ヘルシンキ近郊列車

From Wikipedia, the free encyclopedia

計画線を含めた路線図
パシラ駅停車中のSm4(近郊用電車)
リーヒマキ駅停車中のSm5(近郊用電車)
空港駅停車中のSm5(近郊用電車)
Sm5の車内

ヘルシンキ近郊列車フィンランド語: Pääkaupunkiseudun lähiliikenne, スウェーデン語: Huvudstadsregionens närtrafik)とは、ヘルシンキ近郊で通勤輸送を行う列車の総称である。ここでは、近距離旅客輸送を行う線区とその列車系統について説明する。

ヘルシンキ近郊列車は1969年に運転を開始して以来、バス、ヘルシンキ・トラムと後に開通するヘルシンキ地下鉄と共に、ヘルシンキ首都圏の公共交通インフラを形成している。運行はVR Henkilöliikenne(VR旅客輸送部門)が担当している。ヘルシンキ首都圏地域協議会ヘルシンキ市交通局がバス・トラム・地下鉄の運行を行っているヘルシンキ、ヴァンターエスポーカウニアイネンキルッコヌンミケラヴァトゥースラの各自治体内では、各交通機関と近郊列車で共通の切符を使用することが出来る。

近郊列車は15系統に分かれ、G・M系統を除きヘルシンキ中央駅を起点・終点とする。

ヘルシンキ中央-レッパヴァーラ間、ヘルシンキ中央-ケラヴァ間ではSバーンや東京近郊の中央本線のように、長距離列車とは別の線路を使用する複々線区間となる。最も新しい線区は2015年7月1日に延伸開業したヴァンターンコスキ-空港-ヒエッカハルユ間で、それまでヘルシンキ中央-ヴァンターンコスキ間を走っていたM系統に代わりP系統が新設され、本線・ラハティ線系統を走っていたI系統は、P系統の逆まわり系統に変更された。

P・I系統が走るフオパラハティ-空港-ヒエッカハルユ間は近郊列車用の新規敷設区間で、1975年にフオパラハティ-マルティンラークソの区間が開業、1991年にヴァンターンコスキまで延伸された(当時はM系統を名乗っていた)。そして2015年7月1日には、ヴァンターンコスキから空港を経由してヒエッカハルユまでの区間が開業し、ヘルシンキ中央を起点としたラケット型の環状運転が開始された。P系統は、ヘルシンキ中央→ヴァンターンコスキ→空港→ティックリラ→ヘルシンキ中央と回る6の字時計回りの系統、I系統は、ヘルシンキ中央→ティックリラ→空港→ヴァンターンコスキ→ヘルシンキ中央と回る6の字反時計回りの系統となる。なお、空港駅は全線開業時にはオープンできず、少し遅れて2015年7月10日に開業した。

2019年12月15日から、交通実験としてM系統がトイヤラ〜ノキア間(タンペレ近郊列車)で運行を始めた。M系統は現在ヘルシンキ中央駅を発着駅としない唯一の系統である。交通実験は2022年まで実施される予定である。[1]

路線一覧

脚注

関連項目

Related Articles

Wikiwand AI