として開業したのが、本項のブエノチキンとなる[1][2][3]。なお、1982年は娘・朝子の生まれた年でもある[2]。当初は地元客を顧客として営業を行っていた[1]。
後に社長となる浅野朝子は、那覇市の広告会社に勤めていたが、会社を辞め2012年から父親の店を手伝うようになった[1][2]。その当時、クリスマスシーズンの繁忙期以外の店では閑古鳥が鳴いているような状態だった[2][4]。また、焼き上げるのに2時間近くかかるため、急に大量の客が来た場合などに売り切れとなって、販売機会を失うことも多かった[4]。
通販事業は既に行っていたが、ヨレヨレの袋やアルミホイルで包んでいたものだった[4]。浅野は、これをデザインされたしっかりとした包装箱に切り替える[4]。通販に力を入れたことで、クリスマスシーズンには注文は大量になったが、当時、浅野と両親の3人でやっていたため、両親は根を上げてしまい、製造スタッフを増やして、数多くの注文に対応できるような体制を整えていくことになる[4]。
浅野は店内にイートインコーナーを設け、2014年にはオンラインでの通信販売を開始した[1]。
2017年8月期に2700万円だった売上高は、2020年8月期に1億円を突破するほどの成長を見せ、同時に初の黒字となった[1]。新型コロナウイルス禍の影響が薄らいだ2022年9月期には1億4000万円まで売上高が増えている[1]。
2022年9月、浦添市内の新店舗に移転する[4]。
2023年時点では、1日の売り上げを約350羽の販売に絞っている[1]。これについて、社長の浅野は「たくさん売ると、忙しくて従業員から笑顔が消えてしまう」と話している[1]。