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ブラキトラケロパン

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ブラキトラケロパン(学名:Brachytrachelopan)は、アルゼンチン南部から化石が発見された、ディクラエオサウルス科に属する竜脚類の恐竜の属[1]。産出層準は上部ジュラ系のCañadón Calcáreo層である[1]。タイプ種ブラキトラケロパン・メサイ(Brachytrachelopan mesai)が知られており[1]、属名は「短い首のパーン」を意味し、種小名は発見者Daniel Mesaへの献名である[2]。なおMesaは羊飼いであり、化石を発見した当時は迷子になった羊を追いかけていた[2]。

Brachytrachelopan mesaiの復元図

属名が示すように頸部が短く、また頸椎の神経棘が発達していなかった[1]。推定全長は10[2] - 20[1]メートル。グレゴリー・ポールによる推定では体重約5トン[1]。Rauhut et al. (2005)は保存された神経棘とそれに対応するそれぞれの椎体とが高度に癒合していることを指摘し、また仙椎の椎体・神経棘・神経弓の癒合にも言及し、ホロタイプ標本が幼体でなく成熟個体であると主張した。このため、小型の体サイズは個体発生の程度によるものでない[3]。

Rauhut et al. (2005)によるブラキトラケロパンの記相では、個々の頸椎の前後長が後側における背腹高以下であることが記載された。共有派生形質としては、頸椎において発達した柱状のcentropostzygapophyseal lamina、神経棘が顕著な前傾を示して先端が椎体の前端よりも前に飛び出す中部頸椎、垂直の基部と前方に曲がった先端を持つ第1 - 第6胴椎の神経棘がある[3]。

分類

ブラキトラケロパン、アマルガサウルス、ディクラエオサウルスおよびヒトの体サイズ比較

ブラキトラケロパンは竜脚類のうち新竜脚類のディプロドクス上科ディクラエオサウルス科に属する[3]。27分類群と154個の解剖学的形質を用いたRauhut et al. (2005)による系統解析では、ブラキトラケロパンはディクラエオサウルス科の分岐群内において、南アメリカ大陸の下部白亜系から産出したアマルガサウルスでなく、アフリカ大陸の上部ジュラ系から産出したディクラエオサウルスとの姉妹群をなした。Rauhut et al. (2005)はこれに関し、南半球と北半球の大陸が中期ジュラ紀において分裂した後ディクラエオサウルス科において急速な進化的放散が起きたことを示唆するものであると結論した[3]。

以下のクラドグラムはTschopp et al. (2015)に基づき、推測されるディクラエオサウルス科の属の類縁関係を示す[4]。

ディクラエオサウルス科
 

Dyslocosaurus polyonychius

 
 
 
 

Suuwassea emilieae

 
 

Dystrophaeus viaemalae

 
 
 
 

Brachytrachelopan mesai

 
 
 

Amargasaurus cazaui

 
 

Dicraeosaurus hansemanni

 
 
 
 
 

古環境

出典

外部リンク

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