マイナンバーカード対面確認アプリ
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| 開発元 | デジタル庁 |
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| 初版 | 2024年8月20日 |
| 最新版 |
2.0.0
/ iOS 2025年8月5日 Android 2026年1月23日 |
| 対応OS | iOS 16.0以降, Android 11以上 |
| 対応言語 | 日本語, 英語 |
| 種別 | モバイルアプリ |
| 公式サイト |
services |
マイナンバーカード対面確認アプリ(マイナンバーカードたいめんかくにんアプリ)とは、マイナンバーカードのICチップの内容を読み取り、その内容を表示し、店頭や窓口など対面の場でマイナンバーカードの真贋を確認するモバイルアプリケーション。
実物カード、「iPhoneのマイナンバーカード」、双方の対面確認に対応している。
マイナンバーカードは、券面の内容をICチップ内へ収容している。ICチップ内へ収容された券面内容は「券面AP」を介し、照合番号B(生年月日(年は下2桁)6桁 + カード有効期限の年4桁 + セキュリティコード4桁の計14桁の数字)[1][2]を用いることで、暗証番号不要で照会することができる。
地方公共団体情報システム機構 (J-LIS) は、マイナンバーカードの発行開始当初より、照合番号Bを用いてICチップ内容を照会・表示するWindows用のソフト「個人番号カード対応版券面事項表示ソフトウェア[3]」を無償提供していた。しかし、PC専用ソフトであること(スマートフォンでは利用不可)、ICカードリーダーが必要であること、照合番号Bを手入力する仕様であること等から、広くは普及していなかった。
またJ-LISは、マイナンバーカードのICチップを読み取るものとして「JPKI利用者ソフト[4]」もリリースしている(Windows、macOS、iOS、Androidに対応)。しかし同ソフトは暗証番号の入力を要し、電子証明書の有効性を確認するものであり、店頭や窓口など対面の場での利用は想定されていない[5]。
そんな中、2023年12月にマイナンバーカードの券面偽造事件が発生。また2024年4月には、ソフトバンクショップ店員が店頭で提示されたマイナンバーカードの券面偽造を目視で見落とし、SIMカードを再発行。複数の地方議会議員らがSIMスワップ詐欺に遭う事件が発生した[6][7]。これら事件は全て券面のみの偽造であり、ICチップを偽造した事案は過去1度も発生していない。
これらを契機として、2024年7月23日、河野太郎デジタル大臣とデジタル庁は、マイナンバーカードのICチップを読み取り表示するスマートフォンアプリ「マイナンバーカード対面確認アプリ」の開発を発表した[注 1][8][9][10]。
同アプリは2024年7月29日から8月1日に三井住友銀行[11]等で実証実験を行ない[12][13]、8月下旬リリース予定[14]。8月20日リリース[15][16]。金融機関[17][18]、携帯電話契約、中古品買取、自治体窓口等での利用が想定されている[15][19]。
アプリの目的
本アプリは、対面での携帯電話契約・預金口座開設等の場で、マイナンバーカードの真贋を確認するもの。
2024年6月18日、「犯罪対策閣僚会議」[20]にて『国民を詐欺から守るための総合対策』[21]を決定。対面の場の本人確認でもICチップ読み取りを義務化する方針を打ち出した[注 2][22][23]。6月21日閣議決定[24]の2024年版『デジタル社会の実現に向けた重点計画』でも、同じ内容を掲げている[注 3]。本アプリは、そういった対面の場での利用が想定されている。
一方で、本アプリは暗証番号(記憶情報)や顔認証(生体情報)は使用せず、多要素認証ではない(「カードを持っている」という所持情報の1要素のみである)。また電子証明書も使用しない。従って、本アプリ単体での本人確認・本人認証は目的とされていない。カードが本物であること(ICチップから情報を読み取り可能であること、ICチップ内の内容と券面が一致し偽造されていないこと)、カードの提示者が本人であることの確認は、あくまでも対面する店員等が目視で実施する前提である[25]。
オンライン取引等、非対面のシーンでの本人確認・本人認証の用途には、別途「デジタル認証アプリ」が提供されている[26]。
利用方法
本アプリは、iOS、Androidに対応。実物のカードの場合、マイナンバーカードの券面をスマホカメラで撮影し、照合番号Bに該当する情報をOCR技術にて取得。ICチップから券面情報を呼び出し、表示する[27]。照合番号Bは原則として手入力不要だが、入力することも可能である。
上記とは別に、2025年8月5日から「iPhoneのマイナンバーカード」に対応した(iOS版のみ)[28][29]。Android版は2026年1月27日に「iPhoneのマイナンバーカード」へ対応した[30][31]。
アプリ利用者(店員等)は表示内容とカード実物の券面を照査し、カードの真正性を確認する[32]。読取履歴は当該スマートフォンの中で最大1,000件記録されるが、履歴の中に生年月日は含まれない[33]。
要件
本アプリではその目的から、利用するスマートフォンに対し、以下の機能を要する。
- NFC読取機能:ICチップ読み取りのため
- カメラ機能:券面撮影およびOCR読み取りのため。iPhoneの場合はApple A12 Bionic以降を搭載した機種[34]
一方でサーバー等との通信は無く、実物カードの確認においては携帯回線やWi-Fi等によるインターネット接続は不要。「iPhoneのマイナンバーカード」はインターネット接続が必要[注 4]。
「iPhoneのマイナンバーカード」の確認には、以下の機能を要する。
- iOS: iOS 18.5以上を搭載したiPhone
- Android: Android 11以上のBluetooth Low Energy (BLE)、NFCリーダーを搭載したAndroid端末