マサチューセッツ大学アマースト校
アメリカの州立大学
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マサチューセッツ大学アマースト校(英語: The University of Massachusetts Amherst)は、マサチューセッツ州アマースト町に本部を置くアメリカ合衆国の州立大学。1863年創立、1947年大学設置。 5つの大学から構成されるマサチューセッツ大学システム(UMassシステム)の旗艦校であり、現在111の学部課程と79の修士課程、49の博士課程を提供している[1]。マサチューセッツ大学アマースト本校は他のキャンパスに比べ入学資格が厳しく、比較的レベルも高い[2]。
マサチューセッツ州にはハーバード大学やマサチューセッツ工科大学などの名門校があり、また本校が所在するアマースト町周辺にキャンパスを構えるアマースト大学、スミス大学、マウント・ホリヨーク大学など、近隣五大学からなるファイブカレッジ・コンソーシアム(英語サイト)のメンバーである。
U.S. News & World Reportの全米公立大学ランキングでは29位(2025年版)にランクインしている[3]。特に、コンピュータ科学(U.S. News & World Reportで全米22位)や食品科学(U.S. News & World Reportで全米4位)などの分野で全米でも評価が高い[4][5]。また、アイゼンバーグ経営学部のスポーツマネジメント学科は世界ランキングで1位を何度も獲得していることでも有名である[6]。
沿革
1863年にモリル・ランドグラント法の下、310エーカーの土地、4人の教授陣、4つの木造校舎と56人の学生から構成されたマサチューセッツ農科大学(Massachusetts Agricultural College。第3代学長に、日本においてクラーク博士として知られるウィリアム・スミス・クラークがいる)が前身である[7]。
規模の拡大を受け1931年にマサチューセッツ州立大学(Massachusetts State College)となったのを経て、1947年にマサチューセッツ大学となる。その後も大学機関としての規模は拡大を続け、学生数は1954年に4,000人を突破、さらにベビーブームの影響を受けた1964年には10,500人を超える事となり、2023年には31,810人の学生を有するまで成長した[8]。
1962年にウースター校、1964年にボストン校、1991年にローウェル校とダートマス校がそれぞれ開校され、5つのキャンパスからなるマサチューセッツ大学システムが整備される中、同校はアマースト校と呼称されるようになる[9]。1974年に図書館ビルとしては世界第2の高さを持つW・E・B・デュボイス図書館(英語サイト)が立てられた。2003年、それまでその規模及び歴史的経緯からシステムの中核を担って来たアマースト校はマサチューセッツ州議会によりシステム内における本校の指定を受け、大学機関として更なる規模の拡大と質の向上を目指している[10]。
課程
学部
以下の10の学部が合わせて111以上の学士課程、79の修士課程、49の博士課程を提供している[11]。
- School of Education(教育学部)
- College of Engineering(工学部)
- College of Humanities and Fine Arts(人文芸術学部)
- Isenberg School of Management(アイゼンバーグ経営学部)
- College of Natural Resources and the Environment(自然資源環境学部)
- College of Natural Sciences(自然科学部)
- School of Nursing(看護学部)
- School of Public Health and Health Sciences(公衆衛生保健学部)
- College of Social and Behavioral Sciences(社会行動学部)
- Stockbridge School of Agriculture(ストックブリッジ農学部)
Commonwealth Honors College
Commonwealth Honors Collegeはアマースト校における優等課程であり、「新入生であれば高校卒業時に3.8以上のGPA」、「既に在校生であれば3.2以上の総合GPA」等の条件をクリアしている学生が所属する事を許可される[12]。Commonwealth Honors Collegeに所属している学生は通常の履修科目に加えてさらに高度な内容の授業の提供を受ける事が出来る[13]。
ランキング(2024-2026年)
アイゼンバーグ経営学部 (Isenberg School of Management)
マサチューセッツ大学アマースト校に属するビジネススクールである。学部および大学院課程において全米トップクラスの評価を受けており、特にオンラインMBAおよびスポーツマネジメントの分野で世界的に知られている。
ランキングと評価
主要な大学ランキングにおいて、以下の通り高い評価を得ている(2025年時点)。
- オンラインMBA
- 『U.S. News & World Report 2025』において、全米公立大学で第1位、総合で第12位にランクインしている[16]。
- 『フィナンシャル・タイムズ 2023』のオンラインMBAランキングでは、卒業後の平均給与(Salary Today)で233,284ドルを記録し、世界第1位となった[17]。
- スポーツマネジメント
- 大学院のスポーツマネジメントプログラム(Mark H. McCormack Department of Sport Management)は、複数の媒体において世界第1位の評価を繰り返し獲得している[18]。
- 学部課程
- 『U.S. News & World Report 2026』において、全米公立大学のビジネスプログラムで第17位、北東部公立大学では第2位と評価されている[16]。
MBAプログラムと学費
学生のニーズに合わせ、フルタイム、オンライン、およびハイブリッド(対面とオンラインの併用)の各形態で学位プログラムを提供している。
- オンラインMBA / ハイブリッドMBA
標準36単位で構成される。2025-2026年度の学費は1単位あたり925ドル(総額推定33,300ドル)であり、居住地(州内・州外・留学生)を問わず一律の料金体系が適用される[19]。 ハイブリッド形式では、オンライン講義に加え、ボストン、シュルーズベリー、スプリングフィールドのサテライトキャンパスでの対面授業を組み合わせて受講することが可能である[20]。
- フルタイムMBA(オンキャンパス)
コア課程は3セメスターで完結する設計だが、4セメスター目に任意の専門分野(Focus Area)を追加することも可能である。2025-2026年度の推定学費は、州内居住者が24,708ドル、州外および留学生は56,616ドルとなっている[16]。また、夏季・冬季のオンラインセッションを利用した早期修了オプションも提供されている。
学費
2024-2025年度の標準的な学費(授業料および大学が定める諸費用)は以下の通り。ここに記載の学費は目安であり、個人の生活費や専攻によって総額は異なる[21]。
学部生(マサチューセッツ州外・留学生):
- 授業料・必須費用合計: 約42,912ドル
学部生(マサチューセッツ州内 resident):
- 授業料・必須費用合計: 約18,339ドル
学生
教員
所在地
アクセス
ボストンよりキャンパスまでは車で約2時間、途中乗り換えを含む高速バスで約4時間である。高速バスはキャンパス内まで乗り入れている。最寄空港は車で約40分の距離にあるブラッドレー国際空港。同空港とキャンパスを直接繋ぐ公共交通機関は存在しないが、私営のピックアップサービスを利用する事が出来る。またアマースト市のダウンタウンにアムトラックの停車駅があるが、ボストンに向かうにしてもニューヨークに向かうにしても高速バスより時間がかかるためにあまり利用されない。