ミヤママムシグサ
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| ミヤママムシグサ | |||||||||||||||||||||
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| 分類(APG IV) | |||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||
| Arisaema pseudoangustatum Seriz. (2013) var. pseudoangustatum[1] | |||||||||||||||||||||
| 和名 | |||||||||||||||||||||
| ミヤママムシグサ |
ミヤママムシグサ(学名:Arisaema pseudoangustatum)は、サトイモ科テンナンショウ属の多年草。2013年に新種記載された[2]。
葉はふつう2個つけ、9-13小葉に分裂する。仏炎苞は葉の展開より遅れて開き、全体に大型で黄緑色になり、半透明で開口部周辺が明るく目立つ。小型の株は雄花序をつけ、同一のものが大型になると雌花序または両性花序をつける雌雄偽異株で、雄株から雌株に完全に性転換する[2][3]。
全体がホソバテンナンショウ Arisaema angustatum に似て、植物体の高さは80cmに達する。鞘状葉と偽茎部の斑紋は紫褐色をおび、偽茎部は葉柄部よりはるかに長く、偽茎部の葉柄基部の開口部は襟状に開出する。葉はふつう2個つき、葉身は鳥足状に9-13小葉に分裂し、小葉間の葉軸はやや発達しない。小葉は線状楕円形から狭楕円形で、先端および基部はとがり、縁は全縁または細鋸歯縁になる[2][3]。
花期は遅く5-7月。葉が先に展開し、仏炎苞は葉の展開の後に開く。展開前の仏炎苞は全体が緑色、展開後に透明感のある黄緑色になり、開花後期には緑色が徐々に抜けて青白くなる。仏炎苞筒部にはしばしば紫褐色の微細が斑点があり、仏炎苞口辺部はやや前に傾いて狭く反曲し、その周辺部は半透明になる。仏炎苞舷部は筒部と同じ長さで、卵状三角形で基部は幅広く、先端は細くとがり、ときに紫褐色の微細な斑点があり、内面は細い白筋があるが隆起する細脈はなく平滑、ときに粉白色になる。花序付属体は有柄で、細棒状で淡緑色から黄緑色、直立するかしばしば上部が前方に曲がる。果実は秋に赤く熟す[2][3]。
分布と生育環境
名前の由来
種の保全状況評価
国(環境省)による選定はない。
都道府県のレッドデータ、レッドリストの選定状況は次の通り[5]。愛知県-絶滅危惧IB類(EN)
ギャラリー
下位分類
ミヤママムシグサの種内変種として、芹沢によって同時に発表されたものに、スズカマムシグサおよびアマギミヤママムシグサがある。両変種ともにミヤママムシグサ同様に、葉の展開の後に仏炎苞が開く[2][6]。
スズカマムシグサ
スズカマムシグサ Arisaema pseudoangustatum Setiz. var. suzukaense Seriz. (2013)[7] - 基本種のミヤママムシグサに比べ葉軸は発達する。仏炎苞筒部は細い筒状で長く、仏炎苞舷部の2倍ほどの長さがある。仏炎苞口辺部は開出せず、半透明になる部分はほとんどない。仏炎苞舷部は卵形で幅が狭く、先端は下に広がらず、舷部内面に筋状の隆起はなく、泡状の凹凸があって全面が白くみえる。標高が高い場所に生育する個体は全体が小型になる傾向がある。岐阜県西部とその周辺の滋賀県・三重県・石川県・福井県に分布し、山地の林縁などに生育する[2]。
アマギミヤママムシグサ
アマギミヤママムシグサ Arisaema pseudoangustatum Setiz. var. amagiense Seriz. (2013)[8] - ホソバテンナンショウ Arisaema angustatum に似るが、仏炎苞舷部は狭卵状三角形で幅が狭く、舷部内面と縁部に微細な乳頭状突起が密に生え、白っぽくみえる。静岡県の伊豆半島に分布し、山地上部の林床、林縁に生育する[2]。