ホメオパシージャパン

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ホメオパシージャパンは、由井寅子が設立したホメオパシーで使う砂糖玉(レメディ―)、健康食品、化粧品等を販売する会社である。

1996年にイギリスで設立した会社が前身であるとされる[1]。1998年、福岡市中央区荒戸にやわらぎ株式会社を設立。1999年、ホメオパシージャパン株式会社に商号を変更。2000年に本社を東京都渋谷区に移転した。[2]由井寅子が設立した一連の団体はホメオパシー団体の中でもホメオパシージャパン系と呼ばれる。本記事ではホメオパシージャパンと関連団体について述べる。

関連組織

日本ホメオパシー財団

由井寅子が理事長を務める財団法人。2008年設立。「ホメオパシーの学術・研究・教育・普及・国際交流の向上・発展に関する事業を行い、国民の健康生活に貢献すること」を目的とするとしている。日本ホメオパシー医学協会(JPHMA)の運営をする。カレッジ・オブ・ホリスティック・ホメオパシー(CHhom)をホメオパス養成教育機関として認定している[3]

以下の民間資格を認定している[4]

  1. JPHMA 認定ホメオパス(同種療法士)
  2. ホメオパシックハーブ療法士
  3. フラワーエッセンス療法士
  4. JPHMA 認定アニマルホメオパス(動物同種療法士)
  5. ホメオパシー統合医療アドバイザー
  6. インナーチャイルドセラピスト[5]

プロフェッショナル・ホメオパスの認定を行い、合格者は「日本国憲法でも職業選択の自由として保障されているように、医療従事者・一般の区別なく誰にでも、プロフェッショナル・ホメオパスとして、これを生業とすることができる」としている[4]

日本ホメオパシー医学協会

日本ホメオパシー医学協会(JPHMA)は、1998年に由井寅子が設立した民間組織である。「日本におけるホメオパシー医学の正しい普及と発展のためにこれに関する知識と情報の交流ならびにその研究の推進を図るとともに国際協力に努め、広く社会に貢献する」ことを目指すとしている。[6]同じ住所に提携病院の医療法人社団豊受会豊受クリニック(院長:高野弘之)があり、全国に計10の提携病院がある。[7]

ホメオパシーを治療に取り入れている医大の准教授が、レメディーを患者に投与するのは医療行為だと指摘したが、ホメオパシー医学協会は、薬ではなく食品なので医療行為に当たらず、医師でなくても患者に投与できると異議を唱えた。[8]

日本ホメオパシーセンター

日本ホメオパシー医学協会管轄。センターは全国にあり、ホメオパスによる健康相談を実施。心や体の悩みを聞き、状態に合ったレメディーをホメオパスが選ぶ。「当センターでは自閉症多動性障害、慢性アトピー等、治癒が困難と言われている症状の改善例を多数持ちます」と述べている。[9]

日本ホメオパシーセンターでは、「ワクチンや健康においての真実や学び」の講師を養成する有料のワクチン講師セミナーを開催している。受講するとワクチン講師になれる。[10]

ホメオパシーとらのこ会

日本ホメオパシー医学協会の認定団体。1997年に発足。入会するとホメオパスの健康相談を受けることができる。[11]

カレッジ・オブ・ホリスティック・ホメオパシー

ホメオパシー総合医療専門校カレッジ・オブ・ホリスティック・ホメオパシーは由井寅子が学長を務める専門学校である。ホメオパシック・エデュケーション株式会社が経営する。「カレッジ」とあるが大学ではない。錬金術師パラケルススの『医師の迷宮』に触発され開校した[12]。ホメオパシー総合医療専門校の前身はロイヤル・アカデミー・オブ・ホメオパシー(RAH)。1997年創業、2008年設立。ホメオパシーを行う治療者の教育・育成・普及・啓蒙活動を行うとしている。代表取締役社長は小島洋子。[13]ホメオパシーと現代医学では症状へのアプローチが逆であり、独自の概念や用語を学ぶ[14]。レメディーの原材料の特徴や性質、それらの霊的本質、ホメオパシーの提唱者、ザムエル・ハーネマンの著作『オルガノン』の読解、マヤズム(ホメオパシーの独自用語)の理解と慢性病の治療、ホメオパシーによる霊魂の治療、ホメオパシーと同じ「類似の法則」の療法としてバッチフラワー、スパジリック、心理カウンセリング、インナーチャイルド・アダルトチルドレンの癒し、霊魂・精神への癒し以外に肉体への治療法としてヨガ体操、ハーブ療法、蒸し風呂などについて学び、現代医学も学ぶ[14]。コースは4年で、卒業すると日本ホメオパシー医学協会(JPHMA)の認定試験受験資格が与えられ、認定試験に合格するとJPHMA認定ホメオパス(同種療法士)という民間資格を得る[3][14]。卒業すると、他にもホメオパシー統合医療アドバイザー、ホメオパシックハーブ療法士、フラワーエッセンス療法士、JPHMA認定アニマルホメオパス(動物同種療法士)などの民間資格の受験資格が与えられる[14]

カレッジ・オブホリスティック・ホメオパシーは、ホメオパシーは医療行為ではなく、レメディーは砂糖玉や酒であって薬ではないため薬事法の適用外であるとしている[15]

ホメオパシー出版

平成27年設立[16]。ホメオパシーに関する書籍のみを編集・発行・販売する。由井寅子の著作、ホメオパシーの指導書、ホメオパシーの提唱者ハーネマンの著作、錬金術パラケルススの著作、水が記憶を保持できると主張したジャック・バンヴェニストを擁護する本、バイオダイナミック農法・人智医学(シュタイナー医学)とホメオパシーを融合させたスピリチュアル医療などルドルフ・シュタイナー関連書、バッチフラワー、シュスラーの生命組織塩、医療占星術、宝石療法、高次意識界、ワクチン批判、独自のアダルトチルドレン(インナーチャイルド)に関する書籍、サイエントロジー関連団体の関係者の向精神薬や精神医学を批判するDVD[17]などを出版・販売している。組織のホームページなどとは異なり、ホメオパシー出版の書籍では「放射能被ばくに対応する放射線レメディーとその使用法[18]」など、レメディーの種類ごとにどんな症状に効果があるかを解説している。

明治薬科大学防衛医科大学非常勤講師の澤元亙は、パラケルススやハーネマンの著作などを翻訳出版している。澤元によるパラケルススの翻訳本の監修は由井寅子。[19]

日本豊受自然農

農業生産法人日本豊受自然農株式会社は、2011年に由井寅子が設立した。ホメオパシー理論を応用した農薬・化学肥料を使わない「ホメオパシー自然農法」を行う。北海道と静岡に農場がある。[20]

論争

脚注

関連項目

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