モハンマド・カゼミ
イランの軍人 (1961-2025)。イスラム革命防衛隊情報局長
From Wikipedia, the free encyclopedia
経歴
1980年代に最高指導者ルーホッラー・ホメイニーが反対意見を弾圧するために創設した革命委員会に創設時から参加[2]。
イランの治安要員として最も著名な人物の一人と見なされるようになり、少なくとも2013年にはイスラム革命防衛隊情報保護機関のトップになっていた[2]。正確な長官就任日は不明だが、2022年6月にマジド・ハデミが同機関の長官に任命された際の革命防衛隊傘下のファルス通信の報道では、前任者である彼について14年間同機関の中核的立場にあったとしている[6]。
イスラム革命防衛隊情報機関長官ホセイン・タエブがトルコのイスラエル人観光客を狙ったテロを計画して失敗し、トルコ政府との外交上の亀裂が入ったことで、2022年6月にタエブが解任されると、代わってイスラム革命防衛隊情報機関の長官に就任した[2]。
2022年のマフサ・アミニ抗議運動に対する残虐な弾圧の廉でイラン高官たちにアメリカ合衆国から制裁が課された際、カゼミも制裁対象者となった。アメリカ政府によれば、革命防衛隊情報機関は、長年にわたるイラン国民弾圧の実績を持つイラン政権内においても、特に残虐な治安機関の一つであり、その長官であるカゼミは就任以来イラン全国の市民社会に対する取り締まり強化を監督してきたという[1]。
2024年10月にはイスラエルに対する敵対活動、およびイスラエル国民に対する脅迫、計画、攻撃の実施の廉でイギリスからも制裁対象となった[2]。
12日間戦争中の2025年6月15日、イスラエル軍の空爆により、副官のハサン・モハッゲグ将軍らとともに絶命した[3][7][8]。