氷ノ山
兵庫県と鳥取県に跨る山
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概要
兵庫県と鳥取県との県境付近の山岳地帯に位置し[2]、氷ノ山後山那岐山国定公園の主峰となっている[1]。
植物は山頂付近にはブナ群落があるほか[2]、標高900メートル以上の仙谷一帯はブナやトチノキの自然林となっている[1]。動物も哺乳類ではツキノワグマ、イノシシ、ニホンザルなどが生息する[1]。また、鳥類では天然記念物のイヌワシが生息する[1]。
豪雪地帯に位置するため近代以降、西麓および東麓とその北隣の鉢伏山にかけて多くのスキー場が建設されているがそれ以外は原生林が保全されており「21世紀に残したい日本の自然100選」や「日本の秘境100選」などに選ばれている。
稲羽誌によれば、天照大神が旭日に映える樹氷を見てヒエの山と呼んだことが名前の由来であるといわれている。山麓の舂米集落には天照大神の御製が伝わる。鳥取県側では、伊勢道として、天照大神が実際に通られた道として、江戸時代には伊勢参りの際に利用された。伊勢道の途中に天照大神が腰掛けたとされるさざれ石がある。(平成21年6月10日日本海新聞記事より)
形成史
氷ノ山は約258~255万年前に噴出した安山岩質溶岩(氷ノ山火山岩)からなる[3]。約310~220万年前(新第三期鮮新世ピアセンジアン~第四紀更新世ジェラシアン)に形成された複成火山の一部であり、北部に隣接する鉢伏山、瀞川山、扇ノ山の山腹部、牛ヶ峰山などと合わせて「照来(てらぎ)」という名称で第四紀火山(約258万年前以降に噴出した火山)に区分されている[4]。
照来火山の活動初期(約310万年前)には、現在の氷ノ山の北約10km地点において大量の火砕流の噴出が生じ、大規模な陥没カルデラ(照来カルデラ:東西14km×南北17km)が形成された[5]。陥没した凹地部分には湖が形成され、初期には層厚200m程度の湖成礫層(湯谷礫岩層)が堆積し、その上位には最大層厚500m以上の湖成泥層(春来泥岩層)が堆積した[5]。この湖成泥層の堆積とほぼ同時期(約280~約250万年前)に安山岩質火山活動が開始し、約260万年前に活発化した[5]。氷ノ山の山頂部(標高約1000m以上の部分)を構成する氷ノ山火山岩は、この活発な安山岩質火山活動のなかで形成された岩体の1つである。陥没カルデラはこれらの安山岩質溶岩と湖成堆積物により埋積され、現在の地形としては残存しておらず、照来コールドロン(地質構造から推定されるカルデラ)と呼ばれている[6][5]。
主な登山ルート
兵庫県側
- 養父市
- 宍粟市
鳥取県側
交通アクセス
山内にある施設
- 氷ノ山国際スキー場
- わかさ氷ノ山自然ふれあいの里
- 鳥取県立氷ノ山自然ふれあい館響の森 - 日本最大のジオラマでブナの森を再現する自然系博物館
- わかさ氷ノ山キャンプ場
- 氷ノ山高原の宿氷太くん
- わかさ氷ノ山スキー場



