ポール・ウィーガート
From Wikipedia, the free encyclopedia
ポール・アーノルド・ウィーガート(Paul Arnold Wiegert、1967年 - )はカナダの天文学者、小惑星の発見者である。ウェスタンオンタリオ大学の惑星力学グループの教授を務めている[1]。
ウィーガートは特異な軌道を持つ太天体について観測、理論的分類の両面から研究している。例としてキャリア初期の論文では[2]連星系であるケンタウルス座アルファ星の近傍を公転する未知の惑星について考察し、のちにこれを一般的な連星系の惑星軌道の安定性に拡張している。現在では連星系の太陽系外惑星の軌道力学はより普遍的なトピックになっている。
マウナケア天文台群のカナダ・フランス・ハワイ望遠鏡などを用いて多数の小惑星を発見しており、2026年3月時点で小惑星センターは2003年から2012年の間に発見された535個の小惑星番号が登録された小惑星の発見者をウィーガート単独にクレジットしているのに加えて、共同発見者として205個にクレジットしている[3]。彗星も1個発見しており、周期彗星として351P/ウィーガート・パンスターズ彗星と名付けられている[4]。自分で天体を発見する以外にも、その他の研究として太陽系の小惑星の軌道特定がある。一例として小惑星(3753) クルースンの軌道を解析し、この天体が地球に対して特異な馬蹄形軌道をとる天体であることを見つけた[1][5]。
またウィーガートは2004年に金星の準衛星である(524522) Zoozveを発見したチームの一員でもある。これは発見画像が撮影された2年後に見つかった[6][7]。
小惑星帯の比較的外側を公転する小惑星の1つ、(15068) ウィーガートはウィーガートにちなんで命名された[1]。