マリカウリス属

From Wikipedia, the free encyclopedia

マリカウリス属
分類
ドメイン : 真正細菌
Bacteria
: プロテオバクテリア門
Pseudomonadota
: アルファプロテオバクテリア綱
Alphaproteobacteria
: カウロバクター目
Caulobacterales
: マリカウリス科
Maricaulaceae
: マリカウリス属
Maricaulis
学名
Maricaulis
Abraham et al. 1999[1][2]
タイプ種
マリカウリス・マリス
Maricaulis maris
(Poindexter 1964[3])
Abraham et al. 1999[1][2]
下位分類([4]

マリカウリス属Maricaulis)は真正細菌プロテオバクテリア門アルファプロテオバクテリア綱カウロバクター目マリカウリス科に属するの一つである[8]

Maricaulisは、ラテン語で「海」を表す中性名詞"mare"と、「茎」を意味する男性名詞"caulis"を組み合わせた造語であり、「海に由来する茎」を意味する。

桿状、紡錘状、又はビブリオ菌様の形状をした幅0.4~0.5μm×長さ1~2μmのグラム陰性菌である。プロステーカを持ち、その直径は0~15μmで長さは菌種ごとや環境に応じて異なる。細胞の長軸方向の極の一方から延びている。先端には接着物質が存在している。二分裂により単独で増殖する。分裂直後には一方の細胞はプロステーカを、他方の細胞は単一の極鞭毛を持ち、それらは、分裂で新たに作られた側とは反対側の細胞極に形成する。この鞭毛細胞はこの後、鞭毛基部で接着物質を分泌してこの基部でプロステーカを発生させ、非運動性の栄養期に入る[1]。有機栄養性好気性細菌であるが、1988年にAnastとSmitが試験したほとんどの菌株は、おそらく発酵により産生したアミノ酸を炭素源として利用することにより、嫌気条件で生育することに成功した[9]。いくつかの菌株は硝酸塩を嫌気的に亜硝酸塩に還元する。ほとんどの菌株は、炭素をポリ-β-ヒドロキシ酪酸として貯蔵できる。ビタミンB群とアミノ酸の混合物だけでは生育には不十分であり、他の有機物を必要とする。全ての菌株は、塩化ナトリウムを5g/L添加したペプトン酵母エキス(PYE)培地で培養可能である。最適な塩化ナトリウム濃度は20~60g/Lである。100g/L以上の塩分濃度にはわずかな菌株だけが耐えられる。1%(w/v)以上の有機物を含む培地では、増殖が阻害されたり、細胞が変形したりする。ほとんどの菌株の生育温度範囲は15~35℃、最適生育温度は20~25℃である。生育に最適なpH範囲は中性付近の6.0~8.0である。GC含量は62.5~64.0mol%である。全ての分離株は海水からのみ単離された。

脂肪酸プロファイルでは主要な脂肪酸はC16:0、C17:liso<y9c、及びsum7であること、少量成分としてC11:0iso 3-OH、C17:lo?8、C17:0iso、C17:0、及びC18:lco9を含むことが特徴である。極性脂質としてα-D-グルコピラノシルジアシルグリセロール、α-D-グルコピラノシルジアシルグリセロール、スルホキノボシルジアシルグリセロール、α-D-グルクロノピラノシルジアシルグリセロールタウリンアミドは検出され、ほとんどの菌株ではホスファチジルグリセロールも含まれる[1]

系統樹

脚注

Related Articles

Wikiwand AI