めざせ! ムショラン三ツ星

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めざせ! ムショラン三ツ星 刑務所栄養士、今日も受刑者とクサくないメシ作ります』(めざせ ムショランみつぼし けいむしょえいようし、きょうもじゅけいしゃとクサくないメシつくります)は、黒栁桂子による日本ノンフィクション作品[1]

著者 黒栁桂子
発行日 2023年10月20日
概要 めざせ! ムショラン三ツ星, 著者 ...
めざせ! ムショラン三ツ星
著者 黒栁桂子
発行日 2023年10月20日
発行元 朝日新聞出版
ジャンル ノンフィクションエッセイ
日本の旗 日本
言語 日本語
ページ数 236
公式サイト publications.asahi.com
コード ISBN 978-4-02-251906-1
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概要

現役の刑務所管理栄養士である著者が、刑務所の炊場(炊事工場)において調理経験の乏しい受刑者たちとともに給食作りに取り組む日々を描いた実録エッセイ[1][2][3]。2023年10月20日に朝日新聞出版より刊行された[1]

一般に「クサい」といわれる刑務所の食事の実態や、受刑者自身が給食を作っている仕組み、限られた予算や厳しい制約の中で工夫を重ねる現場の様子が紹介されている[1][3]。また、料理初心者の受刑者たちが試行錯誤しながら調理技術を身につけていく過程や、「食」が更生に果たす役割についても描かれる[1][3]

2026年4月に漫画化[4]、同年5月にテレビドラマ化された[5]

内容

著者は何も知らず刑務所の炊場に配属され、調理経験のほとんどない受刑者たちとともに給食作りを行うことになる。刑務所では受刑者自身が刑務作業の一環として食事を作っており、炊事班は多数の食事を限られた人員で調理する重労働を担う[1][3]

本書では、冷凍コロッケが爆発する、食材の扱い方が分からないといった初心者ゆえのトラブルや珍事件を交えつつ、より美味しく健康的な「クサくないメシ」を目指す取り組みが描かれる[1]。また、「どんぶりぜんざい」など刑務所で人気のメニューや、低予算で工夫されたレシピも紹介されている[1][3]

受賞歴

  • 2024年 - 日本ど真ん中書店大賞受賞[6]

用語

ムショラン
ミシュラン(ミシュランガイド)をもじった著者による造語。刑務所の給食でミシュラン三ツ星ならぬ、ムショラン三ツ星を目指す、本作のタイトルの由来。
炊場(すいじょう)
受刑者の給食を調理する炊事工場(すいじこうじょう)の略語。刑務所特有の言葉。
刑務所栄養士
刑務所に勤務する管理栄養士。法務省の専門職である法務技官(国家公務員)。本作の刊行時点で全国に20名ほどしかいない。
毎月の献立の作成と、炊場で給食を調理する受刑者の調理指導を週1 - 2回執り行う。
赤六法(あかろっぽう)
矯正実務六法の通称。刑務所職員が仕事をする上で必要な法令集。憲法政令省令訓令通達などが載っている。
累犯(るいはん)
犯罪を繰り返すこと。本作では刑法上の定義ではなく、再犯の文脈で用いられている。

書誌情報

黒栁桂子 『めざせ! ムショラン三ツ星 刑務所栄養士、今日も受刑者とクサくないメシ作ります』

漫画

Nemuki+』(朝日新聞出版)にて2026年5月号から、漫画:ちさかあやによるコミカライズ版が連載中[4]

テレビドラマ

概要 ムショラン三ツ星, ジャンル ...
ムショラン三ツ星
ジャンル 連続ドラマ
コメディ
原作 黒栁桂子
『めざせ!ムショラン三ツ星』
脚本 鈴木香里
服部隆
青塚美穂
演出 本橋圭太
瀬野尾一
出演者 小池栄子
中村蒼
ともさかりえ
玉置玲央
関口メンディー
小坂菜緒
葉山奨之
板橋駿谷
パンツェッタ・ジローラモ
ひょうろく
DOTAMA
山内圭哉
三宅弘城
温水洋一
塚本高史
生瀬勝久
國村隼
ナレーター ヒコロヒー
音楽 SHINCO(ラップボーカル:Rachel
遠藤浩二
エンディング Chilli Beans.「breath」
国・地域 日本の旗 日本
言語 日本語
製作
制作統括 渡邊竜
髙橋練
谷口卓敬
プロデューサー 勝木孝
制作 NHK EP
製作 NHK総合
松竹
放送
放送チャンネルNHK
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2026年5月23日 -
放送時間土曜 22:00 - 22:45
放送枠土曜ドラマ
放送分45分
回数5(予定)

特記事項:
6月13日は放送休止[7]
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ムショラン三ツ星』(ムショランみツぼし)のタイトルで2026年5月23日よりNHK総合土曜ドラマ」枠で放送中[5][8]。主演は小池栄子[5][8][9][10]

あらすじ

腕利きのイタリアンシェフとして名を馳せた銀林葉子は、ある出来事をきっかけに男子刑務所の管理栄養士として働くことになる。

「少しでも更生につながる食事を」という信念のもと、葉子は料理初心者の受刑者たちとともに炊場での給食作りに挑む。戸惑いや衝突を繰り返しながらも、食を通じて受刑者たちと向き合い、交流を深めていく。

キャスト

刑務所職員

銀林葉子
演 - 小池栄子
元一流イタリアンシェフ。刑務所の管理栄養士として働く。
杉山賢二
演 - 中村蒼[5][11]
炊場で葉子とともに働く刑務官。受刑者たちの調理作業の管理を担当。
瀬下万美子
演 - ともさかりえ[5][11]
工場区主任の刑務官。上司をあしらうことがうまく、「オヤジ転がし」と呼ばれる。
斉藤俊一
演 - 塚本高史[9][10][11]
矯正処遇部部長。刑務所の秩序を守る堅物で別名「雷神」。
丹後眞人
演 - 三宅弘城[9][10][11]
刑務官。葉子の直属の上司。献立のチェックや検食を担当。別名「たこ饅頭」。
田端基
演 - 葉山奨之[9][10][11]
炊場担当の刑務官。
橋本サチ
演 - 小坂菜緒[9][10][11]
医療課の看護師。
中津川聡
演 - 河相我聞[9][10][11]
医療課の矯正医官。
入江鷹雄
演 - 生瀬勝久[5][11]
総務部総務部長。刑務所の秩序維持のため規則に厳しく、別名「風神」。
名取恒太朗
演 - 國村隼[5][11]
刑務所長。イタリア通で料理が得意。

受刑者

炊場で働く受刑者たち。

川口心平
演 - 玉置玲央[5][11]
過失致死罪で服役中の受刑者。384番。
尾藤護
演 - 関口メンディー[5][11](幼少期:ケント・メンヤ[12]〈第2話〉)
他の刑務所でも服役経験のある受刑者。278番。
竹田照男
演 - 温水洋一[8][11]
万引きを繰り返す累犯の受刑者。炊場の最年長。44番。
梅川龍二〈37〉
演 - 板橋駿谷[8][11]
闇バイトで捕まった受刑者。126番。別名「アニキ」。
三島茂
演 - ひょうろく[8][11]
葉子を女神とあがめる受刑者。124番。
久我瑛人
演 - DOTAMA[8][11]
自称ラッパーの受刑者。237番。
矢部健吾
演 - 山内圭哉[8][11]
知能犯の受刑者。320番。別名「ハカセ」。
辻紘貴
演 - 阿佐辰美[8][11]
元ホストの受刑者。121番。

葉子の関係者

銀林灯(ぎんばやし あかり)
演 - 石川萌香[9][10][11]
葉子の娘。社会人1年目だが、代行サービスを使い退職する。
銀林翔(ぎんばやし しょう)
演 - 川口和空[9][10][11]
葉子の息子。中学3年生。
岡本佑介
演 - 庄司智春[11]
葉子が働いていたイタリアン店「ラ・ベラ・アルバ」のオーナー。
ロレンツォ
演 - パンツェッタ・ジローラモ[9][10][11]
シェフ。葉子のイタリア修行時代の師匠。

ゲスト

第1話
司会者
演 - 安東弘樹[13]
葉子が出場したイタリア料理コンテスト「マスターイタリアーナジャパン2024」の司会者。
カメラマン
演 - 小石周平[14]
「マスターイタリアーナジャパン2024」で写真撮影するカメラマン。
ラ・ベラ・アルバの従業員
演 - 住吉晃典[15]、諌山幸治[16]
「マスターイタリアーナジャパン2024」で葉子の調理をアシストする。
受刑者
演 - 瀬野一至[17](役名:天野〈第2話・第3話〉)、加来亮凪[18](役名:神谷〈第2話・第3話〉)、湯川尚樹[19](役名:新井〈第2話・第3話〉)、稲田崇光[20](第3話)
新人管理栄養士の葉子の様子を炊場の受刑者たちに質問する。
真弓
演 - 櫻井淳子[21](第3話[注 1]
川口の過失で夫を亡くした被害者遺族。
第2話
こづえ
演 - 濱田マリ[22]
尾藤護の母親。息子が罪を償い、再び一緒に暮らせることを願っている。
岸田
演 - 林和義[16]
川口の過失で亡くなった勤務先の工場主。
第3話
梅川斗真
演 - 湯本晴[23]
梅川の息子。誕生日に梅川と一緒に作った甘いドーナツを食べることを楽しみにしていた。
宏志
演 - 忍成修吾[24]
葉子の別れた夫。再就職に取り組む娘・灯の相談に乗る。

スタッフ

エピソードリスト

さらに見る 話数, サブタイトル ...
話数サブタイトル[26]初回放送日 脚本演出
第1話コロッケ大爆発
2026年5月23日
鈴木香里本橋圭太
高級イタリアン店の人気シェフ・銀林葉子は、オーナーの売上金横領によって店が閉店し、突然職を失う。二人の子どもを抱えた葉子が新たに働くことになったのは、地元の男子刑務所だった。戸惑いながらも、管理栄養士として受刑者たちの食事作りに関わっていく。しかし、調理に慣れていない受刑者たちは失敗ばかり。赴任初日にはコロッケを爆発させ、別の日にはサバの梅煮に片栗粉を入れすぎて煮汁を固めてしまう。葉子は梅煮に手を加え作り直すが、サバの切り身の大きさに差が生じたことを刑務官・杉山から「不平等だ」と指摘され、身をほぐして均等に分けることになる。料理の見た目より平等を優先する刑務所の厳しいルールに、葉子は次第に疲弊していく。そんな中、過失致死罪で服役中の受刑者・川口が、被害者遺族との面会で強く責められ、深く傷つく。絶望した川口は、サバアレルギーを持つがサバの梅煮を食べ、アナフィラキシーショックで倒れてしまう。命を粗末にするような行動に、「人を笑顔にするために料理を作っている」と考えてきた葉子は怒りをぶつける。一度は退職を考えた葉子だったが、受刑者たちはただの悪人ではなく、弱さや孤独を抱えた人たちでもあると気づき始める。やがて葉子は、刑務所長の名取から「人生に絶望した受刑者たちが、生きる力を取り戻せるよう支えてほしい」と託される。食事を拒む川口に野菜スープを差し入れた葉子は、食を通じて受刑者たちの更生を支えていく決意を固める。
第2話俺んちのカレー
5月30日
鈴木香里本橋圭太
葉子は予算や使用食材の厳しい制約の中、給食の献立を決める会議に向けて準備を進めていた。さらに郷土料理を献立に加えるよう求められ、頭を悩ませていたが、愛知県の「イカフライレモン」を提案し、所長・名取の後押しもあって承認を得る。一方、受刑者の尾藤は「濱崎刑務所の麦飯は他の刑務所より少ない」と不満を訴えていた。イカフライレモンが好評だったことから、葉子は受刑者たちに好きな献立を聞き取り、人気の高いカレーを次の献立に採用しようと考える。しかし、受刑者たちの出身地や育った環境はさまざまで、どんなカレーにすべきか決められない。そんな中、名取から「あなたらしいカレーを作ればいい」と助言され、葉子は七夕にちなんだ「七夕風カレー」を考案する。七夕風カレーは、刑務所で献立にする根拠がないと総務部長の入江や矯正処遇部長の斉藤らから反対されるが、杉山が、刑務所では季節感や時間の流れを感じにくいからこそ、七夕を意識した献立には意味があると訴え、採用される。七夕風カレーに入っていた星形のニンジンを見た尾藤は、シングルマザーの母・こづえが作ってくれた幼いころのカレーを思い出し胸を熱くする。さらに葉子から麦飯の量に差はなく、刑務所ごとの食器の形状の違いによる錯覚だと丁寧な説明を受け、自分の訴えを真剣に受け止めてくれたことに感謝する。受刑者たちの過去や思い出に寄り添う献立づくりを通じて、葉子は栄養士としての新たな手応えを得てゆく。
第3話ドーナツはボーナス
6月06日
服部隆瀬野尾一
葉子は刑務官の田端から、炊場で長時間働く受刑者たちの「延長食」で彼らをねぎらいたいと相談を受け、ドーナツの提供を思いつく。予算削減を進める入江の反対に遭うが、低コストの豆腐ドーナツを考案する。一方、私生活では就職が決まらない娘・の外泊が増え、葉子は親としての不安を募らせていた。ある日、延長食のドーナツが特別待遇だとして他の受刑者たちの不満を招き、刑務所内でトラブルが発生、規律の乱れを問題視した入江は延長食を中止する。さらに葉子は、灯が隠れて元夫・宏志に悩みを相談し、一人暮らしを希望していると知り、娘との距離を感じるようになる。そんな中、葉子は受刑者・梅川から息子との思い出の味である甘いドーナツについて聞かされる。杉山の助言もあり、葉子は受刑者全員に提供できる「あんこドーナツ」を考案。「砂糖にはリラックス効果があり、受刑者同士のトラブル防止にもつながる」と入江を説得し、献立として採用させる。調理当日、ガスコンロが故障するトラブルが発生するが、梅川の機転で炊飯器で小豆を炊いて完成させ、受刑者たちは久しぶりの甘味を喜ぶ。その夜、葉子は刑務官の瀬下や看護師の橋本らと祝杯をあげる。同席する杉山は、かつて担当した元受刑者からの感謝の手紙を示しながら「人は変われる」と語り、出所する梅川にも励ましの言葉を送る。しかし梅川の出所後、炊場だけにドーナツが配られていたのを他の受刑者に漏らしたのが梅川だったと判明、さらに梅川が暴行致傷容疑で再逮捕されたと報じられ、葉子は更生の難しさという厳しい現実を突きつけられる。
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  • 6月13日は放送休止[7]
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NHK総合 土曜ドラマ
前番組 番組名 次番組
まぐだら屋のマリア
(2026年4月18日 - 5月9日)
ムショラン三ツ星
(2026年5月23日 - )
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脚注

外部リンク

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