マルコ・フック
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アマチュア
10歳の時にテコンドーとキックボクシングを始める、15歳でボクシングも並行して始めるがキックボクシングを主体として活動していた。17歳の時にアマチュアキックボクシングのヨーロッパ選手権で優勝、18歳の時には世界選手権で優勝を果たす。この後にアマチュアボクシングへ完全に転向、アマチュアボクシングで15戦無敗の戦績を残し、19歳の時にプロボクシングへ転向した[1]。
プロ時代
クルーザー級
2004年11月7日、ニュルンベルクでプロデビューし、初回TKO勝ち。
2007年5月26日、IBF世界クルーザー級5位のヴァディム・トカレフとIBF世界同級王座挑戦者決定戦を行い、12回2-0(117-110×2、114-114)の判定勝ちを収め王者のスティーブ・カニンガムへの挑戦権を獲得した[2]。
2007年12月29日、IBF世界クルーザー級王者スティーブ・カニンガムとIBF世界同級タイトルマッチを行うも、プロ初黒星となる12回1分56秒TKO負けを喫した[3]。
その後、IBFインターコンチネンタルクルーザー級王座、EBU欧州クルーザー級王座を獲得。
2009年8月29日、ハレのゲリー・ウェバー・シュタディオンでWBO世界クルーザー級2位としてWBO世界同級王者ビクトル・ラミレスとWBO世界同級タイトルマッチを行い、12回3-0(116-111×2、115-112)の判定勝ちを収め王座を獲得した[4]。
2009年12月5日、WBO世界クルーザー級暫定王者のオラ・アフォラビとWBO世界同級団体内王座統一戦を行い、12回3-0(116-112、115-113×2)の判定勝ちを収めアフォラビの暫定王座を吸収し王座統一に成功すると共に初防衛に成功した。
2010年3月13日、WBO世界クルーザー級11位のアダム・リチャーズとWBO世界同級タイトルマッチを行い、3回2分30秒KO勝ちを収め2度目の防衛に成功した。
2010年5月1日、WBO世界クルーザー級5位のブライアン・ミントとWBO世界同級タイトルマッチを行い、9回終了時にミントが棄権した為TKO勝ちを収め3度目の防衛に成功した。
2010年8月21日、エアフルトのメッセ・エアフルトでWBO世界クルーザー級8位のマット・ゴドフリーとWBO世界同級タイトルマッチを行い、5回2分18秒TKO勝ちを収め4度目の防衛に成功した[5]。
2010年12月18日、ベルリンのマックス・シュメリング・ハレでWBO世界クルーザー級1位のデニス・レベデフとWBO世界同級タイトルマッチを行い、12回2-1(112-116、115-113×2)の判定勝ちを収め5度目の防衛に成功した[6]。
2011年4月2日、ハレのゲリー・ウェバー・シュタディオンでWBO世界クルーザー級10位のラン・ナカシュとWBO世界同級タイトルマッチを行い、12回3-0(116-112、118-110×2)の判定勝ちを収め6度目の防衛に成功した[7]。
2011年7月17日、ミュンヘンのオリンピア・アイスシュポルツェントルムで元WBA世界ライトヘビー級王者ならびにWBO世界クルーザー級15位のウーゴ・ガライとWBO世界同級タイトルマッチを行い、10回1分10秒TKO勝ちを収め7度目の防衛に成功した[8]。
2011年10月22日、ルートヴィヒスブルクのアレーナ・ルートヴィヒスブルクでWBO世界クルーザー級15位のロヘリオ・ロッシとWBO世界同級タイトルマッチを行い、6回1分9秒KO勝ちを収め8度目の防衛に成功した[9]。
ヘビー級
2012年2月25日、WBO世界クルーザー級王者のままシュトゥットガルトのポルシェ・アレーナでWBA世界ヘビー級王者のアレクサンデル・ポベトキンとWBA世界同級タイトルマッチを行うも、12回0-2(114-114、113-116、112-116)の判定負けを喫し2階級制覇に失敗した[10]。WBOはフックがポベトキン戦に臨んだことに伴って同年3月3日にWBO世界クルーザー級暫定王座決定戦を行うようオラ・アフォラビとヴァレリー・ブラドフに指示、フックには120日以内に団体内王座統一戦へ臨むか王座を返上するか2週間以内に選択するよう求めた[11][12]。
クルーザー級復帰
2012年5月5日、エアフルトのメッセ・エアフルトでWBO世界クルーザー級暫定王者のオラ・アフォラビと約2年5カ月ぶりの再戦となるWBO世界同級団体内王座統一戦を行い、12回1-0(115-113、114-114×2)の判定で引き分けに終わり9度目の防衛には成功したがアフォラビの暫定王座の吸収ならびに王座統一は出来なかった[13]。
2012年11月3日、ハレのゲリー・ウェバー・シュタディオンでWBO世界クルーザー級8位で元WBA世界クルーザー級王者のフィラット・アルスランとWBO世界同級タイトルマッチを行い、12回3-0(117-111、115-113×2)の判定勝ちを収め10度目の防衛に成功したが、アルスランが勝っていたと判定に疑問を呈す声も多く上がった[14]。
2013年2月26日、マイアミで暫定王者オラ・アフォラビとの王座統一戦の興行権の入札が行われ、ドン・キングが150万ドル(約1億3500万円)で落札したが[15]、キングが前金を準備できず権利を喪失したため、約94万ドルを提示したフックを擁するウィルフリード・ザウアーラントが率いるザウアーラント・イベントが興行権を獲得した[16]。
2013年6月8日、ベルリンのマックス・シュメリング・ハレで暫定王者オラ・アフォラビと仕切り直しとなるWBO世界同級団体内王座統一戦を行い、12回2-0(115-113、117-111、114-114)の判定勝ちを収めアフォラビの暫定王座を吸収し王座統一に成功すると共に11度目の防衛に成功した[17][18]。
2013年9月14日、フィラット・アルスランと10ヵ月ぶりに再戦する予定だったが、フックが試合1週間前のスパーリング中に左肘を亀裂骨折したことにより2014年1月25日に延期された[19][20]。
2014年1月25日、シュトゥットガルトのハンス・マルティン・シュライヤー・ハレでWBO世界クルーザー級1位で元WBA世界同級王者のフィラット・アルスランと1年2ヵ月ぶりの再戦となるWBO世界同級タイトルマッチを行いを行い、6回1分56秒TKO勝ちを収め12度目の防衛に成功した[21]。
2014年3月29日、ベルリンのヴェロドロムでミルコ・ラルグヘッチと対戦する予定だったIBF世界クルーザー級王者ヨアン・パブロ・エルナンデスが病気で欠場となったため、5月3日に試合を予定していたフックが試合を前倒しして代わりにラルグヘッチと対戦することになった。しかし試合3週間前のスパーリング中にフックが親指を骨折し結局興行は中止となった[22]。
2014年8月30日、EBUヨーロッパ連合クルーザー級王者でWBO世界同級12位のミルコ・ラルグヘッチとWBO世界同級タイトルマッチを行い、最終12回終了間際にフックの猛攻でラルグヘッチからダウンを奪ったが、これは終了ゴング後の加撃によるものだとレフェリーが判断したためKOは認められず12回3-0(116-112×2、118-110)の判定勝ちを収め、ジョニー・ネルソンと並ぶクルーザー級最多タイ記録となる13度目の防衛に成功した[23]。後日記録に並ばれたネルソンが「俺が現役復帰してフックを倒すこともできるだろう」とフックを挑発する発言をした。
2015年3月、WBOがクシシュトフ・グウォヴァツキと指名戦を行うよう指令された[24]。
フック・スポーツ・エンターテインメントを設立し独立したことに伴いウィルフリード・ザウアーラントのザウアーラント・イベントを離脱する事を決め、ザウアーラント・イベント専属トレーナーのウリ・ウェグナーと決別。新トレーナーとしてドン・ハウスを雇った[25]。
2015年6月12日、シカゴのクレジット・ユニオン・1・アリーナでWBO世界クルーザー級1位のクシシュトフ・グウォヴァツキとWBO世界同級タイトルマッチを行う予定だったが、試合中止となった[26][27]。
2015年8月14日、アメリカデビュー戦でニュージャージー州ニューアークのプルデンシャル・センターにてスティーブ・カニンガム対アントニオ・ターバーの前座でWBOヨーロピアンクルーザー級王者でWBO世界同級1位のクシシュトフ・グウォヴァツキとWBO世界同級タイトルマッチを行うも、11回2分39秒KO負けを喫しクルーザー級防衛最多新記録となる14度目の防衛に失敗、6年間守った王座から陥落した[28]。
2016年2月27日、ハレのゲリー・ウェバー・シュタディオンでIBO世界クルーザー級王者オラ・アフォラビとIBO世界同級タイトルマッチを行い、アフォラビが10回終了時に棄権した為TKO勝ちを収め王座を獲得した[29]。
2017年3月28日、WBC世界クルーザー級王者トニー・ベリューの名誉王座認定に伴いWBC世界同級1位のマイリス・ブリエディスとWBC世界同級2位のマルコ・フックの間でWBC世界同級王座決定戦を行うよう指令を受けた[30][31]。
2017年4月1日、ドルトムントのヴェストファーレンハレンでWBC世界クルーザー級1位のマイリス・ブリエディスとWBC世界クルーザー級王座決定戦を行う、12回0-3(111-116、110-117、109-118)の判定負けを喫し、保持するIBO王座は剥奪されWBOに続く王座を獲得出来なかった[32][33][34]。
2017年9月9日、ベルリンのマックス・シュメリング・ハレで行われたWorld Boxing Super Seriesクルーザー級準々決勝でWBO世界クルーザー級王者のオレクサンドル・ウシクと対戦し、10回2分18秒TKO負けを喫し2年振りの王座返り咲きは出来なかった[35][36]。
ヘビー級復帰
2019年5月17日、コネチカット州レッドヤードのフォックスウッズ・リゾート・カジノ内MGMグランド・アット・フォックスウッズにてニック・グィバスと4年ぶりのアメリカでの試合を行い、初回57秒TKO勝ちを収めたが、TKOは偶発的な反則によるものとして無効試合に変更された[37]。
2020年8月29日、デニス・ルワンドウスキーと対戦し、10回判定勝ち。
2024年6月29日、約4年ぶりの試合としてエフゲニオス・ラサリディスと対戦し、10回判定勝ち。
2026年2月14日、約1年8カ月ぶりの試合としてヴァーツラフ・ペイサルと対戦し、10回判定勝ち。
戦績
- プロボクシング:51戦 44勝 (28KO) 5敗 1分 1無効試合
| 戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 国籍 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2004年11月7日 | ☆ | 1R | TKO | パベル・チロク | プロデビュー戦 | |
| 2 | 2004年11月20日 | ☆ | 1R 1:48 | TKO | パベル・ジマ | ||
| 3 | 2004年12月4日 | ☆ | 1R 2:26 | TKO | ウォロデク・コペック | ||
| 4 | 2004年12月18日 | ☆ | 3R | TKO | トーマス・ムラゼク | ||
| 5 | 2005年1月15日 | ☆ | 4R 1:23 | TKO | エルビン・スロンカ | ||
| 6 | 2005年3月12日 | ☆ | 4R | TKO | アレクサンドル・ボルホフス | ||
| 7 | 2005年4月23日 | ☆ | 4R | TKO | モハメド・アリ・ドゥルマス | ||
| 8 | 2005年5月21日 | ☆ | 1R | KO | ステファン・クスニアー | ||
| 9 | 2005年6月11日 | ☆ | 2R 1:50 | TKO | ティプトン・ウォーカー | ||
| 10 | 2005年7月2日 | ☆ | 2R 2:19 | TKO | レリ・オクハナシビリ | ||
| 11 | 2005年9月3日 | ☆ | 10R | 判定3-0 | リュエディガー・マイ | ||
| 12 | 2005年12月17日 | ☆ | 8R | 判定3-0 | マイケル・シムズ | ||
| 13 | 2006年1月28日 | ☆ | 7R 2:15 | KO | クラウディオ・ラスコ | ||
| 14 | 2006年3月4日 | ☆ | 6R 終了 | TKO | リー・スワビー | ||
| 15 | 2006年6月3日 | ☆ | 10R | 判定3-0 | ヌリ・セフェリ | ||
| 16 | 2006年9月23日 | ☆ | 8R 2:24 | KO | ラシード・エル・ハダク | ||
| 17 | 2006年12月16日 | ☆ | 2R | TKO | ピエトロ・アウリノ | EU圏クルーザー級王座決定戦 | |
| 18 | 2007年1月20日 | ☆ | 12R | 判定3-0 | イスマイル・アブドゥル | EU圏防衛1 | |
| 19 | 2007年5月26日 | ☆ | 12R | 判定2-0 | バディム・トカレフ | IBF世界クルーザー級挑戦者決定戦 | |
| 20 | 2007年12月29日 | ★ | 12R 1:56 | TKO | スティーブ・カニンガム | IBF世界クルーザー級タイトルマッチ | |
| 21 | 2008年4月12日 | ☆ | 5R 1:06 | TKO | レオン・エンサマ | ||
| 22 | 2008年5月17日 | ☆ | 9R 2:52 | TKO | フランティセク・カサニク | IBFインターコンチネンタルクルーザー級王座決定戦 | |
| 23 | 2008年9月20日 | ☆ | 12R 1:17 | TKO | ジーン・マーク・モンローズ | EBU欧州クルーザー級タイトルマッチ | |
| 24 | 2008年10月25日 | ☆ | 2R 2:22 | TKO | ファビオ・ツイアチ | EBU防衛1 | |
| 25 | 2009年1月24日 | ☆ | 3R 2:57 | TKO | ジェフリー・バテロ | EBU防衛2 | |
| 26 | 2009年5月9日 | ☆ | 5R 2:58 | TKO | ビタリー・ルサル | EBU防衛3 | |
| 27 | 2009年8月29日 | ☆ | 12R | 判定3-0 | ビクトル・ラミレス | WBO世界クルーザー級タイトルマッチ | |
| 28 | 2009年12月5日 | ☆ | 12R | 判定3-0 | オラ・アフォラビ | WBO防衛1 | |
| 29 | 2010年3月13日 | ☆ | 3R 2:30 | KO | アダム・リチャーズ | WBO防衛2 | |
| 30 | 2010年5月1日 | ☆ | 9R 終了 | TKO | ブライアン・ミント | WBO防衛3 | |
| 31 | 2010年8月21日 | ☆ | 5R 2:18 | TKO | マット・ゴッドフリー | WBO防衛4 | |
| 32 | 2010年12月18日 | ☆ | 12R | 判定2-1 | デニス・レベデフ | WBO防衛5 | |
| 33 | 2011年4月2日 | ☆ | 12R | 判定3-0 | ラン・ナカシュ | WBO防衛6 | |
| 34 | 2011年7月16日 | ☆ | 10R 1:10 | KO | ウーゴ・ガライ | WBO防衛7 | |
| 35 | 2011年10月22日 | ☆ | 6R 1:09 | KO | ロヘリオ・オマール・ロッシ | WBO防衛8 | |
| 36 | 2012年2月25日 | ★ | 12R | 判定0-3 | アレクサンデル・ポベトキン | WBA世界ヘビー級タイトルマッチ | |
| 37 | 2012年5月5日 | △ | 12R | 判定1-0 | オラ・アフォラビ | WBO防衛9 | |
| 38 | 2012年11月13日 | ☆ | 12R | 判定3-0 | フィラット・アルスラン | WBO防衛10 | |
| 39 | 2013年6月8日 | ☆ | 12R | 判定2-0 | オラ・アフォラビ | WBO防衛11 | |
| 40 | 2014年1月25日 | ☆ | 6R 1:56 | TKO | フィラット・アルスラン | WBO防衛12 | |
| 41 | 2014年8月30日 | ☆ | 12R | 判定3-0 | ミルコ・ラーゲッティ | WBO防衛13 | |
| 42 | 2015年8月14日 | ★ | 11R 2:39 | KO | クシシュトフ・グウォヴァツキ | WBO陥落 | |
| 43 | 2016年2月27日 | ☆ | 10R 終了 | TKO | オラ・アフォラビ | IBO世界クルーザー級タイトルマッチ | |
| 44 | 2016年11月19日 | ☆ | 12R | 判定3-0 | ドミトロ・クチェー | IBO防衛1 | |
| 45 | 2017年4月1日 | ★ | 12R | 判定0-3 | マイリス・ブリエディス | WBC世界クルーザー級暫定王座決定戦 IBO陥落 | |
| 46 | 2017年9月9日 | ★ | 10R 2:18 | TKO | オレクサンドル・ウシク | WBO世界クルーザー級タイトルマッチ / WBSS1回戦 | |
| 47 | 2018年6月16日 | ☆ | 4R 0:26 | TKO | ヤクプ・サグラム | ||
| 48 | 2019年5月17日 | ☆ | 1R 0:57 | NC | ニック・ギバス | ||
| 49 | 2020年8月29日 | ☆ | 10R | 判定3-0 | デニス・レワンドウスキー | ||
| 50 | 2024年6月29日 | ☆ | 10R | 判定3-0 | エフゲニオス・ラサリディス | ||
| 50 | 2026年2月14日 | ☆ | 10R | 判定3-0 | ヴァーツラフ・ペイサル | ||
| テンプレート | |||||||
獲得タイトル
表彰
- プレミア・ボクシング・チャンピオンズ2015年度年間最高試合(クシシュトフ・グウォヴァツキ戦)[38]
- ESPN年間最高ラウンド(2015年8月14日クシシュトフ・グウォヴァツキ戦第6ラウンド)