ベッドシート

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ベッドシート: bed sheet, bedsheet[1])あるいはベッドシーツ: bed sheets, bedsheets[1])は寝具として使用される長方形の布。日本では単にシーツと呼ばれる場合も多い。幅や奥行がマットレスよりも長く、マットレスベッドのすぐ上に被されて使用される一方、フトン毛布コンフォーター英語版などの寝具よりは下に用いられる[2][3][4]。(ペアで使用される場合が多く複数形で用いられる場合が多い[2]

一般的なベッドシート。

ベッドシートは多くの国々でペアで使用され、(ベッドシートのペアとしての)ベッドシーツは以下から構成される[2][4][5]

  • ボトム・シート: bottom sheet):マットレスのすぐ上に敷く。マットレスにフィットする形状または平らな形状のシート。
  • トップ・シート: top sheet):ボトム・シートの上に敷き、かつフトンや毛布、コンフォーターなどの寝具よりは下に用いられる。平らな形状のシート。

歴史

様々な色のベッドシート。

ベッドシートは何世紀にもわたり利用されてきた。「布の長さ」という意味を持っていた「sheet」という英単語は少なくとも13世紀の半ばには「ベッドの上に広げて使う長方形のリネンやコットンの布」という用法で使用されている事が確認されている[6]

マットレスにフィットする形状のベッドシートの発明はもっと最近の発明である。1950年代にアフリカ系アメリカ人であるバースァ・バーマンはマットレス全体にフィットする形状かつ、角にエラストマーを使用して外れないようにしたベッドシートの特許の申請を行った。さらなるベッドシートの進化はカナダアルバータ州のジゼル・ジュビンビルが深い面取りがポケットのような役割を果たす事やエラストマーによってマットレスにフィットする形状のベッドシートを生み出した事で起こった。ジゼル・ジュビンビルは1990年代に特許を取得し、直後に100万ドルで特許権を売却した[7][8]

種類

ベッドシートは主に「平らな形状のシート」と「フィットする形状のシート」に大別される。「平らな形状のシート」の方は単に長方形の布であり、マットレスの下に差し込まれるか、トップ・シートとして用いられる場合が多い。一方、「フィットする形状のシート」は4つの縫い合わされた角があり、エラストマーによってマットレスにフィットし、通常は前述のボトム・シートとして用いられる場合が多い[9]

材料と品質

伝統的な手動の織機で病院用のベッドシートを織っている織工。パキスタンファイサラーバードで2010年に撮影。

コットンやコットン主体の繊維(最も多いのがコットンとポリエステルのブレンド)が大半を占める。コットンはやわらかく吸湿性がある一方、ポリマーは耐久性とシワへの耐性を高める[10]。他にリネンシルクレーヨンリヨセルマイクロファイバーなどの繊維も用いられる場合がある[11]。リヨセル、レーヨン、リネン、ヘンプ、シルクなどは冷感を生み出すために使用される場合がある[12]

通気性英語版は材料や繊維の重さ、織り方によって変化し、パーケル英語版のベッドシートは非常に通気性が良いが、ポリエステルのベッドシートは通気性が良くない。一般的に重い繊維である程通気性が悪く、軽い繊維である程通気性が良い傾向にあるが、織り方によっても変わる[11][13]

洗浄

ベッドシートは一般的に1週間から2週間に1度程度の頻度で洗濯をすると良いとされている。これにより、ホコリやダニ、アレルゲン物質などの量を削減する事が可能である。ただ繊維によっても洗い方が異なる場合があるため、メーカーのガイドラインに従うと良いとされている[14][15]

脚注

関連項目

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