ベル-エバンス-ポランニー則は、ブレンステッドの触媒法則(英語版)により表された見かけ上の活性化エネルギーと自由エネルギーの線型関係を説明するために、ロナルド・パーシー・ベル(英語版)[1]と、メレディス・グウィン・エバンス(英語版)およびマイケル・ポランニー[2]によってそれぞれ独立に開発された。
このブレンステッドの触媒法則は1924年にヨハンス・ブレンステッドにより発表されていた[3]。
以下のような反応を考える。

反応系には、AB間の距離
とBC間の距離
の2つの自由度があるとする。
AC間の距離は次式のように一定であると仮定する。

AB結合が伸びていくと、系のエネルギーは遷移状態に至るまで増加していき、AB結合が切れる。
そして、BC間に結合が形成されるにつれ、エネルギーが下がっていく。
エバンスとポランニーは、反応物、遷移状態、生成物の関係を表す2つのエネルギー関数を、遷移状態で交差する2つの直線 (各々
、
の傾きを持つ) によって近似した。
AB分子のエネルギーは、結合長
の関数として次のように与えられる。

(1)
遷移状態において、
、
を満たすことから、

(2)
を得る。これを変形して、

(3)
となる。
BC分子についても同様に

(4)
となる。
反応全体のエンタルピー変化
は

(5)
と表せる。
式(3)を式(5)へ代入して整理すると最終的に
![{\displaystyle E_{a}={\frac {m_{1}}{m_{1}-m_{2}}}[\Delta H-m_{2}(r_{2}-r_{1})]}](https://wikimedia.org/api/rest_v1/media/math/render/svg/7a21dfd97f55d0bb923ab028db8f0905a9d171df)
(6)
を得る。
式(6)中の係数は上述のエバンス-ポランニー式における共通のパラメータ
に押し込めることができる。