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氷ノ山

兵庫県と鳥取県に跨る山 From Wikipedia, the free encyclopedia

氷ノ山(ひょうのせん)は、兵庫県養父市と鳥取県八頭郡若桜町との県境にある山。標高1,510mで中国地方では大山に次ぐ高峰であり[1]、兵庫県の最高峰である[2]。須賀ノ山(すがのせん)とも呼ばれる。日本二百名山やふるさと兵庫50山に選定されている。

標高 1,509.6 m
位置 北緯35度21分14秒 東経134度30分49秒
山系 中国山地 氷ノ山山系
概要 氷ノ山(須賀ノ山), 標高 ...
氷ノ山(須賀ノ山)
標高 1,509.6 m
所在地 日本の旗 日本
兵庫県養父市
鳥取県八頭郡若桜町
位置 北緯35度21分14秒 東経134度30分49秒
山系 中国山地 氷ノ山山系
氷ノ山の位置(日本内)
氷ノ山
氷ノ山の位置
プロジェクト 山
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千町ヶ峰から見た氷ノ山

概要

兵庫県と鳥取県との県境付近の山岳地帯に位置し[2]、氷ノ山後山那岐山国定公園の主峰となっている[1]。

植物は山頂付近にはブナ群落があるほか[2]、標高900メートル以上の仙谷一帯はブナやトチノキの自然林となっている[1]。動物も哺乳類ではツキノワグマ、イノシシ、ニホンザルなどが生息する[1]。また、鳥類では天然記念物のイヌワシが生息する[1]。

豪雪地帯に位置するため近代以降、西麓および東麓とその北隣の鉢伏山にかけて多くのスキー場が建設されているがそれ以外は原生林が保全されており「21世紀に残したい日本の自然100選」や「日本の秘境100選」などに選ばれている。

稲羽誌によれば、天照大神が旭日に映える樹氷を見てヒエの山と呼んだことが名前の由来であるといわれている。山麓の舂米集落には天照大神の御製が伝わる。鳥取県側では、伊勢道として、天照大神が実際に通られた道として、江戸時代には伊勢参りの際に利用された。伊勢道の途中に天照大神が腰掛けたとされるさざれ石がある。(平成21年6月10日日本海新聞記事より)

形成史

氷ノ山は約258~255万年前に噴出した安山岩質溶岩(氷ノ山火山岩)からなる[3]。約310~220万年前(新第三期鮮新世ピアセンジアン~第四紀更新世ジェラシアン)に形成された複成火山の一部であり、北部に隣接する鉢伏山、瀞川山、扇ノ山の山腹部、牛ヶ峰山などと合わせて「照来(てらぎ)」という名称で第四紀火山(約258万年前以降に噴出した火山)に区分されている[4]。

照来火山の活動初期(約310万年前)には、現在の氷ノ山の北約10km地点において大量の火砕流の噴出が生じ、大規模な陥没カルデラ(照来カルデラ:東西14km×南北17km)が形成された[5]。陥没した凹地部分には湖が形成され、初期には層厚200m程度の湖成礫層(湯谷礫岩層)が堆積し、その上位には最大層厚500m以上の湖成泥層(春来泥岩層)が堆積した[5]。この湖成泥層の堆積とほぼ同時期(約280~約250万年前)に安山岩質火山活動が開始し、約260万年前に活発化した[5]。氷ノ山の山頂部(標高約1000m以上の部分)を構成する氷ノ山火山岩は、この活発な安山岩質火山活動のなかで形成された岩体の1つである。陥没カルデラはこれらの安山岩質溶岩と湖成堆積物により埋積され、現在の地形としては残存しておらず、照来コールドロン(地質構造から推定されるカルデラ)と呼ばれている[6][5]。

主な登山ルート

兵庫県側

  • 養父市
    • ブン廻しコース:ハチ高原 ⇒ 小代越え ⇒ 大平頭避難小屋 ⇒ 氷ノ山越え ⇒ 山頂 ⇒ 神大ヒュッテ ⇒ 東尾根避難小屋 ⇒ 福定親水公園(コース所要時間:約7時間)[7]
    • 氷ノ山越コース:福定親水公園 ⇒ 地蔵堂 ⇒ 氷ノ山越 ⇒ 山頂(登り所要時間: 約2時間55分[8] - 約3時間[7])
    • 東尾根コース:氷ノ山国際スキー場 ⇒ 東尾根避難小屋 ⇒ 神大ヒュッテ ⇒ 山頂(登り所要時間:約2時間45分[8])
    • 大段ヶ平コース:大段ヶ平登山口 ⇒ 神大ヒュッテ ⇒ 山頂(登り所要時間:約1時間40分[8] - 約2時間[7])
  • 宍粟市
    • 殿下コース:殿下登山口 ⇒ 二ノ丸 ⇒ 山頂 (登り所要時間:約2時間55分[8])
    • 坂ノ谷コース:坂ノ谷登山口⇒ 二ノ丸 ⇒ 山頂(登り所要時間:約3時間45分[8])

鳥取県側

  • 若桜町
    • 氷ノ越コース:わかさ氷ノ山キャンプ場 ⇒ 氷ノ越 ⇒ 仙谷分岐 ⇒ 山頂 (登り所要時間:約2時間10分[8])
    • 仙谷コース:わかさ氷ノ山スキー場 ⇒ 仙谷分岐 ⇒ 山頂 (登り所要時間:約1時間50分[8])
    • 三ノ丸コース:わかさ氷ノ山スキー場 ⇒ 三ノ丸 ⇒ 山頂(登り所要時間:約3時間20分[8])

交通アクセス

兵庫県側、中腹の氷ノ山国際スキー場より稜線を望む
鳥取県側、わかさ氷ノ山自然ふれあいの里より山頂を望む
兵庫県側登山口まで

JR山陰本線 八鹿駅から全但バス「鉢伏」行で約50分、「福定」下車

鳥取県側登山口まで

若桜鉄道若桜駅から若桜町営バス舂米線で約25分、「氷ノ山ふれあいの里」下車(冬季は「氷ノ山スキー場」まで運行)

高速道路(兵庫県側)

北近畿豊岡自動車道 八鹿氷ノ山IC[9]から国道9号を経由し関宮小代線で「氷ノ山スキー場」方面へ

山内にある施設

周辺

ギャラリー

脚注

関連項目

外部リンク

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