マツダ・20B型エンジン
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マツダは、1986年の全日本耐久選手権および世界耐久選手権に参戦したマツダ・757に初めて3ローターエンジンを搭載したが、当時は13Gと名付けられた。このエンジンはレース用であったため、吸気ポートはペリフェラルポートであった。(市販車の20Bはサイド吸気ポートを使用している。)
その後1987年11月に20Bと改名された。各燃焼室の排気量が654cc(39.9立方インチ)であるため、3つの燃焼室(ローターごとに1つ)の排気量は1,962cc(119.7立方インチ)となり、この値を反映したものである(「20」は2.0リットルを意味する)。
その後市販車に搭載された20B-REWは、1990年から1995年に市販されたユーノス・コスモにのみ使用され、ツインシーケンシャルターボチャージャーで0.7bar(10psi、70kPa)のブースト圧が与えられ、公称280PS(206kW)と407N⋅m(300lbf⋅ft)を発生した。一説には設計時には333PSを発揮していたと言われるが、当時の日本車における自主規制値の上限に合わせるため280PSにデチューンされた[1]。しかし、燃費が非常に悪く、公称値は10・15モード燃費で6.1km/Lだったが、実際には3km/Lを下回るほどだった[1]。
2007年12月27日に発表されたコンセプトカー「風籟」には、米国のRacing Beat社によって製造された「R20B RENESIS 3ローター エンジン」が搭載されており[2]、このエンジンはBPと共同で製造された 100% エタノール燃料(E100)を使用するように調整されていた[3]。なお、この車両は2008年のトップ・ギアの写真撮影中に火災が発生し、消防隊への通報が遅れたため、全焼してしまった。この情報は、2013年に公表されるまで伏せられていた[4][5]。
RE雨宮が1997年から2010年にかけて全日本GT選手権及びSUPER GTに投入していたRX-7にも20Bベースのロータリーエンジンが搭載されていたが、パーツ類は13B型とのハイブリッド構成となっていたほか、ポートはペリフェラルポートに改修されている。自然吸気(NA)仕様ながら約350PSを発揮していた[6]。
脚注
- 1 2 燃費3km/Lでも乗りたい魅惑の3ローターエンジン!ラグジュアリークーペ ユーノス コスモ【MOTA写真館】 - MOTA・2020年7月19日
- ↑ “Mazda Furai”. www.racingbeat.com. 2018年12月14日閲覧。
- ↑ Young. “Mazda Furai Concept: The Embodiment of Zoom-Zoom”. www.media.mazda.ca. 2018年12月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年12月14日閲覧。
- ↑ Authority. “How Did The Crew At 'Top Gear' So Thoroughly Destroy A Legendary Mazda?”. Business Insider. 2018年12月14日閲覧。
- ↑ “Exclusive: how the Mazda Furai burned to death” (英語). Top Gear (2015年2月19日). 2018年12月14日閲覧。
- ↑ 「そのRX-7は伝説と呼ばれた」RE雨宮GT300マシン完全解剖【Vol.04】エンジン概要編 - MotorFan・2023年8月21日
