マルオジリス

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マルオジリス
マルオジリス
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 LC.svg
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分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: ネズミ目(齧歯目) Rodentia
亜目 : リス亜目 Sciuromorpha
: リス科 Sciuridae
亜科 : Xerinae
: Marmotini
: Xerospermophilus
: マルオジリス X. tereticaudus
学名
Xerospermophilus tereticaudus
Baird, 1858
シノニム
  • Spermophilus tereticaudus Baird, 1858
英名
Round-tailed ground squirrel
亜種
  • X. t. apricus
  • X. t. chlorus
  • X. t. neglectus
  • X. t. tereticaudus

マルオジリス (Xerospermophilus tereticaudus)は、哺乳綱ネズミ目(齧歯目)リス科に分類されるジリスの1[2]

アメリカ合衆国南西部およびメキシコ北部の砂漠地帯に生息する。メキシコ(スペイン語)では、"Ardillón cola redonda"と呼ばれる。

アメリカカリフォルニア州南東部、ネバダ州南部、アリゾナ州西部、メキシコバハ・カリフォルニア州北東部、ソノラ州[3]

形態

体長204-278ミリメートル、尾長60-112ミリメートル[4][5]。体重110-170グラム[5]。尾は円筒形状で先端が黒く[3]、他のジリスに比べて細い[5]。被毛に模様はなく、均一の砂色をしている[6]。腹部は白色から淡黄色[3]モハーベジリスよりも体が小さく、頬が白色であることで見分けられる[5]

生態

ベルベットメスキート(マメ科の低木)のさやを食べるマルオジリス

メスキート英語版(マメ科の低木)やクレオソートブッシュ英語版の広がる平坦な砂漠に生息する[3]。主に午前中と午後遅くに活動するが[6]、熱に耐性があり、気温45度でも食べ物を探しまわることができる[3]冬眠はしないが、メスは9月から3月まで、オスは5月から1月まで地下の巣穴で過ごし、鈍麻状態になる[3]

妊娠期間は28日間、1度の出産で平均5.4頭を産む[7]。生まれた時の体重は3.9グラム[7]。生後325日で性成熟する[7]寿命に関する情報は少ないが、野生で生まれたマルオジリスを飼育した例では、約8.9年という記録がある[7]。捕食者には、猛禽類ヘビイタチなどがいる[3]

社会性

かん高い警戒声を発して、敵の接近などの差し迫った危険を仲間に知らせる[3][6]。群れで生活するが、巣穴は共有せず、他のジリスが自分の巣穴に近づき過ぎると追い払う[6]。1月から3月の繁殖期の間はオスが支配的になり、3月-4月の子育て期間にはメスが支配的になる[8][6]

食性

雑食性だが、春は食物の80パーセントを葉や花などの植物が占め、種子や果実が15パーセント、昆虫(アリ、シロアリ、バッタなど)は5パーセントである[6]。夏は食物のほぼすべてを植物に頼り、冬は種子を食べる[6]。砂漠では水が不足するため、水分含有量の高い食物を選んで食べている[4][6]。マルオジリスの摂取する食物の平均水分量は80パーセントである[4][6]

分類

4亜種が確認されている[3]

  • X. t. apricus
  • X. t. chlorus - カリフォルニア州では「特別懸念」 (special concern) に指定されている[3]
  • X. t. neglectus
  • X. t. tereticaudus

脚注

外部リンク

関連項目

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