ホウ化オスミウム From Wikipedia, the free encyclopedia 斜方晶OsB2の構造。緑色がオスミウム原子でピンク色がホウ素原子 ホウ化オスミウム(Osmium boride、OsBx)は、オスミウムとホウ素の化合物である。最も顕著な性質は、非常に高い硬度である。オスミウム原子の電子密度の高さと、オスミウムとホウ素の間の強い共有結合により、超硬度材料になっていると考えられているが、まだ証明されてはいない。例えば、OsB2は、サファイアに匹敵する硬さだが、超硬度材料ではない[1]。 ホウ化オスミウムは、真空または不活性気体中で、有毒化合物である酸化オスミウム(VIII)の形成を抑えながら合成される。合成は、1000℃程度の高温下で、二ホウ化マグネシウムと三塩化オスミウムの混合物から行われる[1]。 構造 OsB、Os2B3、OsB2の3つの構造が知られている。最初の2つは、二ホウ化レニウムに似た六方晶構造を持つ[2]。OsB2も当初は六方晶構造であると考えられていたが[3]、後に斜方晶であることが分かった[1][4]。 出典 1 2 3 Cumberland, Robert W.; et al. (April 27, 2005). “Osmium Diboride, An Ultra-Incompressible, Hard Material”. Journal of the American Chemical Society 127 (20): 7264-5. doi:10.1021/ja043806y. PMID 15898746. ↑ M. Hebbache et al. (2006). “A new superhard material: Osmium diboride OsB2”. Solid State Communications 139 (5): 227-231. Bibcode: 2006SSCom.139..227H. doi:10.1016/j.ssc.2006.05.041. ↑ Kempter, C. P.; Fries, R. J. (1961). “Crystallography of the Ru-B and Os-B Systems”. The Journal of Chemical Physics 34 (6): 1994. Bibcode: 1961JChPh..34.1994K. doi:10.1063/1.1731807. ↑ Roof, R. B.; Kempter, C. P. (1962). “New Orthorhombic Phase in the Ru-B and Os-B Systems”. The Journal of Chemical Physics 37 (7): 1473. Bibcode: 1962JChPh..37.1473R. doi:10.1063/1.1733309. 表話編歴オスミウムの化合物Os(0) Os3(CO)12 Os6(CO)18 Os(0,I) Os3H2(CO)10 Os(I) OsB Os4H4(CO)12 OsI Os(II) OsB2 OsI2 OsSO3 OsSO4 有機オスミウム(II)化合物 Os(C5H5)2 Os(III) OsBr3 OsCl3 OsI3 Os(IV) OsBr4 OsCl4 OsF4 OsO2 Os(OH)4 OsS2 OsSe2 OsTe2 Os(V) OsCl5 OsF5 Os(VI) OsF6 Os(VII) OsF7 Os(VIII) OsO4 カテゴリ Related Articles