モッコク
モッコク科モッコク属の樹木
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分布と生育環境
特徴
常緑広葉樹の中高木[6][4]。成長すると樹高は約6メートル (m) 、時には15 m、胸高直径80センチメートル (cm) に達する大木となる。枝が密集して整った樹形をつくり[6]、全体としては円錐形のきれいな樹形になる[3]。幹の樹皮は暗灰色で滑らか[3]、皮目が多い。若い枝は灰褐色で無毛である[3]。
葉は互生ながら、枝先に集まる。葉身は長さ4 - 7 cmの倒卵状楕円形あるいは狭倒被卵形、あるいは狭倒卵形で、葉先は丸く、葉脈が見えない厚い革質で光沢があり、暗緑色をしている[5][3][4]。十分に日光が当たる環境では葉柄が赤みを帯びる[3]。
花期は6 - 7月ごろ[6]。直径2 cmほどの白色から黄色へ変化する花を付け[5][6]、芳香を放つ。花は葉腋に単生し、1 - 2 cmの柄があって、曲がって花は下を向く[5]。株によって両性花または雄花をつけ、雄花の雌しべは退化している。
両性花をつける株には、直径10 - 15ミリメートル (mm) の球形で卵状球形の果実が実り、秋(10 - 11月)になると熟す[4]。果実が熟すと厚い果皮が不規則に裂けて、橙赤色の種子を露出する[4]。この種子は鳥によって食べられて親木から離れたところまで運ばれると考えられている。また、この種子は樹上で赤く目立つため、アカミノキの別名がある。
冬芽は半球形や円錐形で紅紫色、多数の芽鱗の重なりが目立つ[3]。葉の付け根につき、枝先では輪生状の葉のもとにつく[3]。まず葉が展開して新枝が伸び、新枝に花芽ができる[3]。葉痕は半円形で、維管束痕が1個つく[3]。
樹形 葉 幹 花 若い果実 熟して割れた果実