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ミン・ヒジン

韓国の女性アートディレクター、ADOR代表 (1979-) From Wikipedia, the free encyclopedia

ミン・ヒジン(朝: 민희진、漢: 閔熙珍、英: Min Hee-jin、1979年12月16日 住民票には2月16日と記載- )は、韓国のアートディレクター。ADORの元最高経営責任者。2002年にSMエンタテインメントのアートディレクターを担当してから、数々のK-POPアーティストのヒット作品のコンセプトを生み出してきた。2019年からHYBEのブランド統括CBOに就任[1]

生誕 민희진(ミン・ヒジン)
(1979-12-16) 1979年12月16日(46歳)
大韓民国の旗 韓国
国籍 大韓民国の旗 韓国
出身校 ソウル女子大学校 視覚デザイン学科 卒業
概要 ミン・ヒジン 민희진, 生誕 ...
ミン・ヒジン
민희진
生誕 민희진(ミン・ヒジン)
(1979-12-16) 1979年12月16日(46歳)
大韓民国の旗 韓国
国籍 大韓民国の旗 韓国
出身校 ソウル女子大学校 視覚デザイン学科 卒業
職業 アートディレクター、CBO、CEO
活動期間 2002年 -
代表作
活動拠点 大韓民国の旗 韓国
肩書き SMエンターテインメントクリエイティブディレクター(2002~2019)、SMエンターテインメント登記理事(2017~2019)、HYBE CBO (2019~2021)、ADOR CEO (2021~2024)、ADOR 社内取締役(2024)
受賞 Mnet Asian Music Awards - ベストビジュアル & アートディレクターオブザイヤー、ブレイクアウトプロデューサー賞
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2024年以降はHYBEとADORをめぐる対立・法的紛争の中心人物として報じられた。

略歴

1979年 - 2001年: 生い立ち

1979年12月16日、韓国に生まれる。祖父の影響もあり、子供の頃から絵に関心がありデザインに身近な環境で育つ。学生時代にはオーディオディレクターに関心を持った事で放送部の活動をするも、写真への愛情を捨てられず最終的に大学で視覚デザインを専攻[2]。

大学3年の休学中に広告代理店でインターンを経験。その後進路に悩み、卒業する頃にSMエンタテインメントの公開採用の広告を見つけ2002年に応募[2][3]。SMエンタテインメントに応募したのは、ヒジン自身アルバムのカバーを製作する作業に関心があり、レーベルが多くなかった時代に一番認知度が高かった為である[4]。ジャズをベースにしたヨーロッパをはじめとする第三世界の音楽を好みのジャンルとし、大衆的に親しまれる音楽には関心がなかったものの、自身の好奇心が刺激されて面白そうと思ったのもきっかけである[3]。

2002年 - 2018年: SMエンタテインメントでの活躍

2002年に入社してから2年後の2004年の12月にリリースされた東方神起のクリスマスアルバム『The Christmas Gift from 東方神起』でコンセプトや撮影、セットやデザインを構築し、初めて組織的に動いたのをきっかけに制作の幅が広がる様になる[3]。2009年にはSHINeeの『ROMEO』でアルバム名や写真家など、自分で企画したことを完全に実現するようになった[3]。

その後も少女時代の『Gee』でのカラージーンズやEXOの制服コンセプト、f(x)の『Pink Tape』のアートフィルムなどでアートディレクションへの革新的で実験的なアプローチで注目を集めた[5][6]。

2017年、SMのアートディレクト総括として選ばれたものの[7]、燃え尽き症候群により一年で辞職することとなった[6]。

2019年 - 2024年: ビジュアルディレクターからの退任、CBO・CEOに就任から退任まで

2019年7月1日、BigHitエンターテインメントのCBOに任命[8]。9月からはパン・シヒョクとタッグを組んで「PLUS GLOBAL AUDITION」を開催[9]。2021年デビュー予定だったが、コロナ禍でデビュー延期。2021年11月12日、HYBE傘下の新規レーベル「ADOR」を設立させ[10]、翌年7月22日にNewJeansをデビューさせた。

NewJeansのデビューシングル『Attention』のリリースは、K-POP界に大きな衝撃を与えた。ミン・ヒジンは従来のプロモーション方法を一新し、予告なしにミュージックビデオを公開するという斬新な手法を取った[11]。

ミンヒジンはNewJeansのメンバー一人一人の個性を最大限に引き出すために、ファッションやヘアスタイル、メイクアップに至るまで細部にこだわった。また、彼女のデザインは、シンプルでありながらもスタイリッシュで、現代のトレンドを巧みに取り入れている。楽曲もミン・ヒジンによってビジュアルコンセプトとの一貫したテーマとなるように選定され、グループの統一感を高めている。

2022年11月30日、Mnet Asian Music Awardsにてブレイクアウトプロデューサー賞を受賞した[12]。

2024年4月、親会社HYBEが子会社ADORの経営陣に対する監査に着手したことを発表し、対立が表面化した。

HYBEは2024年7月、ミンADOR代表理事とHYBE間の株主間契約の解除を通知した。

ADORの取締役会は2024年8月27日、ミン代表を解任した。ADORは、ミン代表の社内取締役職は維持したまま、NewJeansのプロデューシングを引き続き担当すると明らかにした。

2024年11月20日、ADORの社内取締役を辞任[13]。

2024年 - 現在: フリーランスとして活動

2024年12月14日、前月にADORと一方的に契約解除を希望したNewJeansメンバー5人のVogue Koreaのグラビアのディレクションにフリーランスとして参加したことが発表された[14]。

人物

自宅にPUFFYのフィギュアを飾っている[15][16]。

作品性

愛は存在するが、永遠ではない。恋人との出会いの最初の瞬間に、愛と肯定する。心理的な空気、空虚、空間、この瞬間が永遠に続くということ。私は欲望に囚われている。陰に隠れて、全ての答えを答えられずにいる。

—f(x)(Pink Tapeのアートフィルムにある序盤の台詞[17][注 1]より)

韓国の大手芸能事務所であるSMエンタテインメントに所属している様々なアーティストのアルバムコンセプトを担当・ブランディングを行い、その事から各メディアから「コンセプトの職人」などと表現される事がある[18]。

アートワークやMVの世界観について、一部のファンから岩井俊二の影響があるのではないかと推測されていたが、ミン・ヒジン本人は岩井俊二ではなく小津安二郎やペドロ・アルモドバルからの影響を公言している[19][20][21]。

少女時代の『Gee』のカラージーンズや『Genie』の統一された白い制服スタイル、EXOの『Growl』の学校制服などの衣装のスタイリングから、NewJeansの『New Jeans』の3色展開の丸型バッグやf(x)の『Pink Tape』のピンク色のVHSテープなどといったアルバム制作まで、KPOPアーティストの視覚的プロモーションを独創的なアイデアで統括し、過去にプロデュースした作品は現在でもファンの間で語り継がれている[22]。特にf(x)の『Pink Tape』はMelon選定の韓国大衆音楽名盤100へのノミネートや、レットドットデザインアワードを受賞するといった高い評価を受けている[23]。

自身の作品について「ユ・クイズ ON THE BLOCK」(英語版)のインタビューでは「『この人たちがどのようなグループとして見られるのが、長期的に見て良いのか』を工夫した」と語っており、「目指す場所を具体的にイメージする作業が、コンセプトの構築に必要であることを知っていた。これまでとは異なるプロセスが必要だと思った。(中略)これまでのグループと対比する差別点は何か考えた。そういうものを最大限に引き出すために、ディテールにものすごく気を使った」と続けて語った[24][25]。

制作

SMエンタテインメント

少女時代

SHINee

  • Replay(2008年)
  • The SHINee World(2008年)
  • AMIGO(2008年)
  • Romeo(2009年) 
  • Lucifer(2010年)
  • Hello(2010年)
  • Chapter 1 「Dream Girl - The Misconceptions of You」(2013年)
  • Chapter 2 「Why So Serious? - The Misconceptions of Me」(2013年)
  • Chapter 1 & 2 「The Misconceptions of Us」(2013年)
  • Odd(2015年)
  • Married To The Music(2015年)
  • 1 of 1(2016年)
  • 1 and 1(2016年、Repackage)
  • The Story of Light(2018年)

テミン

  • Ace(2014)
  • Press It(2016)
  • Move(2017)
  • Want(2019)
  • ジョンヒョン
  • She is(2016)

f(x)

  • NU ABO(2010年)
  • Pinoquio(2011年)
  • Hot Summer(2011年)
  • Electric Shock(2012年)
  • Pink Tape(2013年)
  • Red Light(2014年)
  • 4 Walls(2015年)

EXO

  • Growl(2013年)
  • EXODUS(2015年)
  • LOVE ME RIGHT(2015年)
  • EX'ACT(2016年)
  • THE WAR(2017年)
  • DON'T MESS UP MY TEMPO(2018年)

Red Velvet

  • Happiness(2014年)
  • Ice Cream Cake(2015年)
  • The Red(2015年)
  • The Velvet(2016年)
  • Russian Roulette(2016年)
  • Rookie(2017年)
  • The Red Summer(2017年)
  • Perfect Velvet(2017年)
  • The Perfect Red Velvet(2018年)
  • Summer Magic(2018年)
  • RBB(2018年)

NCT

HYBE

ADOR

NewJeans
  • New Jeans(2022年)
  • Ditto(2022年)
  • OMG(2023年)
  • Zero(2023年)
  • Get Up(2023年)
  • How Sweet(2024年)
  • Supernatural(2024年)

BIGHIT MUSIC

V(防弾少年団)
  • Layover(2023年)

評価

大衆音楽評論家であるチョ・ウンジェは「ミン代表はポートフォリオにあまりにも顕著な作品が多い」と評価し、「ミン・ヒジン代表は自身の個性が明確でありながら、アーティストの個性をよく生かすほうだ。コンセプトの側面では、感覚的な小物の使用が記憶に残る」と続けて評価した[22]。

アメリカのポップカルチャーメディアである「Variety」の世界のエンターテインメント業界に影響を及ぼした女性に選ばれた[26]。

2023年4月にはアメリカのビルボードがアメリカ以外の地域で世界の音楽産業を先導するリーダーを選定する「The 2023 Billboard International Power Players」に選ばれた[27]。

受賞

関連項目

脚注

外部リンク

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