Wikiwand AI

プソイドペレチエリン

From Wikipedia, the free encyclopedia

プソイドペレチエリン
識別情報
CAS登録番号 552-70-5 チェック
PubChem 11096
ChEBI
特性
化学式 C9H15NO
モル質量 153.22 g mol−1
外観 無色(放置すると黄色に変色)
融点

54 °C, 327 K, 129 °F

沸点

40 °Cで昇華 (圧力:0.3 mmHg)

特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

プソイドペレチエリン(英語:Pseudopelletierine)はザクロの木の根皮から単離されたアルカロイドのうちもっとも含有量の多いアルカロイドである。そのほかのアルカロイドは少なくとも3種類以上あり、ペレチエリン (pelletierine, C
8
H
15
NO)、イソペレチエリン (isopelletierine, C
8
H
15
NO)、そしてメチルペレチエリン (methylpelleteirine, C
9
H
17
ON)である。それぞれ根皮1kgから1.8g、0.52g、0.01g、0.20gがとれる。

この化合物はトロピノンの同族体であり、グルタルアルデヒド (スクシンアルデヒドよりこちらの方が望ましい)アセトンジカルボン酸と塩化メチルアンモニウム(英語版)を使ってロビンソンのトロピノン合成に似た方法で合成できる[1]。この化合物はリヒャルト・ヴィルシュテッターによる10段階にわたるシクロオクタテトラエン合成の出発物質となる。この合成法は、酸化と何回かのホフマン脱離を経由する。

硫酸ペレチエリンはイラクでアメーバを駆除する薬として用いられる。この物質はストリキニーネのように覚醒反射を誘発し、サナダムシ類(多節条虫亜綱(英語版))や白癬菌、線虫などに有効である。木の皮から単離された単純な化合物が試験管内で、腸内細菌であるサルモネラ属によって引き起こされる腸チフス(英語版)やコレラ、単純ヘルペス、エイズやガンなどに有効であることが示されている[2][3][4][5]。

Related Articles

Timelines

Top Qs

Fact Checks