ポルノクヌイ級揚陸艦
From Wikipedia, the free encyclopedia
| ポルノクヌイ級揚陸艦 | |
|---|---|
|
インド海軍のポルノクヌイ級(2016年) | |
| 基本情報 | |
| 艦種 | 戦車揚陸艦 |
| 建造所 | ポルノクヌイ造船所[1][2] |
| 運用者 | #運用国の項を参照 |
| 就役期間 | 1964年 - 就役中[3] |
| 建造数 | 107隻[3] |
| 要目 | |
| 満載排水量 | |
| 全長 | |
| 最大幅 | |
| 吃水 | |
| 主機 | ディーゼルエンジン×2基[1][2] |
| 推進 | 2軸[1][2] |
| 出力 | 4,000 bhp[1] |
| 最大速力 | |
| 航続距離 | |
| 搭載能力 | |
| 乗員 | |
| 兵装 |
艦により異なる (30mm機関砲、14.5mm重機関銃、140mm多連装ロケット発射機、SA-N-5艦対空ミサイルなど)[1][2] |
| 搭載機 | ヘリコプター甲板(輸出艦の一部)[1][2] |
| レーダー | |
ポルノクヌイ級揚陸艦(ポルノクヌイきゅうようりくかん、英語: Polnocny-class landing ship)は、ポーランドで建造された戦車揚陸艦の艦級[1]。「ポルノクヌイ級」はNATOコードネームであり、造船所の名称に因む[2]。ポーランドにおける計画名は770型で、のちに登場した改良型には771型、773型、776型といった名称が割り当てられた[1]。ソビエト連邦では本級を中型揚陸艦(SDK)に類別している[1]。
ポーランドのポルノクヌイ造船所を中心に107隻という多数が建造され、ポーランド海軍やソビエト連邦海軍をはじめとした多くの国で運用された[1][2][3]。

ポーランドのグダニスクにあるポルノクヌイ造船所(北方造船所とも表記される)が、ソビエト連邦海軍の協力を受けて設計した揚陸艦である[1][3]。設計は一般的な戦車揚陸艦(LST)形式で、艦首に観音開きの扉があり、揚陸時はここを開いてランプを展開するようになっている[2][3]。
設計は改良を繰り返しており、艦首扉や艦上構造物、マストの形状などに違いがある[2]。また、全長も初期型(770型)の73メートルから最終型(NS-722型)の88.6メートルまで、同じく満載排水量も770トンから1,410トンまでとサブタイプによりかなり差がある[2][3][4]。
揚陸艦としては180トン(770、771型)または250トン(773型)、290トン(NS-772型)の搭載能力があり、770・771型の場合は兵員約100名、装甲兵員輸送車6から8両を搭載できる[2][4]。
装備

武装に関してはサブタイプにより異なり、また艦によっても違いがある[1]。
一例として、770型の場合、65口径30ミリ連装機関砲または14.5ミリ連装重機関銃1基、140ミリ18連装ロケット弾発射機2基、SA-N-5艦対空ミサイル4連装発射機2または4基を搭載していた[2]。また、一部の770型は舷側から掃海用の電線を展張できるようになっており、揚陸地点付近の障害を除去できるようになっている[2]。
電子装備としては、各型とも「スピン・トラフ」捜索レーダーを搭載しているほか、改良型からは「ドラム・ティルト」射撃管制レーダーも搭載するようになった[2]。
サブタイプ
運用国
1964年から就役が始まり、計107隻が建造された[3]。最終艦は、2000年代に建造されて2002年5月にイエメン海軍で就役したNS-722型の「Bilqis」である[3][4]。国際戦略研究所の「The Military Balance 2025」によれば、2024年11月時点で3か国で8隻が現役である[6]。
現役
アゼルバイジャン - 2024年時点で、770型1隻と771型1隻を保有[7]。
シリア - 2024年時点で、771型3隻を保有[8]。
ベトナム - 2024年時点で、770型1隻と771型2隻を保有[9]。
退役

アルジェリア[1]
アンゴラ[2]
ブルガリア[10]
キューバ[2]
エジプト[2]
エチオピア[2]
インド[2]
イラク[2] - 湾岸戦争中の1991年1月末、軍港への爆撃を避けてイランへの脱出を図ったが、航空機による攻撃を受けて2隻が撃沈された[11]。
リビア[2]
ポーランド[2]
ロシア[12]
ソマリア[2]
南イエメン[2]
ソビエト連邦[2]
ウクライナ[13] - 「ユーリ・オレフィレンコ」。ウクライナ侵攻中の2023年5月31日、ロシア軍は空軍の高精度攻撃により「ウクライナ海軍最後の軍艦」である本艦を29日にオデーサ港で破壊したと発表した[14]。
イエメン[3] - 現役とする資料もある[4]。