マメホコリ

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マメホコリ
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: アメーボゾア門 Amoebozoa
亜門 : コノーサ亜門 Conosa
階級なし : 真正動菌 Eumycetozoa
: 変形菌綱 Myxogastrea
亜綱 : 明胞子亜綱 Lucisporinia
上目 : ケホコリ上目 Trichiidia
: ドロホコリ目 Reticulariales
: ドロホコリ科 Reticulariaceae
: マメホコリ属 Lycogala
: マメホコリ L. epidendrum
学名
Lycogala epidendrum (L.) Fr., 1829[1]
シノニム
など[1]
和名
マメホコリ[2]、マメホコリカビ[3]
英名
wolf's milk slime[4]

マメホコリ学名: Lycogala epidendrum)は、ドロホコリ目ドロホコリ科マメホコリ属に分類される変形菌の1種である。子実体は亜球形の着合子嚢体であり、桃色を帯びた灰色、黄褐色、暗褐色などを呈する(図1)。ふつう鱗片が表面に突出している。細毛体は扁平な糸状で分岐・吻合する。汎世界種であり、子実体は腐朽木上に比較的ふつうに生じる。学名の種小名である epi + dendrum は、ギリシア語で「木の上にある」を意味する[2]

子実体は群生、密生または散生し、柄を欠く亜球形の着合子嚢体であり、直径 3–15 mm[2][5](図1, 2)。変形膜は不顕著[2]。子嚢(胞子嚢)の色は桃色を帯びた灰色、黄褐色、暗褐色などであり、皮層は薄くて脆い[2][5]。皮質には黄色から暗褐色で単室の鱗片があり、ふつう表面に突出しているが、変種ナメラマメホコリなどでは埋没しているため表面が平滑[2][5](図2)。子嚢は先端から不規則に裂開する[2][5]

2a. 子実体
2b. 子実体

細毛体は子嚢壁から生じ、扁平な糸状、幅は基部で12–25 µm、上部で 6–12 µm、分岐・吻合し、横しわとくびれが多く、細かい網状・イボ状突起があり、先端は棍棒頭から鈍頭[2][5]胞子は直径6–7.5 µm、反射光で暗灰色から桃灰色だが(図3a)古くなると鶯色や黄土色、透過光でほぼ無色、繊細な網目模様がある[2][5](図3b)。

3a. 子実体と断面
3b. 胞子

変形体は帯赤色[2][5]

分布・生態

汎世界種であり、タイプ産地はヨーロッパ[2][5]。日本では北海道本州四国九州沖縄諸島小笠原諸島から報告されている[2]

子実体は春から冬に出現し、腐朽木上に比較的ふつうに見られるが(図4)、まれに生木上にも生じる[2][5]

4a. 腐朽木上の子実体
4b. 腐朽木上の子実体

分類

変種

変種であるナメラマメホコリ(Lycogala epidendrum var. terrestre (Fr.) Y.Yamam., 1998)は鱗片が皮層に埋没しているため皮層が平滑、胞子塊は桃色から鮭肉色、細毛体は柔軟で直径 12 µm 以上である[2]。また変種 Lycogala epidendrum var. cristatum Flatau & Schirmer, 1994細毛体が比較的平滑、胞子表面は屈曲した鶏冠状網目型で縁は高さ 2 µm ほどになる(基本変種では2 µm には達しない)[2]。両変種とも、胞子塊は新鮮なときは淡桃色から橙色、古くなったものは鶯色を帯びることがない[2]

類似種

チチマメホコリLycogala flavofuscum (Ehrenb.) Rostaf., 1904)は子嚢体が大型で直径 2–4 cm、皮層は厚く硬くて砕けやすく、細毛体は直径 25 µm 以上[2]

脚注

ギャラリー

外部リンク

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