ペンブルックプレイヤーズ
From Wikipedia, the free encyclopedia
ペンブルック・プレイヤーズ(Pembroke Players、かつては ペンブルック・カレッジ・プレイヤーズ)とは、1955年に創設されケンブリッジ大学ペンブルック・カレッジの学生により運営される、イギリス・ケンブリッジの演劇ソサエティ。ケンブリッジ大学ではもっとも活発なカレッジ演劇ソサエティで、毎年10から15のプロダクションやコメディーショーを企画・運営する。またケンブリッジ大学の演劇ソサエティとしては唯一海外公演を行っている。ペンブルックプレイヤーズは2005年には50周年を迎えた。
ペンブルックプレイヤーズは、クリストファー・レンが設計したことで有名なペンブルック・カレッジ・チャペルの自転車置き場に隣り合う、ルームF3で1955年秋に創設された。演劇に加えて、ソサエティの隠れた目的は当時男性のみであったペンブルック・カレッジの学生にケンブリッジ大学の他カレッジの女性と出会う機会を与えることにあり、最初のミーティングには5人のペンブルック・カレッジの学生の他、ニュー・ホール、ガートン・カレッジ、ニューナム・カレッジからも48人の学生が集った(特記すべきことに、この最初のミーティングは後に何件もの結婚に結晶した)。ソサエティとして最初のプロダクション、'Ring Around the Moon'(アヌイ原作)は、 雪が降る中1956年2月にブリンコ・グロゥヴで上演された(ちなみに、カレッジが£50まで損益を保証し、上演会場破損の修理費は£18であった)。
1955年には一学期中には1つか2つのプロダクションしか上演されず、せいぜい12人程度が関わっていただけだったが、それから50年たった今では状況が大きく異なる。ペンブルックプレイヤーズは、今では一学期に8つほどの演劇やコメディショーを上演している。その他にもジャパンツアー、毎年恒例のパントマイム、さらに現在は二人のヤング・ポエッツ・オブ・ザ・イヤーに選ばれた学生により組織される学生詩会が開催されている。[1]
ペンブルックプレイヤーズはまた数多くの有名な、一流の俳優やコメディアン、作家らを輩出してきた。1950年代、60年代の初期のプロダクションやスモーカーズ(コメディショー)の録音が存在しており、とりわけピーター・クック、ティム・ブルック=テイラー、ビル・オディー、エリック・アイドル、ジャーメイン・グリアとクライヴ・ジェームズらによるオリジナルの脚本やパフォーマンスが残されている。ペンブルックスモーカーズはイギリスを代表するコメディ集団モンティ・パイソンが初めて出合った場所でもある。また革新性はパフォーマンスに限られておらず、1970年のポスターはコンピュータを使用したアスキーアートの初期の作品を用いている。
ペンブルックプレイヤーズ・ドイツツアー
旧西ドイツでの初めてのツアーは1957年の夏に行われたが、それはペンブルックプレイヤーズの創始者の一人に、間違ってケンブリッジママーズ宛の手紙が届いたことが発端となった。その手紙は、ドイツのラジオ放送用に『ハムレット』の録音を依頼するものだった。ちょっとしたやりとりの後、ペンブルックプレイヤーズが代わりにそのツアーを行うことになり、ビーレフェルト、エッセン、デュッセルドルフとケルンで公演を行った。公演は「ブリュッケ」派の後援を受けて、ブリティッシュ・カウンシルのスピンオフとして、北西ドイツ放送(Nord West Deutsche Rundfunk)のために録音された。その後何度もツアーは繰り返され、直近の例は2005年のオスカー・ワイルド作『真面目が肝心』ツアーである。近年では、ドイツツアーに代わってジャパンツアーが行われている。