ムギツク
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ムギツク(麦突、Pungtungia herzi[1])は、コイ科ムギツク属に分類される淡水魚[2]。
| ムギツク | ||||||||||||||||||||||||||||||
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ムギツク Pungtungia herzi なかがわ水遊園飼育展示個体 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| Pungtungia herzi Herzenstein, 1892 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| ムギツク | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 英名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| striped shiner |
分布
形態
生態
流れの緩やかな河川、用水路等に生息する[2]。仔稚魚や幼魚期は群れをなして生活するが、成長するにつれ、単独で行動することが多くなる[3]。昼行性。性質は臆病で石の下や水草等の物陰に潜んでいることが多い。
食性は動物食傾向の強い雑食で[1]、水生昆虫や藻類などを石をつつきながら食べる[1]。
繁殖形態は卵生で、5-6月に石の下や水草などに卵を産みつける[1][2]。オヤニラミやコウライオヤニラミ、ドンコ、ギギ等の巣に托卵することもある[1][2][4][5]。その他ヌマチチブやヨシノボリ類、外来種のブルーギル、オオクチバス等にも托卵するとされるが、詳細は不明。受精卵は、水温22-25度で約4-5日で孵化する[2]。
人間との関係
開発による生息地の改変に伴い、本来の生息地では生息数の減少がみられるところが多い。一方で、人為的に、関東地方に移入されている[1][6][注釈 1]。
一般的ではないものの、食用とされることもある[2]。肉は淡白で[2]、塩焼き・唐揚げ・甘露煮などにできる。肉質は良い。ただし、内部寄生虫(肝吸虫等)を保持する可能性があり、生食は薦められないとされる。
採集方法としては網を使い水草を掬う他に、釣りで捕らえることもできる。
観賞魚として飼育されることもある。鮮やかな縦帯と橙色の鰭をもつので、日本国内に分布する淡水魚では人気が高く、飼育も容易とされている。本来の生息地ではない地域でも販売されている。加えて、本種を含めた国内移入種(コイ・アユ・オヤニラミ・ハス・カネヒラ・ドンコなど)による生態系の攪乱が懸念されている。大阪府レッドリスト2014では「絶滅危惧Ⅱ類」に分類されている[2]。