マトラ・シムカ・ランチョ
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概要

シムカ・1100の足回りやボディ前半部を用いて、オフロードカー風のスタイルを持つFRP製の車体を架装している。エンジンは一回り上級のシムカ・1308と同じOHV1422cc80馬力を搭載し、最高速度145km/hをマークした。SUV風の外見ではあるが、四輪駆動仕様は存在しない。
当時存在しなかった「オフロードカーの雰囲気だけを楽しむ車」を安価に製造するために、様々な車種からパーツを集めたものであった。
1980年以降はシムカのブランド名が消滅したため、タルボ・マトラ・ランチョ (Talbot Matra Rancho )と呼ばれるようになった。その後、マトラが自社開発したミニバンであるルノー・エスパスの生産に注力するため、1983年に生産を終了した。総生産台数は約5万6,000台。当時の日本へは正規輸入はされていない。
シリーズとバージョン
- ランチョ「ベース」(1977年-1984年)
- ランチョ「X」(1980年-1984年)
- ランチョ「AS」(1980年-1984年)
- ランチョ「グランドレイド」(1980年-1981年)
- ランチョ「レジャー」、ランチョ「ジャンヌ・ウィンド」(1980年)
- ランチョ「ミッドナイト」(1981年)
- ランチョ「Découvrable」(1981年)
- ランチョ「AS Découvrable」(1981年)
- ランチョ「ブッシュ」
- ランチョ「ダボス」(ドイツの輸入業者による特別シリーズ)
映像でのランチョ
ランチョは、ソフィー・マルソー主演の映画「ラ・ブーム」と「ラ・ブーム2」の主な乗り物として登場する。劇中ではクロード・ブラッスールが運転する。
また、スキーヤーのEnak Gavaggioがさまざまな種類のスキーに挑むWebシリーズ[1]の名前の一部にもなっている。
参考文献
二玄社 別冊CG「自動車アーカイブ 80年代のフランス車編」