マメハンミョウ

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マメハンミョウ
マメハンミョウ
マメハンミョウ
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: コウチュウ目(鞘翅目) Coleoptera
上科 : ゴミムシダマシ上科 Tenebrionoidea
: ツチハンミョウ科 Meloidae
学名
Epicauta gorhami Marseul, 1873

マメハンミョウ(豆斑猫)は、コウチュウ目(鞘翅目)・ツチハンミョウ科(Meloidae)に属する有昆虫として知られている。 「ハンミョウ」と名がついているが、ハンミョウとは別の科(Family)に属する。しかし、ハンミョウの方が派手で目立つこと、名前が似ていることから、混同される場合がある。また豆類の害虫としても知られるが、近年は発生が少ないという。

細長い形の甲虫で、体長は雄で11~14mm、雌で14~19mmである[1]頭部は大部分が赤色で眼の内側から額片より前方が黒く、また頭部の後方に暗い色の斑紋がある。胸部腹部歩脚及び鞘翅は黒く、前胸背の中央と鞘翅の中央に縦に走る白い筋状の斑紋がある。

触角回りの構造は雌雄で違いがあり、触角の基部沿いには平たい瘤状の構造があるが、雄ではこれが雌より大きく、また触角の第3節から第7節までの部分が雄では内側に広がっている[2]

生態

産卵は、イナゴバッタ類の卵塊の側で行われ、孵化した幼虫は卵塊を食べて成長する。成虫の食性は植物食で広範な植物を摂取する。

産卵は8月末から9月に行われ、地下約4~20mmの深さに直径2.5~3mmの卵を産み付ける[3]は当初は乳白色で後に乳黄色に変わる。産卵は70~150個の卵を菊の花のように並べて行われ、1個体の雌の総産卵数は400~500に及ぶ。幼虫は地中でバッタ、イナゴ、キリギリスなどの卵塊を食べる。幼虫はいわゆる過変態を示し、1齢は三爪幼虫、そこからオサムシ型、コガネムシ型、キクイムシ型と姿を変える。5齢で越冬に入り、翌年の春に6齢になって蛹化する。新成虫は7~8月、四国では8月中旬頃に出現する。成虫はダイズアズキインゲンマメジャガイモラッカセイナストウガラシテンサイクローバーヒマワリクワワタなどの葉を食べる。成虫は昼行性群れる性質があり、普通は歩行で移動し、時に短距離なら飛ぶこともある。

類似種など

日本には同属のものとしてクロマメハンミョウ E. taishoensis があり、本種に似ているが鞘翅に白い条紋がなく、本種より希少である[4]

希少性

農業害虫なので保護というのはどうかと思うが、現在では見ることが少ない種である。環境省レッドデータブックでは指定がないものの、県単位では兵庫県で準絶滅危惧、神奈川県で要注意種の指定がある[5]

利害

脚注・出典

参考文献

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