マルコ・フック

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本名 ムアマー・フック
通称 Kapt'n(キャプテン)
身長 187cm
マルコ・フック
基本情報
本名 ムアマー・フック
通称 Kapt'n(キャプテン)
階級 ヘビー級
身長 187cm
リーチ 195cm
国籍 ドイツの旗 ドイツ
誕生日 (1984-11-11) 1984年11月11日(41歳)
出身地 セルビアの旗 セルビアシェニツァ
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 51
勝ち 44
KO勝ち 28
敗け 5
引き分け 1
無効試合 1
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マルコ・フック(Marco Huck、1984年11月11日 - )は、ドイツプロボクサーセルビアシェニツァセルビア語版出身。元WBO世界クルーザー級王者。

アマチュア

10歳の時にテコンドーキックボクシングを始める、15歳でボクシングも並行して始めるがキックボクシングを主体として活動していた。17歳の時にアマチュアキックボクシングのヨーロッパ選手権で優勝、18歳の時には世界選手権で優勝を果たす。この後にアマチュアボクシングへ完全に転向、アマチュアボクシングで15戦無敗の戦績を残し、19歳の時にプロボクシングへ転向した[1]

プロ時代

クルーザー級

2004年11月7日、ニュルンベルクでプロデビューし、初回TKO勝ち。

2007年5月26日、IBF世界クルーザー級5位のヴァディム・トカレフとIBF世界同級王座挑戦者決定戦を行い、12回2-0(117-110×2、114-114)の判定勝ちを収め王者のスティーブ・カニンガムへの挑戦権を獲得した[2]

2007年12月29日、IBF世界クルーザー級王者スティーブ・カニンガムとIBF世界同級タイトルマッチを行うも、プロ初黒星となる12回1分56秒TKO負けを喫した[3]

その後、IBFインターコンチネンタルクルーザー級王座、EBU欧州クルーザー級王座を獲得。

2009年8月29日、ハレゲリー・ウェバー・シュタディオン英語版でWBO世界クルーザー級2位としてWBO世界同級王者ビクトル・ラミレスとWBO世界同級タイトルマッチを行い、12回3-0(116-111×2、115-112)の判定勝ちを収め王座を獲得した[4]

2009年12月5日、WBO世界クルーザー級暫定王者オラ・アフォラビとWBO世界同級団体内王座統一戦を行い、12回3-0(116-112、115-113×2)の判定勝ちを収めアフォラビの暫定王座を吸収し王座統一に成功すると共に初防衛に成功した。

2010年3月13日、WBO世界クルーザー級11位のアダム・リチャーズとWBO世界同級タイトルマッチを行い、3回2分30秒KO勝ちを収め2度目の防衛に成功した。

2010年5月1日、WBO世界クルーザー級5位のブライアン・ミントとWBO世界同級タイトルマッチを行い、9回終了時にミントが棄権した為TKO勝ちを収め3度目の防衛に成功した。

2010年8月21日、エアフルトメッセ・エアフルトドイツ語版でWBO世界クルーザー級8位のマット・ゴドフリーとWBO世界同級タイトルマッチを行い、5回2分18秒TKO勝ちを収め4度目の防衛に成功した[5]

2010年12月18日、ベルリンマックス・シュメリング・ハレでWBO世界クルーザー級1位のデニス・レベデフとWBO世界同級タイトルマッチを行い、12回2-1(112-116、115-113×2)の判定勝ちを収め5度目の防衛に成功した[6]

2011年4月2日、ハレのゲリー・ウェバー・シュタディオンでWBO世界クルーザー級10位のラン・ナカシュとWBO世界同級タイトルマッチを行い、12回3-0(116-112、118-110×2)の判定勝ちを収め6度目の防衛に成功した[7]

2011年7月17日、ミュンヘンオリンピア・アイスシュポルツェントルムドイツ語版で元WBA世界ライトヘビー級王者ならびにWBO世界クルーザー級15位のウーゴ・ガライとWBO世界同級タイトルマッチを行い、10回1分10秒TKO勝ちを収め7度目の防衛に成功した[8]

2011年10月22日、ルートヴィヒスブルクアレーナ・ルートヴィヒスブルク英語版でWBO世界クルーザー級15位のロヘリオ・ロッシとWBO世界同級タイトルマッチを行い、6回1分9秒KO勝ちを収め8度目の防衛に成功した[9]

ヘビー級

2012年2月25日、WBO世界クルーザー級王者のままシュトゥットガルトポルシェ・アレーナ英語版でWBA世界ヘビー級王者のアレクサンデル・ポベトキンとWBA世界同級タイトルマッチを行うも、12回0-2(114-114、113-116、112-116)の判定負けを喫し2階級制覇に失敗した[10]。WBOはフックがポベトキン戦に臨んだことに伴って同年3月3日にWBO世界クルーザー級暫定王座決定戦を行うようオラ・アフォラビとヴァレリー・ブラドフに指示、フックには120日以内に団体内王座統一戦へ臨むか王座を返上するか2週間以内に選択するよう求めた[11][12]

クルーザー級復帰

2012年5月5日、エアフルトのメッセ・エアフルトでWBO世界クルーザー級暫定王者のオラ・アフォラビと約2年5カ月ぶりの再戦となるWBO世界同級団体内王座統一戦を行い、12回1-0(115-113、114-114×2)の判定で引き分けに終わり9度目の防衛には成功したがアフォラビの暫定王座の吸収ならびに王座統一は出来なかった[13]

2012年11月3日、ハレのゲリー・ウェバー・シュタディオンでWBO世界クルーザー級8位で元WBA世界クルーザー級王者のフィラット・アルスランとWBO世界同級タイトルマッチを行い、12回3-0(117-111、115-113×2)の判定勝ちを収め10度目の防衛に成功したが、アルスランが勝っていたと判定に疑問を呈す声も多く上がった[14]

2013年2月26日、マイアミで暫定王者オラ・アフォラビとの王座統一戦の興行権の入札が行われ、ドン・キングが150万ドル(約1億3500万円)で落札したが[15]、キングが前金を準備できず権利を喪失したため、約94万ドルを提示したフックを擁するウィルフリード・ザウアーラントが率いるザウアーラント・イベントが興行権を獲得した[16]

2013年6月8日、ベルリンのマックス・シュメリング・ハレで暫定王者オラ・アフォラビと仕切り直しとなるWBO世界同級団体内王座統一戦を行い、12回2-0(115-113、117-111、114-114)の判定勝ちを収めアフォラビの暫定王座を吸収し王座統一に成功すると共に11度目の防衛に成功した[17][18]

2013年9月14日、フィラット・アルスランと10ヵ月ぶりに再戦する予定だったが、フックが試合1週間前のスパーリング中に左肘を亀裂骨折したことにより2014年1月25日に延期された[19][20]

2014年1月25日、シュトゥットガルトのハンス・マルティン・シュライヤー・ハレドイツ語版でWBO世界クルーザー級1位で元WBA世界同級王者のフィラット・アルスランと1年2ヵ月ぶりの再戦となるWBO世界同級タイトルマッチを行いを行い、6回1分56秒TKO勝ちを収め12度目の防衛に成功した[21]

2014年3月29日、ベルリンのヴェロドロムでミルコ・ラルグヘッチと対戦する予定だったIBF世界クルーザー級王者ヨアン・パブロ・エルナンデスが病気で欠場となったため、5月3日に試合を予定していたフックが試合を前倒しして代わりにラルグヘッチと対戦することになった。しかし試合3週間前のスパーリング中にフックが親指を骨折し結局興行は中止となった[22]

2014年8月30日、EBUヨーロッパ連合クルーザー級王者でWBO世界同級12位のミルコ・ラルグヘッチとWBO世界同級タイトルマッチを行い、最終12回終了間際にフックの猛攻でラルグヘッチからダウンを奪ったが、これは終了ゴング後の加撃によるものだとレフェリーが判断したためKOは認められず12回3-0(116-112×2、118-110)の判定勝ちを収め、ジョニー・ネルソンと並ぶクルーザー級最多タイ記録となる13度目の防衛に成功した[23]。後日記録に並ばれたネルソンが「俺が現役復帰してフックを倒すこともできるだろう」とフックを挑発する発言をした。

2015年3月、WBOがクシシュトフ・グウォヴァツキと指名戦を行うよう指令された[24]

フック・スポーツ・エンターテインメントを設立し独立したことに伴いウィルフリード・ザウアーラントのザウアーラント・イベントを離脱する事を決め、ザウアーラント・イベント専属トレーナーのウリ・ウェグナーと決別。新トレーナーとしてドン・ハウスを雇った[25]

2015年6月12日、シカゴクレジット・ユニオン・1・アリーナでWBO世界クルーザー級1位のクシシュトフ・グウォヴァツキとWBO世界同級タイトルマッチを行う予定だったが、試合中止となった[26][27]

2015年8月14日、アメリカデビュー戦でニュージャージー州ニューアークプルデンシャル・センターにてスティーブ・カニンガムアントニオ・ターバーの前座でWBOヨーロピアンクルーザー級王者でWBO世界同級1位のクシシュトフ・グウォヴァツキとWBO世界同級タイトルマッチを行うも、11回2分39秒KO負けを喫しクルーザー級防衛最多新記録となる14度目の防衛に失敗、6年間守った王座から陥落した[28]

2016年2月27日、ハレのゲリー・ウェバー・シュタディオンでIBO世界クルーザー級王者オラ・アフォラビとIBO世界同級タイトルマッチを行い、アフォラビが10回終了時に棄権した為TKO勝ちを収め王座を獲得した[29]

2017年3月28日、WBC世界クルーザー級王者トニー・ベリューの名誉王座認定に伴いWBC世界同級1位のマイリス・ブリエディスとWBC世界同級2位のマルコ・フックの間でWBC世界同級王座決定戦を行うよう指令を受けた[30][31]

2017年4月1日、ドルトムントヴェストファーレンハレンでWBC世界クルーザー級1位のマイリス・ブリエディスとWBC世界クルーザー級王座決定戦を行う、12回0-3(111-116、110-117、109-118)の判定負けを喫し、保持するIBO王座は剥奪されWBOに続く王座を獲得出来なかった[32][33][34]

2017年9月9日、ベルリンマックス・シュメリング・ハレで行われたWorld Boxing Super Seriesクルーザー級準々決勝でWBO世界クルーザー級王者のオレクサンドル・ウシクと対戦し、10回2分18秒TKO負けを喫し2年振りの王座返り咲きは出来なかった[35][36]

ヘビー級復帰

2019年5月17日、コネチカット州レッドヤード英語版フォックスウッズ・リゾート・カジノ内MGMグランド・アット・フォックスウッズにてニック・グィバスと4年ぶりのアメリカでの試合を行い、初回57秒TKO勝ちを収めたが、TKOは偶発的な反則によるものとして無効試合に変更された[37]

2020年8月29日、デニス・ルワンドウスキーと対戦し、10回判定勝ち。

2024年6月29日、約4年ぶりの試合としてエフゲニオス・ラサリディスと対戦し、10回判定勝ち。

2026年2月14日、約1年8カ月ぶりの試合としてヴァーツラフ・ペイサルと対戦し、10回判定勝ち。

戦績

  • プロボクシング:51戦 44勝 (28KO) 5敗 1分 1無効試合
日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
12004年11月7日1RTKOパベル・チロク チェコプロデビュー戦
22004年11月20日1R 1:48TKOパベル・ジマ チェコ
32004年12月4日1R 2:26TKOウォロデク・コペックポーランドの旗 ポーランド
42004年12月18日3RTKOトーマス・ムラゼク チェコ
52005年1月15日4R 1:23TKOエルビン・スロンカ チェコ
62005年3月12日4RTKOアレクサンドル・ボルホフス ラトビア
72005年4月23日4RTKOモハメド・アリ・ドゥルマスドイツの旗 ドイツ
82005年5月21日1RKOステファン・クスニアースロバキアの旗 スロバキア
92005年6月11日2R 1:50TKOティプトン・ウォーカーアメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
102005年7月2日2R 2:19TKOレリ・オクハナシビリジョージア (国)の旗 ジョージア
112005年9月3日10R判定3-0リュエディガー・マイドイツの旗 ドイツ
122005年12月17日8R判定3-0マイケル・シムズアメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
132006年1月28日7R 2:15KOクラウディオ・ラスコ ルーマニア
142006年3月4日6R 終了TKOリー・スワビーイギリスの旗 イギリス
152006年6月3日10R判定3-0ヌリ・セフェリアルバニアの旗 アルバニア
162006年9月23日8R 2:24KOラシード・エル・ハダクフランスの旗 フランス
172006年12月16日2RTKOピエトロ・アウリノイタリアの旗 イタリアEU圏クルーザー級王座決定戦
182007年1月20日12R判定3-0イスマイル・アブドゥルベルギーの旗 ベルギーEU圏防衛1
192007年5月26日12R判定2-0バディム・トカレフロシアの旗 ロシアIBF世界クルーザー級挑戦者決定戦
202007年12月29日12R 1:56TKOスティーブ・カニンガムアメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国IBF世界クルーザー級タイトルマッチ
212008年4月12日5R 1:06TKOレオン・エンサマベルギーの旗 ベルギー
222008年5月17日9R 2:52TKOフランティセク・カサニクスロバキアの旗 スロバキアIBFインターコンチネンタルクルーザー級王座決定戦
232008年9月20日12R 1:17TKOジーン・マーク・モンローズフランスの旗 フランスEBU欧州クルーザー級タイトルマッチ
242008年10月25日2R 2:22TKOファビオ・ツイアチイタリアの旗 イタリアEBU防衛1
252009年1月24日3R 2:57TKOジェフリー・バテロベルギーの旗 ベルギーEBU防衛2
262009年5月9日5R 2:58TKOビタリー・ルサル ウクライナEBU防衛3
272009年8月29日12R判定3-0ビクトル・ラミレスアルゼンチンの旗 アルゼンチンWBO世界クルーザー級タイトルマッチ
282009年12月5日12R判定3-0オラ・アフォラビイギリスの旗 イギリスWBO防衛1
292010年3月13日3R 2:30KOアダム・リチャーズアメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国WBO防衛2
302010年5月1日9R 終了TKOブライアン・ミントアメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国WBO防衛3
312010年8月21日5R 2:18TKOマット・ゴッドフリーアメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国WBO防衛4
322010年12月18日12R判定2-1デニス・レベデフロシアの旗 ロシアWBO防衛5
332011年4月2日12R判定3-0ラン・ナカシュイスラエルの旗 イスラエルWBO防衛6
342011年7月16日10R 1:10KOウーゴ・ガライアルゼンチンの旗 アルゼンチンWBO防衛7
352011年10月22日6R 1:09KOロヘリオ・オマール・ロッシアルゼンチンの旗 アルゼンチンWBO防衛8
362012年2月25日12R判定0-3アレクサンデル・ポベトキンロシアの旗 ロシアWBA世界ヘビー級タイトルマッチ
372012年5月5日12R判定1-0オラ・アフォラビイギリスの旗 イギリスWBO防衛9
382012年11月13日12R判定3-0フィラット・アルスランドイツの旗 ドイツWBO防衛10
392013年6月8日12R判定2-0オラ・アフォラビイギリスの旗 イギリスWBO防衛11
402014年1月25日6R 1:56TKOフィラット・アルスランイギリスの旗 イギリスWBO防衛12
412014年8月30日12R判定3-0ミルコ・ラーゲッティイタリアの旗 イタリアWBO防衛13
422015年8月14日11R 2:39KOクシシュトフ・グウォヴァツキポーランドの旗 ポーランドWBO陥落
432016年2月27日10R 終了TKOオラ・アフォラビイギリスの旗 イギリスIBO世界クルーザー級タイトルマッチ
442016年11月19日12R判定3-0ドミトロ・クチェー ウクライナIBO防衛1
452017年4月1日12R判定0-3マイリス・ブリエディス ラトビアWBC世界クルーザー級暫定王座決定戦
IBO陥落
462017年9月9日10R 2:18TKOオレクサンドル・ウシク ウクライナWBO世界クルーザー級タイトルマッチ / WBSS1回戦
472018年6月16日4R 0:26TKOヤクプ・サグラムドイツの旗 ドイツ
482019年5月17日1R 0:57NCニック・ギバスアメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
492020年8月29日10R判定3-0デニス・レワンドウスキードイツの旗 ドイツ
502024年6月29日10R判定3-0エフゲニオス・ラサリディスギリシャの旗 ギリシャ
502026年2月14日10R判定3-0ヴァーツラフ・ペイサル チェコ
テンプレート

獲得タイトル

  • EU圏クルーザー級王座(防衛1=返上)
  • IBFインターコンチネンタルクルーザー級王座(防衛0=返上)
  • EBU欧州クルーザー級王座(防衛3=返上)
  • WBO世界クルーザー級王座(防衛13)
  • IBO世界クルーザー級王座(防衛1)

表彰

脚注

関連項目

外部リンク

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