マダラハタ

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マダラハタ
保全状況評価[1]
VULNERABLE
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 VU.svg
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分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: ペルカ目 Perciformes
: ハタ科 Epinephelidae
: アカハタ属 Epinephelus
: マダラハタ E. polyphekadion
学名
Epinephelus polyphekadion
(Bleeker, 1849)
シノニム[2]
  • Serranus polyphekadion Bleeker, 1849
  • Serranus goldmanni Bleeker, 1855
  • Epinephelus goldmani (Bleeker, 1855)
  • Serranus microdon Bleeker, 1856
  • Epinephelus microdon (Bleeker, 1856)
英名
Camouflage grouper

マダラハタ(学名:Epinephelus polyphekadion)は、ハタ科に分類される魚類の一種。インド太平洋に広く分布し、岩礁サンゴ礁に生息する。アカマダラハタと似るが、眼の後方は凹んでおらず、尾柄の上部に暗色斑を持つのが特徴。

1849年にピーター・ブリーカーによって Serranus polyphekadion として記載され、タイプ産地はジャカルタであった[3]。種小名は「poly (多数の)」と「phekadion (おそらくレンズ豆のようなを意味する phakoeides に由来)」を組み合わせたもので、全身にある小さな暗色斑を示していると考えられる[4]。blue-tailed cod、camouflage rockcod、small-toothed rockcod、smooth flowery rock-cod、snout-spot grouper、snout-spot rock-codなどの英名がある。

分布

紅海からモザンビークにかけての東アフリカ沿岸から、インド洋ではコモロ諸島イギリス領インド洋地域モーリシャスセーシェル諸島に、太平洋では東はフランス領ポリネシアまで、北は南日本、南はオーストラリアまで、インド太平洋に広く分布する[1]。日本では伊豆・小笠原諸島愛知県以南の太平洋岸、南西諸島に分布する[5]。オーストラリアでは、西オーストラリア州シャーク湾とスコット礁から、北部の海岸に沿ってクイーンズランド州のワンツリー島まで、また珊瑚海タスマン海のサンゴ礁や島嶼部に分布する[6]

形態

体長は体高の2.7-3.1倍で、眼の間は平たく、頭部背側の輪郭は凹んでいない。前鰓蓋骨は丸みを帯び、角にはわずかに大きな鋸歯がある。鰓蓋の上縁は明らかに突出している[7]。背鰭は11棘と14-15軟条から、臀鰭は3棘と8軟条から成る[2]。背鰭第4棘は他の棘よりも長く、背鰭の棘膜にはわずかに切れ込みが入る。尾鰭は丸形である[7]。体色は淡褐色で、暗褐色の小斑点が散らばる。背面付近は白く、暗色の大きな斜めの帯状の斑点が入る。尾鰭基部の上部には、暗色の鞍状斑が入る。アカマダラハタと似ており、混同されることもある[6]。全長は最大90cmに達する[2]

生態

サンゴの多いラグーンや外礁の浅場に生息し、特に島嶼部環礁に多い[1]。通り抜けられる裂け目や洞窟のある場所も好む。小さな群れまたは単独で見られ、透明度の高い場所を好む[7]。肉食性であり、主にワタリガニ科などの甲殻類魚類を捕食し、頭足類腹足類も獲物となる[2]性転換は確認されておらず、雌雄同体ではないと考えられている。およそ4年で性成熟し、寿命は42年である。集団で産卵を行い、回遊によって産卵場所に集まる[1]

人との関わり

出典

関連項目

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