チャールダッタはマイトレーヤに貧乏をかこつ。一方サンスターナカはヴァサンタセーナーを追うが、サンスターナカとともにいた廷臣がこっそりチャールダッタの家をヴァサンタセーナーに教える。ヴァサンタセーナーは悪者に装飾品を狙われていると言い、チャールダッタのもとに自分の装飾品をあずける(以上第1幕)。装飾品をあずけたのは、チャールダッタに再会するための口実だった。
博奕で金をごまかした按摩が胴元に追われてヴァサンタセーナーのもとに逃げこむ。ヴァサンタセーナーは按摩がもとチャールダッタに仕えていたことを知って彼をかくまい、追ってきた胴元に自分の腕輪を渡す。按摩は出家を決心する。
ヴァサンタセーナーの飼っていた象が暴れて大騒ぎになるが、それをうまく鎮めた男に対し、チャールダッタは上衣を与える。ヴァサンタセーナーは宝石とひきかえにその上衣を得る(以上第2幕)。
シャルヴィラカはチャールダッタの家の壁に穴をあけ、マイトレーヤが持っていたヴァサンタセーナーの装飾品を盗む。チャールダッタの妻はそれを聞いて自分の首飾りをチャールダッタに渡し、これをかわりにするように伝える(以上第3幕)。この装飾品でシャルヴィラカは愛するマダニカーをヴァサンタセーナーから受けだそうとするが、マダニカーは装飾品がヴァサンタセーナーのものであることを話す。ヴァサンタセーナーはマダニカーを自由にしてシャルヴィラカの妻とする。
そこへ、パーラカ王がアールヤカを捕えたという話が伝えられる。シャルヴィラカは友人であるアールヤカを助けに向かう。
マイトレーヤが首飾りを渡すためにヴァサンタセーナーの遊廓を訪れる。ヴァサンタセーナーはチャールダッタにあいさつに行くことにする(以上第4幕)。
嵐の中、ヴァサンタセーナーはチャールダッタのもとをおとずれる。装飾品をめぐる事情が明らかになり、ヴァサンタセーナーはチャールダッタと情を通じる(以上第5幕)。
チャールダッタの子のローハセーナは土で作ったおもちゃの車をいやがる。ヴァサンタセーナーは自分の装身具を渡して、これで黄金の車を作らせる。
チャールダッタはプシュパ・カランダカ遊園を訪れ、ヴァサンタセーナーにも後から来るように車を用意する。しかし手違いによってヴァサンタセーナーはサンスターナカのもとに行く車に乗ってしまう。
一方アールヤカはシャルヴィラカの助けによって牢獄から逃げだし、本来ヴァサンタセーナーが乗るはずだった車に乗りこむ。御者はヴァサンタセーナーが乗ったものと思いこんで走りだす。途中で検問にひっかかるが、警吏のチャンダナカはシャルヴィラカに恩があったため、アールヤカを見逃す(以上第6幕)。チャールダッタはアールヤカを助ける(以上第7幕)。
サンスターナカは自分の車にまちがって乗ったヴァサンタセーナーを発見し、彼女に迫るが拒絶されたため、怒って首を締めて殺す。サンスターナカはチャールダッタに罪を着せようとする。サンスターナカが去った後、ヴァサンタセーナーは息をふきかえし、いまは仏教の比丘になっているもと按摩に助けられる(以上第8幕)。
サンスターナカはチャールダッタを殺人の罪で訴える。最初はチャールダッタを信用していた裁判官だったが、次々にチャールダッタに都合の悪い証言が集まる。マイトレーヤは黄金の車を作らせるためにヴァサンタセーナーが渡した装飾品を返しに行こうとしていたが、チャールダッタが裁判所に呼び出されたと聞いて途中で引きかえして裁判所へ行く。サンスターナカともみ合いになり、そこで服から装飾品を落とす。サンスターナカはこの装飾品を奪うためにチャールダッタがヴァサンタセーナーを殺したと主張する。チャールダッタはヴァサンタセーナーが死んだ今となっては自分が生きていても意味がないと自棄になり、自分が殺したと自白する。パーラカ王はチャールダッタを串ざしの刑に処するように命じる(以上第9幕)。
チャールダッタがまさに刑死しようとしたとき、ヴァサンタセーナーと比丘があらわれて、事実を告げる。
シャルヴィラカが登場し、アールヤカがパーラカを倒して新しいウッジャイン王になったことを告げる。新王はチャールダッタをクシャーヴァティー王に封じる。サンスターナカが縛られて登場するが、チャールダッタは彼を赦す。チャールダッタの妻は夫に殉死しようとしていたが、チャールダッタが止めにはいる。他の登場人物にもそれぞれ恩賞が与えられ、大団円のうちに劇が終わる(以上第10幕)。